茨城から発信しますⅡ

旅が好きです。
見て 聞いた 茨城を紹介します。
昔の写真から旅の思い出を紹介します。

 茨城から発信しますⅡ 平磯海岸の白亜紀層

2016-02-05 07:00:00 | 茨城紹介

大洗町より海岸に沿って北上すると、ひたちなか市平磯町に着く。

 平磯から磯崎にいたる海岸には、東へ30~40度傾斜した岩礁が連続し、

  これらは、「那珂層群」と総称される中生代白亜紀の地層である。

 

およそ8,000万年前頃の大陸棚斜面において形成された

タービダイトからなる砂岩泥岩互層が、その後の隆起に伴って

緩やかに傾斜し、さらに、礫岩、砂岩、泥岩からなる中から

軟らかい部分が海食によって削られて、「鬼の洗濯板」状になった。

当時の海に生息していたアンモナイト、モササウルス、

ウニ、二枚貝、サメなどの化石も発見されており、

特に異常巻アンモナイトの群棲地として有名である。

アンモナイトの発見は、茨城県内初の中生代の地層の発見となった。

茨城県指定天然記念物に指定されている。

日本最古とされる5億年前の地層から現代における多様な

地質を有する自然公園である。

 

 

平成22年2月に、茨城県北ジオパーク推進協議会が発足し、

平成23年4月に申請し9月に日本ジオパークネットワーク

への加盟が認められた。