「根津オフ会・すみれ」に参加して5年は経っだろう。
宿は何時も「旅館 澤の屋」で日本のB&Bである。
今回は青龍O段さんから「宿の予約が出来たよ!」のメールが届いた。
「旅館 澤の屋」には外国人客が多いが何故だろう?
日本の下町風情が色濃く残る東京・台東区谷中である。
「旅館 澤の屋」が外国人観光客の取り込みを始めたのは、
今から30年以上も前でこれまで欧米を中心に100カ国、
延べ15万人に及ぶ外国人旅行者を受け入れている。
現在も宿泊客の9割は外国人だ。
1泊朝食付きで5000~6000円(東京の観光公式サイト引用)
部屋も和室のみ12室、4畳半~8畳の広さだ。
その旅館になぜ外国人が押し寄せるのか。
これでもか! というほどの「手作り感」がある。
「楽しみながらやっているから、続けられるんでしょうね」
澤の屋を経営する澤功さんは笑いながらそう語る。
澤さんは旅館業界で知らぬ者はいないほどの有名人。
観光庁が任命するビジットジャパン大使も務めている。
澤さんはいつもにこやかで実に素朴な感じの人だ。
外国人客の受け入れが特別なものではないと思える。
日本経済新聞(平成27年9月26日)