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ゴルゴ13総合研究所『俺の背後に立つな!』

ゴルゴ13の全ストーリーを解説

ゴルゴ13第70巻-3心霊兵器

2007-05-23 23:55:34 | 第066巻~第070巻

■心霊兵器(第244話) 発表1985年12月

評価   ★★★

依頼人   CIA西ドイツ支部 支部長

ターゲット KGB超能力者フリーマン

報酬     不明

今回弾丸発射数      2/ 通算弾丸発射数 1,372

今回殺害人数        1/ 通算殺害人数   1,471

今回まぐわい回数    0/  通算まぐわい回数    83

<ストーリー>
西ドイツミサイル基地の管制室で3名の兵士が精神に異常をきたす。CIAはKGBの心霊兵器=超能力者の仕業と考え、ゴルゴに超能力者の狙撃を依頼する・・・

<この一言>
提示した報酬が俺のスイス銀行の口座に振り込まれたのを確認次第仕事にかかろう・・・

<解説>
西ドイツのミサイル基地管制室で、兵士が精神異常をおこしミサイル発射ボタンを押そうとする事故が連続して発生。一連の事故はKGBの超能力者によるマインドコントロールであると睨んだCIAは、超能力者フリーマンの殺害をスナイパー「セバスチャン・カー」に依頼する。しかし、カーは手の痺れを感じて狙撃に失敗、CIAは「心霊兵器」フリーマンの脅威に怯えるが、カーはアルコール中毒で手が痺れているだけであった。CIAは、心霊兵器の真偽を確かめるためゴルゴにフリードマンの殺害を依頼する。

ゴルゴはフリーマンをバルコニーにおびき寄せるため、サブリミナル映像をTV番組に仕込み、難なく狙撃に成功。フリーマンが心霊兵器かどうかの確証を掴めぬままCIAは事件の幕引きを行うが、実は占い師に扮していた女がKGBの心霊兵器で、催眠術により発狂状態を作り出していたのであった。

超能力を題材にした作品には、第58巻-3『テレパス』がある。KGBの超能力研究はかなり進んでいるようだ・・・

ズキューン

ゴルゴ13 (70) 巻掲載
ゴルゴ13 144巻(最新刊)発売
★ゴルゴ・グッズ紹介 デイブ・マッカートニーの店★

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ゴルゴ13第70巻-2血統の掟

2007-05-22 01:19:57 | 第066巻~第070巻

■血統の掟(第243話) 発表1985年7月

評価   ★★★

依頼人   ①MI5ミドルトン部長 ②英国ジョッキークラブ理事長ギデオン・デ・グレイ

ターゲット ①英国王室プリンセスの父 ②競争馬ギルフィ

報酬     ①不明 ②$50000

今回弾丸発射数      4/ 通算弾丸発射数 1,370

今回殺害人数        4/ 通算殺害人数   1,470

今回まぐわい回数    0/  通算まぐわい回数    83

<ストーリー>
英国ジョッキークラブ理事長は、ロシア馬の血が混じっている競走馬「ギルフィ」を誤ってサラブレッドとして登録してしまった。過ちを取り消すためにギルフィの始末をゴルゴに依頼する・・・

<この一言>
俺との契約、仕事内容は・・・俺と、あんたとしか知らないはずだな・・・?弁明があったら聞こう!

<もう一言>
残念だが、俺にはなんのことなのかわからない・・・帰ってもらおう・・・

<解説>
英国ジョッキークラブ理事長ギデオン・デ・グレイは、姪の「シーリア」が育てた競走馬「ギルフィ」をサラブレッドとして登録した。しかし、ギルフィはロシア馬の血が混じった雑種でありサラブレッドではないことが判明する。サラブレッドの血統を汚すこと潔しとしないギデオンは、ダービーへの出馬が決まったギルフィの殺害をゴルゴに依頼する。しかし、手塩にかけたギルフィを殺害することにシーリアは反対、命懸けでギルフィを守ることをギデオンに通告する。シーリアの熱意にほだされたギデオンは、デューク東郷の名前をシーリアに伝えてしまう。

射撃の名手であるシーリアはダービー会場でゴルゴを探すが、シーリアが最後に見たのはゴルゴがシーリアに向けて銃を構える姿であった。シーリアを仕留めた後、ダービー制覇目前のギルフィの轡を狙うゴルゴ。轡が外れたギルフィは舌をのどに詰まらせて死亡。狙撃の証拠を残さず、「事故死」と見せかけるゴルゴの超人的狙撃が凄い。なお、今回の殺害数4にはギルフィも含まれている。
「俺との契約、仕事内容は・・・俺と、あんたとしか知らないはずだな・・・?弁明があったら聞こう!」とゴルゴに詰め寄られたギデオンは、契約違反の罪を死で償わされる。

疾走中の競走馬の轡を狙い撃ったゴルゴも凄いが、同じように手綱を撃ったシーリアの射撃の腕も半端ではない。しかし、手綱が切れたの見て「狙撃だ!」と悟ったゴルゴの方がやはり上手ということか・・・。
シーリアが全裸になってゴルゴを翻意させようとするが、全く相手にしないゴルゴを見て、慌てて服を着るシーリアが可笑しくも哀しい・・・

ズキューン

ゴルゴ13 (70) 巻掲載
ゴルゴ13 144巻(最新刊)発売
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ゴルゴ13第70巻-1ナイトメア

2007-05-21 00:11:33 | 第066巻~第070巻

■ナイトメア(第242話) 発表1986年5月

評価   ★★

依頼人   アルゼンチン軍部

ターゲット 元アルゼンチン空軍大尉アントニオ・カルーソ

報酬     不明

今回弾丸発射数      1/ 通算弾丸発射数 1,366

今回殺害人数        5/ 通算殺害人数   1,466

今回まぐわい回数    1/  通算まぐわい回数    83

<ストーリー>
フォークランド紛争でイギリス駆逐艦に体当たり攻撃をした「アルゼンチンの英雄」は、イギリスMI6のスパイだった。アルゼンチン軍部は英雄の正体をつかみ・・・

<この一言>
アントニオは・・・死んだんだな?・・・

<解説>
フォークランド紛争でイギリス駆逐艦に体当たり攻撃をして死亡した「アントニオ・カルーソ」は、『アルゼンチンの英雄』として人々に記憶されていた。しかし、アントニオはアルゼンチンを裏切ってイギリスMI6のためにスパイ行為を働いていたのであり、現在は正体を隠して隠匿生活を送っていた。アルゼンチン軍部は再調査により、アントニオが「ロペス」という名前でアルゼンチン内に潜んでいることを突き止め、ゴルゴに殺害を依頼する。

ゴルゴはアントニオの元婚約者という娼婦「クレオ」を連れ添い、アントニオの所在を探る。一方のMI6もアントニオをイギリスに亡命させるため、アントニオへの接触を急ぐ。ゴルゴはロペスを名乗るアントニオとおぼしき男の近くでクレオと別れ、クレオとロペスを対面させる。ロペスは思わずクレオに声をかけてしまうが、ゴルゴはこの瞬間ロペスがアントニオであることを確信、アントニオ殺害を果たす。

本作は依頼時に真のターゲットが確定されておらず、ゴルゴが真のターゲットを確認する際、スコープ越しに読唇術を駆使している。真のターゲットを探す内容としては、第68巻-2『真実の瞬間』68巻-3『スタインベック三世』があり、読唇術が登場する内容には第68巻-4『偽りの五星紅旗』がある。同様の手法を用いた短編が偏って掲載されており、いささか食傷気味であることは否めない。

ズキューン

ゴルゴ13 (70) 巻掲載
ゴルゴ13 144巻(最新刊)発売
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ゴルゴ13第69巻-4心臓の無い男

2007-05-20 17:21:18 | 第066巻~第070巻

■心臓の無い男(第241話) 発表1986年1月

評価   ★★★

依頼人  SAPO(スウェーデン国家保安警察)

ターゲット シンジケートのボス ベイルマン

報酬   $500,000

今回弾丸発射数    13/ 通算弾丸発射数 1,365

今回殺害人数        7/ 通算殺害人数   1,461

今回まぐわい回数    0/  通算まぐわい回数    82

<ストーリー>
スウェーデンでは人工心臓を埋め込んだ者は”死者”とみなされ、法律上裁かれることはない。この制度を悪用したシンジケートのボス「ベイルマン」は殺害を繰り返す・・・

<この一言>
人工心臓を移植した患者たちのリハビリテーション・スケジュールを、数例知りたい・・・機能回復に要する日数と運動方法・・・脈拍、呼吸、などの、数値データなどもだ・・・

<解説>
シンジケートのボス「ベイルマン」は情事の際、『首締めプレイ』により女を殺してしまう。裁判の直前に心臓発作で倒れたベイルマンは、人工心臓移植手術により一命を取り留める。しかし、スウェーデンの法律では心臓の停止=死亡と見なされ、人工心臓手術を受けたものは死亡者として扱われるため、ベイルマンは裁判にかけられることがなくなった。これに乗じたベイルマンは、次々に組織内の有力者を粛正する。警察はベイルマンの仕業と知りつつ、法律の壁に地団駄を踏むばかりであった。業を煮やしたスウェーデン国家保安警察(SAPO)は、ベイルマンの殺害をゴルゴに依頼する。しかし、殺害方法には、狙撃の痕跡を残さず他殺と知れないようにとの条件が付けられていた。ゴルゴは依頼を受託するにあたり、人工心臓患者のデータを提出を要求する。

ゴルゴは、ベイルマンが猟に出かけた際、付き人と猟犬を狙撃し、ベイルマンの足下を狙い撃つ。慌てたベイルマンは逃げまどうが、人工心臓に過度に負担がかかったため死亡する。人工心臓患者のデータを元に、人工心臓の欠陥を割り出したゴルゴの医学的知識の深さに驚嘆せずにはいられない。
なお、本作の殺害数7には猟犬4が含まれている。

余談だが、本作は1986年発表作品。渡辺淳一の『愛の流刑地』でも主人公の男性が女性を『首締めプレイ』で殺めてしまうが、愛ルケに20年も先行して『首締めプレイ』を登場させるあたりに先見の明を感じる。まあ、阿部定も『首締めプレイ』の末の事故だったようなので、『首絞めプレイ』は案外ポピュラーなプレイなのかもしれないが・・・

ズキューン

ゴルゴ13 (69) 巻掲載
ゴルゴ13 144巻(最新刊)発売
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ゴルゴ13第69巻-3弾道

2007-05-19 13:48:24 | 第066巻~第070巻

■弾道(第240話) 発表1986年1月

評価   ★★

依頼人  なし

ターゲット キャドマス・ケッタリング社長

報酬   なし

今回弾丸発射数      1/ 通算弾丸発射数 1,352

今回殺害人数        1/ 通算殺害人数   1,454

今回まぐわい回数    0/  通算まぐわい回数    82

<ストーリー>
時速70マイル(約112キロ)で走行中の車が400メートル離れた地点から狙撃され、ドライバーが死亡した。ロス市警はゴルゴを容疑者として拘束するが・・・

<この一言>
どうしても俺が殺ったことにしたいのか・・・

<解説>
ロサンゼルスで走行中の車が狙撃されドライバーが死亡した。被害者は会社経営者「キャドマス・ケッタリング」の妻「リンダ」。しかし、ケッタリング夫妻は離婚の調停中であることから、ロス市警はケッタリング氏に疑いを向ける。現場検証の結果、リンダは『時速70マイルで走行中に、400メートル離れた地点から狙撃』されたことが判明する。プロの狙撃手の犯行と睨んだロス市警は、ケッタリングがゴルゴに殺害依頼をしたと読み、ゴルゴを拘束する。3日間完全黙秘を続け、手錠をかけられたまま現場検証に連れて行かれたゴルゴは「どうしても俺が殺ったことにしたいのか・・・」とつぶやき、事件解決のヒントを残して逃走する。ロス市警は、ゴルゴのセリフからケッタリングの偽装工作に気づき、ゴルゴはシロであるとの結論を下す。全てはケッタリングがゴルゴの犯行に見せかけておこなったトリック殺人であったのだが、ゴルゴがケッタリングを許すはずもなく、ケッタリングが眉間を撃ち抜かれてエンディングを迎える。

謎解きの要素は面白いのだが、ゴルゴはあくまで脇役のサイドストーリー。ホテルの部屋に一人でいるときも、スーツを着こなしているゴルゴのダンディズムが渋い・・・

ズキューン

ゴルゴ13 (69) 巻掲載
ゴルゴ13 144巻(最新刊)発売
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