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ゴルゴ13総合研究所『俺の背後に立つな!』

ゴルゴ13の全ストーリーを解説

ゴルゴ13第5巻-5飢餓共和国

2006-09-27 00:40:11 | 第001巻~第005巻

■飢餓共和国(第25話) 発表1970年9月

評価    ★★★★★

依頼人   ナイジェリア・イボ族オハネヒ将軍

ターゲット  ダイナマイトを狙撃、油田爆破

報酬    「はした金」・・・数枚の札に硬貨5枚

今回弾丸発射数   9 / 通算弾丸発射数 147

今回殺害人数    5/ 通算殺害人数   117

今回まぐわい回数 1/ 通算まぐわい回数  17

<ストーリー>
ガボン共和国からの移動中、ハイジャックに巻き込まれたゴルゴ。その時ゴルゴは・・・

<この一言>
あんたが白で、おれが黄。色とりどりでいいじゃないか

<もう一言>
もういい・・・二度三度と味わえる女は・・・そうざらにはいない

<解説>
プロフェッショナルとしてのゴルゴと、男気を魅せるゴルゴの両面が描かれる佳作。報酬は$50,000以上といわれているゴルゴだが、本作では「はした金」で依頼を受けている。具体的な金額は不明だが、数枚の紙幣と硬貨5枚が描かれているのみ。男気で仕事を請け負うゴルゴに心酔。少年『サマンバ』から賞賛の目で見られ、「ぼくはあなたを尊敬します」と慕われる。しかし、その少年が敵弾に傷ついた際、作戦遂行のために少年を犠牲にするよう依頼を受けるゴルゴ。躊躇無く引き金を引き、少年もろとも油田を爆破するゴルゴのプロフェッショナル振りに戦慄。クライマックスでは、少年を犠牲するように依頼した将軍が、少年の実父であることが明らかに。戦場に生きる男たちの悲哀に涙。
なお、本作ではゴルゴが自身の肌の色を「黄」と話していることから、ゴルゴは黄色人種あるいは黄色人種との混血であることが判明。
また、本作はガボン共和国から始まるが、第2巻-4『熱い熱風』はガボン共和国が舞台であり、ガボンから移動中に本件に巻き込まれた可能性が濃厚。

ズキューン

ゴルゴ13 (5) 巻掲載
★ゴルゴ・グッズ紹介 デイブ・マッカートニーの店★

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ゴルゴ13第5巻-4スタジアムに血を流して

2006-09-26 00:32:28 | 第001巻~第005巻

■スタジアムに血を流して(第24話) 発表1969年11月

評価    ★★★

依頼人   なし

ターゲット  デイビット・クルーガー

報酬    なし

今回弾丸発射数   7 / 通算弾丸発射数 138

今回殺害人数   6/ 通算殺害人数   112

今回まぐわい回数 1/ 通算まぐわい回数  16

<ストーリー>
シンジケートのボス『ニコラス・メランギ』はゴルゴ殺害を企て刺客を放つ。迎え撃つゴルゴは・・・

<この一言>
狼の牙はすぐ癒える。そして狼の牙が癒えた時、おまえの最期だ!

<解説>
ゴルゴ殺害を目論むシンジケートのボス『メランギ』。彼が放った刺客は、オリンピックの射撃競技で世界最高記録をうち立てたデイビット・クルーガー。このクルーガー、アマチュア最高峰とあって、射撃の腕は侮れない。威嚇のためにゴルゴの右腕のカフスボタンだけを狙い、みごとカフスをはじき飛ばす正確無比な射撃には、ゴルゴも一目置いている。対決シーンでもゴルゴの右腕に着弾させ、右手での射撃を断念させている。最終的には射撃の癖を見破られ、銃を左手に持ち替えたゴルゴの餌食になるのだが、クルーガーの放った銃弾がゴルゴに負わせた傷はよほど深かったのだろう。ゴルゴは即座に『メランギ』の殺害には向かわず、傷が癒えてから殺りに行くとしており、明確な『メランギ』の死亡は描かれていない。

余談であるが、このクルーガー、パチスロ『ゴルゴ13 THE PROFESSIONAL』に採用されている。クルーガーが登場すればボーナス確定という熱いキャラクターなので、スロットファンにおいてクルーガー人気は高い。

ズキューン

ゴルゴ13 (5) 巻掲載
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ゴルゴ13第5巻-3白の死線

2006-09-25 00:41:41 | 第001巻~第005巻

■白の死線(第23話) 発表1969年11月

評価    ★★★

依頼人   ソ連国家保安部(KGB)

ターゲット  オルグ・セルナク博士

報酬    $50,000

今回弾丸発射数   4 / 通算弾丸発射数 131

今回殺害人数   4/ 通算殺害人数   106

今回まぐわい回数 2/ 通算まぐわい回数  15

<ストーリー>
生物化学兵器を研究するソ連の科学者が亡命。KGBは科学者の殺害をゴルゴに依頼するが・・・

<この一言>
あんたの味に値段はつかないのか?

<もう一言>
おいっ、起きろっ。眠ったらおしまいだぞっ

<解説>
雪山をスキーを履いて直滑降、ターゲットを一撃でしとめるゴルゴ。脇の下に忍ばせた拳銃で、背後の敵の心臓を正確に射抜くゴルゴ。射撃の腕は既にスーパー・プロフェッショナルであるが、ピロー・トークとベッド・マナーは完成されておらず、イタい。
・「あんたの味に値段はつかなのか?」この台詞はゴルゴもそれなりに堪能したとの表意か、それともつまらない冗談か?
・射撃において一番重要な右手の人差し指を女にしゃぶらせ、歯形をつけられている
ゴルゴには右手が不定期にしびれる持病があるが、本作において女にかまれたのが原因ではないか?
だとすれば本作の意味はまるで違ったものとなり、非常に重要な作品となる。
また、1つの作品内で2度まぐわうレアな作品(第4巻-4『魔笛のシュツカ』に続き2話目)。

ズキューン

ゴルゴ13 (5) 巻掲載
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ゴルゴ13第5巻-2殺意の交差

2006-09-24 13:35:06 | 第001巻~第005巻

■殺意の交差(第22話) 発表1969年10月

評価    ★★

依頼人   ABCレジャーコンツェルン アルバー会長

ターゲット  ABCレジャーコンツェルン ブラウン社長

報酬    $20,000

今回弾丸発射数   2 / 通算弾丸発射数 127

今回殺害人数   1/ 通算殺害人数   102

今回まぐわい回数 0/ 通算まぐわい回数  13

<ストーリー>
スポーツ・ジムで声をかけられ殺害を依頼されるゴルゴ。だが、真の依頼者は別にいて・・・

<この一言>
おれには関係のない何かがもうひとつ、起こっていたらしいな

<もう一言>
このライターも寿命がきたらしい

<解説>
筋骨隆々の裸が描かれているが、その体に傷が全くないことから、若き日のゴルゴと考えられる。本作は、アーリー・ゴルゴのほろ苦い経験として捉えるべき作品。あまりにもそっけない偶発的な事象でゴルゴが死にかけている。死から免れたのは全くの運。驚愕の表情を露わに、全身が硬直しているゴルゴを確認できる。今のゴルゴであれば、時限爆弾の時計の音に気づいているはずで、偶然に自分の命をあずけるようなまねは決してしないだろう。また、タバコに火をつける際、ライターが着火しない。現在の用意周到なゴルゴならば、ライターのオイル切れなどあり得ない。ゴルゴにとっても本件は忘れ去りたいエピソードであるに違いない。

ズキューン

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ゴルゴ13第5巻-1帰ってきた標的

2006-09-23 23:51:42 | 第001巻~第005巻

■帰ってきた標的(第21話) 発表1970年8月

評価    ★★★★

依頼人   ロッキー・ブラウン

ターゲット  アメリカ麻薬密売組織帝王 バクシイ”ビッグ”ガボール

報酬    $50,000

今回弾丸発射数  19 / 通算弾丸発射数 125

今回殺害人数   9/ 通算殺害人数   101

今回まぐわい回数 1 / 通算まぐわい回数  13

<ストーリー>
麻薬密売王の側近からボスの狙撃を依頼されたゴルゴ。だが、狙撃した密売王に再び対峙することに・・・

<この一言>
おれはいちどにふたりの依頼人はもたないことにしている

<もう一言>
1発目は怒り、2発目は恐れ、3発目は・・・愛

<解説>
依頼人の嘘や裏切りを決して許さないゴルゴが描かれている。真のターゲット、真の依頼人は誰かというミステリー仕立ての展開が面白い。また、本作ではまだ成熟していないゴルゴを確認できる。露骨な驚きを2回も顔に出しているのだ。近くで銃声を聞いたときの驚きの表情は、ゴルゴ史上最大のものであろう。次作でも明らかな驚きを体現しており、この第5巻時点で、ゴルゴはまだ「パーフェクト・マシーン」になりきれていない。

ズキューン

ゴルゴ13 (5) 巻掲載
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