ロイヤルウェディングとイギリス国歌

2011-04-30 06:38:27 | 音楽療法

晴れのロイヤルウェディングがロンドンのウェストミンスター寺院で

とり行われましたが、聖堂内で響く音楽は心が洗われるように

気持ちがいいですね。

聖歌隊が歌った賛美歌など、今回のウェディングでは、

英国人の作曲家の歌や曲が多く採用されていたようです。

それも、あのチャールズ皇太子の意見が多く取り入れられたとか・・・。

さて、この結婚式の聖堂内で歌われたイギリス国歌ですが、

個人的にドイツ国歌と同じように好きな音楽です。

♪ ゴッド・セーブ・ザ・クィーン ♪

日本語では、「神が女王を救いたまう」というタイトルになりますが、

キリスト教の国だけに神が出てくるのは当たり前だとして、

ヨーロッパ諸国の中で共和制を敷いているフランスなどの国々と違い、

伝統的な王制を守っているのは、保守王国イギリスならではの感が

あります。しかも、国王ではなく女王を優先的に崇めているかのような

国歌タイトル! これには、歴史的なものがあるのでしょうか?

英国は、女王が強い時代には、国が栄えてきた歴史があります。

ヴィクトリア女王時代は、海運が栄え、インドや中東、アフリカへも

足を伸ばし、交易や植民地活動の足がかりとなりました。

英国王室御用達の紅茶なども、植民地だったインドやスリランカから

入ったものでは?

それはさておき、女王とキリスト教を結んで国歌を作る発想は、

イギリス独自のものではないでしょうか?

”女の天下で国が栄える・・・・・・・・・これは、女房の天下で家が栄える”

に似たところがある気がします。

このゴッド・セーブ・ザ・クィーンは、すごく元気になれる曲です。

復興したいニッポンにも、この曲の元気さが伝わるといいですね。

あと何年後か分かりませんが、イギリスでは、ケート・エリザベス女王の

誕生で、国がまた活気を増すかもしれません。


スウィングは血液型と同じなの?

2011-04-29 09:20:53 | ゴルフウイークリー

随分前になりますが、マシンを使ったスウィング診断をしてもらい、

自己診断とマシン診断の結果が違っていたことに驚いた

ブログを書いたことがあります。

そのマシン集積データによりますと、ゴルファーのスウィングは

大別すると、4つに分けられるそうです。

私の場合、テークバックで体と腕を同調させる意識を持ちながら

ひじやリストを比較的早めに使ってクラブを動かすタイプだとのこと。

トップからの切り替えしでは、腰やひざの動きが上半身よりやや先行し

時間差ができ、ダウンスウィングではリストや腕の返しを積極的に

使うタイプとの診断が出ました。自分の意識では、振り遅れないように

トップからさっと素早くフェースを返す準備をしている意識だったのですが、

そうではなく時間差があるとのこと。このタイミングは、個性やクセのように

しみついたもので変えようとしても変えられませんでした。何度も何度も

球を打ちましたが、同じ結果がでたのです。

これは、血液型や指紋、それにDNAみたいなもので、この体内感覚を

保ってスウィングの精度を高めていき、そういう動きに合うクラブを

使うことが上達に一番だとアドバイスを受けたのです。

ここで、他のタイプを紹介しようと思います。

1つは、リリースが遅くなり、インパクトでフェースがスクェアに戻る

ように瞬間的にフェースを返すタイプです。トップからの切り返しで、

コックをなかなかほどかないタイプの方のようです。

こういう方は、ご自身の中で背骨なら背骨に軸を1本決めて

軸を動かさないようにスウィングする意識を持っておられる人のようです。

ですから、激しく体重移動するというよりも、その場で体を回しフェースを

返すタイプと言えます。こういうタイプは女性ゴルファーが多いという

ことですが、確かに練習場で見ていましても、女性で強烈に左足の

方に踏み込み体重を乗せながらボールをヒットしていくタイプは少ない

なぁ、と感じました。

それからもう1つは、レッスン書でよく書かれてきた”ボディターン”に似た

体の力を最大に引き出してスウィングするタイプです。腕の振りよりも

体の力を優先させますから、テークバックで伸び上がり、ダウンスウィング以降で

沈み込みながらインパクトを迎えるクセを持つ方も多いようです。全般に、

体の動きが先行しますからクラブヘッドの動きが遅れ気味で、その遅れた分を

腕やリストのターンで取り戻せればいいのですが、なかなか難しいようで

クラブのチョイスでカバーしていく必要があるとのことです。このいわゆる

”ボディターン”型は、日本人ゴルファーにはとても多く、全体の6割を占める

とのこと。これには驚きでした。無意識のうちに体の力を使って振ろうとしている

人が多いのですね。

だから、プロゴルファーが「もっと腕を振らなきゃ」というレッスンをすることも多かった!?

のではないかと思います。

このようにスウィング1つとってみても、クセはクセとして受け入れることも

あり! と最近考えるようになりました。自分の個性やクセを知ったうえで

スウィングの精度を高めていくのも大事ではないでしょうか?

体内感覚は、変えようとしても変えられるものではないというのが結論です。

でも精度をどうやって高めるのか? それは、要は、いつもインパクトでフェースが

狙った場所の球が行くように戻ることが重要で、スウィング中のフェースの向きを

注意してみることが必要だと思います。ビデオや連続写真(デジカメ)を撮ったりして

客観的に自分のクセを発見することが大事では、と思います。

フェースが開いて戻るなら、その対策を考えてみてはいかがでしょうか?


金田久美子の優勝に見た”女神”な風

2011-04-24 17:10:03 | ゴルフウイークリー

フジサンケイレディスで金田久美子が念願の初優勝を

達成しましたが、この最終日にゴルフの面白さを凄く感じました。

と言いますのは、5打差を逆転できたのは、”風”のサポートが

あったからだと思うからです。どういうことかと言いますと、

同組みで回った藤田幸希とのゴルフスタイルの違いを見て分かったのです。

藤田は、ご存知、女子プロ界屈指のロングヒッター。片や、金田は、

飛距離は出ないほうで、ショートウッドを多用する非力系ゴルファーです。

ふたりの最終日、藤田のドライバーは冴えまくり、飛ばしながらフェアウェイを

ことごとくキープ! 片や、金田は、ティショットをセミラフに入れたりフェアウェイを

キープしたりのそこそこの出来でした。それに、ふたりのセカンド(パー4)で使う

クラブは、3番手かそれ以上の開きがありました。

普通に考えれば、藤田の楽勝パターンということになるのでしょうが、

川奈というコースは、ティショットだけでは主導権を握らせない

ゴルフの面白さを演出するコースの典型です。

最終日、金田の優勝を演出したのは、”風”だと感じました。

グリーンを狙う、ティショットやセカンドショットで、

金田が7番ウッド、藤田が5、6番アイアンというホールもありました。

終盤の17番、18番が、そうでした。でも、ここがミソです。

風の中、18番、7番ウッドで先に金田がグリーンをとらえると、それよりはるかに

短いクラブで狙う藤田のオン率は、金田より高いはず。でも、ピンの右か、左か、

奥めか手前か・・・・・こんなねらい目が風の中、シビアに要求される

川奈は、先に乗せられると、いくら短いクラブでもプレッシャーがかかる

コースです。藤田は、この日、何ホールもはるかに短いクラブで

グリーンを狙う状況がありながら金田より内側につけられなかったのです。

結論・・・・・・「風の中で、大きい番手(ロングアイアンではなく7番ウッドなどの

ショートウッド)の方が、ミドルアイアン(5番~7番アイアン)よりもスピン量が

かなり少なく、風の影響を受けにくく、しかも、グリーンに止めやすいということ。

この最終日は、金田が長い距離を長い番手で先に乗せることが多く、

藤田のプレーリズムが狂ったのでは? ということです」。

もちろん、パットの出来不出来も結果に大きく影響しますが、この日は、

プロ同士ですからグリーン上の勝負に入るまでに、精神面で微妙な

アドバンテージが金田のほうに加勢していたような気がします。

こうやって見ていきますと、コースのレイアウト、風、芝目(順目か逆目か)に

よる難度によって、ゴルファーにとって飛距離だけがアドバンテージに

なるわけではなく、他の要素が絡み合えば、逆に飛ばない人の方が

有利な展開になることもあるということで、これがゴルフの面白さです。

特に、”風”が吹くと身長の低いほうがコンペで優勝しやすい・・・・・という

話もたまに聞きます。

今日のフジサンケイレディスでは、風の女神が金田久美子に初優勝を

もたらした。そんな風に感じます。これだから、ゴルフって

面白いですよね。


郷愁の心を表現?弦楽四重奏曲1番byチャイコフスキー

2011-04-23 16:13:39 | 音楽療法

チャイコフスキーという偉大な作曲家は、一体どんな人だったの

でしょうか?

バレエ音楽、オペラ、交響曲とさまざまな音楽を編み出していますが、

弦楽四重奏曲も、とても味があります。

ドボルザークやスメタナ、シベリウスなど、故国を懐かしみ愛している

切々とした思いを作った作曲家と同じように

郷愁を誘うやさしい弦楽四重奏曲を作っています。

その中で、1番は、とても情感たっぷり! 彼自身の熱い思いややさしさが

溢れ出ているような気がします。

途中で出てくるビオラのソロは、中国の音楽と間違いそうになるほど

牧歌的な匂いもします。そのバックで、弦だけをつまびく音が効果音として

しみじみとして故郷を懐かしむ感覚に引き入れてくれるようです。

震災でふるさとを離れ、ふるさとへいつ戻れるのかを知りたくて

心に痛みを抱えた方がたくさんおられます。

そんな痛みにも、感情の発露となる音楽だと思います。

故郷にしても、愛する家族にしても、別れは過酷なものですから、

どうか時間をたっぷりかけて癒していただけることを

お祈り申し上げます。


水が流れるようなチャイコフスキーの音楽

2011-04-22 17:24:04 | 音楽療法

疲れている時、不安な時、頭が冴えない時、

チャイコフスキーの音楽はいいと思います。

難しく考え込まないで、すっと入っていけるからです。

今回おすすめなのは「眠れる森の美女」。

彼の3大バレエ音楽の1つですが、あまり深刻にならず、

おとぎ話の世界へ入っていける雰囲気が醸し出されています。

最後は、オケ全体で盛り上げる構成ですが、

そこに行き着くまでの、滑らかな音楽が印象的です。

まるでフィギュアスケートの演奏曲目を選択している

ようで、氷の上でどんなドラマを演じてくれるのかみたいな、・・・・・・

興味を持って聴けます。

それくらい「すいすい」滑るように音楽が進むために

頭が疲れません。リフレッシュできます。

彼の作品で「くるみ割り人形」もそうなのですが、こちらは、

前回書いたコッペリアの「マズルカ」に似てサークルを

描きながら円舞する様が強くイメージできますが、

「眠りの森の美女」は紙芝居みたいなストーリーを

滑らかに追っていく筋書きのようで、これはこれで

楽しめます。


バレエ音楽、コッペリアの「マズルカ」

2011-04-20 17:46:26 | 音楽療法

白鳥の湖に続いてのバレエ音楽ですが、

コッペリアという人の書いた「マズルカ」は情緒たっぷりです。

といいますのも、「マズルカ」はポーランドの民俗音楽です。

あのショパンが、祖国ポーランドを懐かしみ、マズルカのピアノ曲を

書いたのは有名ですが、このバレエ音楽も踊りたくなるような

ノリのいい音楽です。

聴けば聴くほど、円を描きながらステップを踏み、流れるように

舞う様がイメージできます。それくらいテンポよく気持ちのいい

音楽なのです。さあ、太陽の下で、元気よく踊ろうよ!みたいな

ノリで明るい気分になれます。

東欧の民俗音楽というと、ブルガリアやハンガリーもそうですが、

民族衣装を着てサークルを描くように動きながら踊ることが定番のようですね。

余談ですが、日本の場合、サークルで取り囲んで円を描きながら動いて踊る

地方の踊りは少ないようです。盆踊りにしても、阿波踊りにしても、各地の祭りでの

踊りも、皆、同じ方向へ向かって進んでいくのが一般的ですよね。

そのあたりが違うのですが、これはなぜ?と思ってしまいます。

アメリカのフォークダンスでも、オクラホマミキサーに代表されるように

円陣を組んで回りながら踊りますよね。ここらあたりに欧米と日本の踊りや

ダンス文化に違いがありようです。

話を元に戻しますが、このように回れ! 回れ!で進んでいく踊りやダンスは、

見ていても変化に富んで美しいですし、全体像がきれいな形となっていくのが

素晴らしいです。そんなバレエや民族の踊りに合わせる音楽ですから、

自ずと、めくるめくような展開が繰り広げられるような”ときめき”を感じます。

そんな”ときめき”を感じさせてくれるのが、コッペリアの「マズルカ」です。


音楽の真髄を伝えてくれたズービン・メータさん

2011-04-18 18:02:26 | 音楽療法

インド人の名指揮者、ズービン・メータさんが、先日、被災者支援コンサートを

開いてくれました。(於・東京上野)

その模様は、昨日、4月17日(日)にNHKで放映されましたが、

メータさんの平和に対する思いと、それに音楽をシンクロさせる情熱に

感動致しました。

バッハ作曲の「G線上のアリア」は、平和の音を丁寧に紡いでいくように

演奏するよう指揮しているように感じ、「音楽=平和」という氏の思い入れが

伝わってきました。メータさんというと、ウィーンフィルのニューイヤーコンサートの

指揮者で登場した際、ユーモアとウィットにあふれる方だという印象を強く受けましたが、

今回の支援コンサートでは、そういう余裕は見せず、真剣そのもの!

顔がこわいくらい硬直し、1音1音の大切さを伝えていく意気込みを感じるほど

迫力がありました。

圧巻は、ベートーベン作「第9交響曲の第4楽章」・・・・あの年末恒例となっています

”合唱”で締めくくりました。

メータさんの平和に対する情熱と思い入れが、そのままオケや合唱団に

乗り移ったように、オケが躍動し合唱団が、津波の力に匹敵するくらい

地鳴りが鳴るくらい雄たけびを挙げて歌い切る様は、これぞ音楽魂!!と

感じさせてくれました。平和への雄たけびとでもいいましょうか?

「平和が音楽の中にこそある」という氏の思いは、しっかりと伝わってきました。

先月のダニエル・バレンボイムといい、今回のメータさんといい、

戦争や紛争で苦しんでいる人々へのメッセージとして、

この音楽は最高のものではないでしょうか?

日本へ来たがらない、あるいは、日本から退去しようとする外国人が多い中、

被災者へのいたわりの思いと、被災地へのイマジネーションの力には

感服いたします。こういう方々が、音楽の真髄を伝えてくださっている

ことに感謝したいと思います。


アイアンをビシッと決める手の位置

2011-04-17 13:42:44 | ゴルフウイークリー

昨日の続きで、アイアンショットをどう磨くかがテーマです。

春風がそよぐ中、汗ばむくらいの陽気に誘われるように

レンジで球を打ってきました。

トップから腰の回転を先行させると、左内ももの位置は、

アドレスとは変わります。それに連動して、手元も丸く

動かす、体側にひきつける(または、引き寄せる)ように

しながらボールをとらえるとハンドファーストに打てるのではないかと

いう考えで、それをトライしてみました。

実際に手元を体に引きつけことを意識すると、最初は、力みが入る

ようです。それで、逆に手が体から離れて、フェースが開いてしまい、

飛ばなくなることもありました。ここがゴルフの難しい点ですね。

インパクト直後に手元が左内ももの前にくるようにひきつけようと

しても、動きの中なので、なかなかうまくいきません。

そこで、最初はクラブを持たずに、手だけで、テークバックして下ろす動作を

繰り返してみました。意識するのは、インパクトゾーンでも手の位置を動き、

それに高さです。

どういうことかと言いますと、テークバックでも、ダウンスウィングでも

手が右腰の高さに行ったり、右腰の高さからインパクト付近に戻るまでは、

手元の移動は、ほぼ直線に近い!!のでは?

もちろん、右腰より手が上がると、手もインサイドに入っていきますが・・・・。

そして問題は、インパクトゾーンです。ここで、ボールをとらえるまでは、

自分の目で見て、手元は、アドレスの位置くらいを直線的に動きます。

もちろん、フェースを返すための腕やリストターンは入っていきます。

そして最大の問題は、ボールをとらえて手がインサイドに入っていくか

どうかです。それには、いつまでも手を目標に向かって直線的に動かして

いては、手元がどんどんアップしていきますから、体と手は大きく離れ

危険なショットになると思います。

そこで、左手をなるべく低く低く保ったまま右手の力でクラブを返していく

といいようです。

ただ、私の場合、どうしてもリリースを早くするクセが抜けないので、なかなか

右手首の角度を保ってハンドファーストにインパクトできないようです(これは、

マシン診断で判明)。

そこで、右手首の角度を意識するよりも、左手を低く保ち体に引き付ける

意識をもった方が、私の場合はうまく手元を丸く動かせるようなのです。

今日の練習では、満足できるものではありませんが、左手の高さと

位置を注意してボールをとらえると、そこそこのショットが2回に1回くらいは

でました。まだまだ油断できませんが。

実際にハンドファーストにとらえらえているのかどうかわかりません。

もしかしたら、左ひじを抜いて、調整しているかもしれません。

ここらあたりは課題ですが、先ずは手元を低く丸くインサイドへ振りぬくことが

アイアンショットを磨く基本となるのは間違いなさそうです。

簡単ではありませんが、これからも気をつけようと思います。


アイアンは左に振らないと話しにならない!?

2011-04-16 17:49:15 | ゴルフウイークリー

震災後、暫くゴルフブログを控えていましたが、

久しぶりに再開です。

今日はアイアンショットについてです。

アイアンは、ハンドファーストに構えてハンドファーストに

ボールをとらえるという話は何度も書きましたが、そのことで

1つ追記したいことがあります。

問題なのは、ボールをとらえる時にハンドファーストにするという

ことです。

ハンドファーストといっても、ボールをとらえる瞬間、手元は

どこが正解なんでしょう? これは、とても大事な問題です。

というのは、よく「手はアドレスと同じで左足の内もも」と言います。

でも、同じ内ももでも、手元が、真正面から見て、腰が止まっていて内ももの位置に

あるのと、腰が先行していて内ももの位置にあるのでは、似て非なるもの

だからです。

どういうことかといいますと、真上から見た映像で説明すると分かりやすくなります。

前者は、フェースを目標側へまっすぐ押し出そうとする力を働かせながら

ハンドファーストにする打ち方です。これは、手元が上から見て(俯瞰映像)、

内側(インサイド)へ入っていかず、手元が浮き上がりながらのハンドファースト

ですから、フェースは大きく開いて、右にしか飛びません。

後者は、先行した腰に回転に連動するように手もインサイドに入っていき、

左内ももの前!ですから、手も左へ動き、フェースもインへターンしていきます。

この後者の動きが、本格的にハンドファーストのとらえ方ではないでしょうか?

つまり、自然とターフがとれてくる動きだと思います。

つまり、手元を体の方へ引き寄せるように、もっともっと左へ振っていかないと

アイアンはしっかりとボールをとらえられないということです。

じゃあ、ドライバーはそうしなくていいの?という疑問が湧きますが、

ドライバーの場合は少し条件が違います。

もともとハンドファーストにとらえるクラブではないということと、

ティアップして打つクラブだということです。極端な話、ティアップして

いるため、左にしっかり振り抜かなくても、インからアウトにヘッドを

放り出しても打てるわけです。これをドライバーの”ごまかし”ショットと

断言していいかどうか、それはプロゴルファーにお任せするとしまして、

ドライバーは、そう厳密に手を左へ丸く振ることを要求していない

クラブだとも言えます。ですけど、やはりドライバーの基本も

アイアンと同じで”クラブも手も円を描くように丸くインへ振ること”だと

思います。ただ、ドライバーはそうしなくても、そこそこ打ててしまうという

ことなのです。

さて、そんなわけで、アイアンをハンドファーストにとらえてスピンの利いた

止まる球をビシッと打とうと思ったら、”左に振る”ことを覚える

のが宿題になります。

次回は、この宿題の奮闘記をお届けします。

 


春の気分に浸れるヴィヴァルディの「ア・ラ・ルスティカ」

2011-04-15 17:36:56 | 音楽療法

ヴィヴァルディというと、四季の”春”がありますので、

春の気分に浸るにはこの曲がいいのですが、

もう1曲「ア・ラ・ルスティカ」という曲があります。

四季の”春”よりもアップテンポで軽快な感じがするので、

聴いていて耳にすっと入り、頭が疲れません。

メロディラインが、1度目からすっと入り込んできて、

よどまないので、快感なのです。

四季のようにチェンバロを利かせているわけではなく、

オケ全体で軽快感を出しているため、滑らかで

頭がリフレッシュする爽快な春を満喫できます。

春かすみなんかなく、澄み切った青空の下できれいな音楽を

聴いている気分に浸れます。

むしゃくしゃすることがあったら、こんな曲が自分を

冷静にしてくれるいい曲だと感じますね。


チャイコフスキー白鳥の湖

2011-04-14 07:20:31 | 音楽療法

前回ヴェルディの「椿姫」のことを書いたとき、湖面のさざなみの

ように音が聞こえると書きました。

それに続き、湖面のイメージとして「白鳥の湖」も秀逸です。

クラシックバレーで使われる音楽ですが、

白鳥が優雅というか、テンポよく泳ぐ様が鮮明にイメージできます。

水が、空気が澄み切っていてヒンヤリとした中に、美しい”白”が

舞う光景は、頭を冷やし気持ちを落ち着かせてくれる感じが強く残ります。

なぜか、主旋律はスタッカートで、音を歯切れよく切るように演奏する

よう、チャイコフスキーは作っていますが、これは、あらかじめバレリーナの

踊りを意識して作ったのか否か私は知りませんが、それにしても、

音の鼓動が、テンポよく耳に伝わってきてなじみます。


目をつぶって椿姫の序曲を

2011-04-12 18:28:18 | 音楽の思い出

いい音楽というのは、人それぞれなのかもしれませんが、

聴いているうちにぐっすり眠れる曲もいい音楽だと思います。

それは、聴きたくない、飽きが来るという意味ではなく、

心が休まり、全身がリラックスできる音楽だからです。

興奮すると眠れない、不安だと眠れないことは多いですよね。

それは、心が休まっていないためです。

それで、今日ご紹介するのは、ヴェルディ作曲のオペラ「椿姫」の

序曲です。

まるで湖畔の宿で、静かに眠りにつけるような、穏やかで安らぐ

メロディで始まります。全身が解放され、雑念がなくなっていくような

きれいな音楽です。弦楽器群の高い音が、湖面のさざなみを表現している

かのように聞こえてきます。その音は、不自然さがなく、ゆらいでる音なので

すごく耳にやさしく心地いいものです。

ヴェルディもプッチーニに負けず劣らず、ロマンチストだったのでしょう。

同じイタリアのオペラ作曲家として共通している面があります。

疲れた脳や体にこの序曲は癒しを加えてくれると感じています。


ワグナーのタンホイザーは心が震えます

2011-04-10 12:42:33 | 音楽の思い出

これは感覚的なものですが、ワグナーの曲の中で

魂が揺さぶられるのが、タンホイザー序曲です。

ワグナーというと、重厚なオペラが有名で難解、かつ

とっつきにくい印象がありました。

でも、このタンホイザー序曲を聴くと、心が解放されるんです。

凛とした序曲で、聴いておると、背すじがぴんと伸びます。

全編を通して雄壮で穏やかな曲で、気品も感じます。

もしかすると、ワグナーの中で一番すきかもしれません。

暗い感じというよりも、希望の光が遠くから差してくる

情景が浮かんできます。徐々に徐々に盛り上がってくる

感じで、元気にもなります。心が震えます。

同じドイツ人でもベートーベンともブラームスの気高い重厚さとは、

少し違う色の音楽を味わってみるのもいいかなと思います。

個人的には、この曲はチャイコフスキーが作ったのかな? と

錯覚したほどです。

 


追悼曲「ピアノ協奏曲 第23番第2楽章」

2011-04-09 07:11:58 | 音楽療法

先月、東北大地震で被災された方々へ世界各国から追悼演奏が

行われましたが、ウィーンフィルもその1団でした。

指揮者、ダニエル・バレンボイム自らピアノ演奏したモーツァルトの

ピアノ協奏曲 第23番 第2楽章 アダージョ

この曲は、追悼にふさわしく、ピアノソロがしめやかで厳かに始まります。

どうにもならない悲しみを音で表現しているようで、

作者モーツァルトの悲しみと、今回の被災の悲しみがダブって聴こえます。

人間の力ではどうにもならないことをモーツァルトは身をもって知り、

音楽にしていますが、オペラ「ドン・ジョバンニ」の最終幕もそこらあたりが、

よく現れています。

大自然の力にひれ伏すモーツァルト。でも、そんな無力感の中でも

彼の音楽は生き続ける勇気を与えてくれます。

第2楽章に続く第3楽章は、世界が一変したかと思えるほど、

陽気で軽快です。

何事も諦めない・・・・・・・ことが生きるってことなんでしょうか!?

 

 


ピアノ協奏曲12番の第1楽章

2011-04-08 06:59:25 | 音楽療法

また東北で強い余震がありましたが、震度が6プラスの場所も

あったとか。油断できないですね。

それで、継続して癒しの音楽を紹介いたします。

今日は、モーツァルト作、ピアノ協奏曲第12番第1楽章です。

アレグロの軽快なテンポにのって、桜の花びらがちらちらち舞うような

気持ちよさと、リズミカルな躍動感を感じる曲です。

心がうきうきしてくるベストな曲の1つだと感じています。

今の時期、東北はまだまだ寒さが厳しいと思うのですが、

それでも次第に暖かくなってきて、復興に向けてやる気が

増してくるころだと思います。こんな時機に、この12番第1を聴くと

心がやごやかになってくるのは間違いないのでは?

目を閉じて、ほんの数分集中して聴くだけで、今日1日の

活力が湧いてくると思います。ぜひ聴いてみてください!