モーツァルトの交響曲39番第4楽章

2016-07-30 20:45:05 | 音楽の思い出

関東地方も梅雨が明け、夏本番です。

うだるような暑さが連日予想されます。

昨今は、全世界でも日本国内でも嫌な事件や

テロが相次いでいます。

人が人を愛することができなくなった結果

なのでしょうか?

こんな時代にも、いやこんな時代だからこそ、

心を豊かにしてくれる文化の力が必要だと

感じます。

今日は、個人的に好きなモーツァルトの

明るさについて書き記したいと思います。

ひとことで言えば、ひらめきの天才作曲家と

言えるかもしれません。

ひらめいた音の流れを、忘れることなく

頭の中で瞬時に整理して楽譜にする。

それも書き損じがなかったというほどの

伝説的な逸話があります。

テンポのいい明るい音が湯水にように

頭の中から溢れだす。

彼自身のキャラによることも大だと思います。

他の偉大な作曲家が、モーツァルトのような

遊ぶ心のある音を生み出せたか、と言えば

答えは「ノー」でしょう。

そんな彼の明るい曲というと数多くありますが、

嬉遊曲といわれる小気味いいいいディベルトメント

や交響曲39番などが、私は好きです。

特に、39番の最終第4楽を聴くと、心が

うきうきしてきます。

浮かれた感じがあるのですが、同時に

元気になれるんです。

ショパン、ベートーベン、リスト、シューマン、

ラフマニノフらは、心のこもった温かい曲を

残してはいますが、このモーツァルトのように

創った明るいノリの楽曲はありませんね。

39番の第4楽章は圧巻です。

この曲に乗って、思わず街を歩きだしたくなります。

それくらい愉快で楽しい曲なんです。

暑い時期にも聞きたくなる1曲です。


切り返しはスウィングの生命線!

2016-07-24 12:03:35 | ゴルフウイークリー

例年に比べ、涼しい日が続いていますので、

身体が比較的に楽ですね。

今日はゴルフの話をひとつ。

テーマは「切り返し」です。

トップからダウンスウィングに移る

一瞬の動き。ここが、ゴルフスウィングの

成否を決めるというくらい重要なところだと

いうレッスンは耳にたこができるくらい

聞いてきました。

その真意とは、何なのでしょうか?

クラブヘッドが方向転換する時に

どんなミスが起きやすか、

それをチェックしてみるのが

第1段階だと考えました。

一番多いのはタイミングのズレでは

ないでしょうか?

下半身が早く開いてしまい振り遅れ。

上体が先に突っ込んでしまい、下半身が

機能しなくなり、手先でこねる完全な

手打ち。この2つが多いようです。

要は、下半身と上半身(腕を含む)の

タイミングのズレが原因ですね。

上は少し我慢して待ち、下半身から

始動するのが、切り返しの基本です。

この時間差がとれるかどうかが

勝負になります。

では、上よりも下(半身)を一瞬早く

切り返すにはどうすればいいのでしょうか?

その答えはそうです、プロゴルファーなら

全員実践している”トップでしっかりと

捩じり(コイル)を作る”ことなんです。

簡単に言えば、下半身を止めて上体を

捩じり上げる。これが決め手になるでしょう。

このコイルを作るには、各人の意識には

個人差があっていいと思います。

ある人は、右腰が右へずれないようにする。

ある人は、右ひざが右へずれないようにする。

ある人は、右肩がぐっと入るように意識する。

ある人は、左肩があごの下にすっぽりと

入るようにする。

ある人は、左脇腹に張りを感じるようにする。

こんな風に自分にとって一番チェックしやすく

感じやすい箇所に意識を持っていくことは

いいことだと思います。

コイルがしっかりできるということは、

下半身より上半身(肩の回転)の回転量が

多いということですから、自ずと

切り返しでは、下半身の方を早く

巻き戻しやすくなります。

スウィングの前半を体重移動(正確には

右足への荷重移動)と回転動作で

軸を決めながらコイルを作れば、

後半戦は、巻き戻し動作に集中できます。

すると、下半身から巻き戻され、左足へ

真っ先に荷重が移ります。

ここでうまくいかない場合は

意識して練習する必要がありそうです。

しかし、巻き戻しだけに集中すると、

軸がぶれずに体が突っ込むミスも

激減するはず。

こうなればしめたもので、

両肩を巻き戻しながら、腕をすぱ~んと

振ってやればいいのです。

一気にフィニッシュまで持っていきます。

問題は、下半身から切り返せても、

股関節や肩が柔らかいと開きが早くなり、

最悪は腰が引けてしまう場合もあるでしょう。

こんな方は、ボールが右へ左へ行き、定まりませんので、

一度プロのレッスンを受けてみては

如何でしょうか?

でも、こういう下半身リードのできる方は、

ちょっとしたヒントで

切り返しのタイミングをつかんで

上級者へと向かう方が少なくないと

思いますが・・・。

これくらいトップの捻転差、

そこからくる”間”というのは大事なんです。

”間”があるか否かでスウィングの質が

決まりますので、ここは磨きましょう!

 


7月18日(月)のつぶやき

2016-07-19 02:51:11 | 音楽の思い出

『アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ」 byショパン

2016-07-18 10:51:00 | 音楽の魅力

暑い日が続きますね。

お体にはお気を付け下さい。

これから何度も訪れるであろう猛暑の日には、

涼やかな音楽を聴きたいものです。

昨日、ピアノコンサートを聴きに行ってきました。

最終曲で、ショパンの「アンダンテ・スピアナートと

華麗なる大ポロネーズ」が演奏され、とても豊かな

気持ちになりました。

ピアニストの方は、この曲を「」とイメージされ、

私たちに音を届けてくれたんです。

夏の雨上りにかかった「虹」。実にすがすがしい

風物ですよね。色もパステルで美しい。

ショパンのこの作品もイントロは、彼らしく優雅で

ロマンチックな旋律を創り出しています。

」が現れてきたような映像が思い浮かびます。

目を閉じると鮮明に映像が浮かびました。

この曲の後半は、ショパンらしくない(?)力強い

音楽です。21歳ころの作曲と聞きますから、若さゆえ

のエネルギーなのかもしれませんね。

本人が愛する祖国ポーランドを想起させる

民族音楽が取り入れられているのでしょう。

明るく強い仕上がりです。

前半と後半で曲想ががらっと変わるのも

面白いところです。ですが、後半の強さの中にも、

さすがショパンと思わせる優美さ、スタイリッシュさが

取り入れられている感じで、とても素晴らしい音楽だと

感じました。

やはり天才ですね、彼は。

ところで、今回のコンサートのピアニストは、

下條恵利子さんという方。

横浜のフェリス女学院や米国でピアノの研鑽をされた

新進気鋭のピアニスト。

今回は、デビューリサイタル

ということで記念の演奏となりました。

自分の曲へのイメージを演奏前に思い浮かべられて

いるのか、ピアノの鍵盤を打ち始める前に

ふっと天井を見つめる姿が印象的で、これも

集中心を高めるひとつの動作かな、と勝手に

感じたりもしていました。

そして、1音1音に込める熱が伝わってきました。

とても素晴らしい演奏で、立派な避暑に

なりました。ありがとうございました。

 


ゴルフは自然の中でボールと1対1

2016-07-09 17:32:17 | ゴルフウイークリー

今月は、ゴルフ発祥の地、英国で

全英オープンが行われます。

このゴルフというゲームは、他の球技と

違い特殊性があるのですが、そこが

ゴルフの面白さだと思います。

元々、スコットランドの牧草地で

羊飼いが暇つぶし(?)の遊びとして

木のスティックを使い、球を穴の中へ

入れていたとのこと。

それがマナーやルールが確立するとともに、

プロ競技にまで発展しました。

ところで、ゴルフの特殊性とは何でしょうか?

それは、一言で表現すれば、自然の中で

プレーヤーとボールだけの舞台が設定される

ショットが繰り広げられている点に集約される

のではないでしょうか?

よく「ゴルフは止まっているボールを打つゲームだから、

他のスポーツとは違うんだ」と言われてきました。

確かに、常に動き続けるボールをさばいたり仲間へ

パスしたり、シュートする球技と違い、ゴルフのアドレスから

ショット終了までの短時間は、

そのプレーヤーの孤独の時間であります。

同伴競技者もギャラリーもショットの間は、

雑音を一切発することは許されません。

静寂の中でプレーヤーのショットを見守るのが

マナーの基本です。

唯一、音があるのは風や虫などの自然界のものだけ。

それほど、止まっているボールを自分ひとりで

さばくのがゴルフというゲームなのです。

以前、ゴルフ以外の球技経験者がこの違和感を

語っているのを思い出しました。

「ゴルフって、こんな静かな舞台で繰り返される

ゲームなんですね」と。

この孤独なショット数(パット含む)が、

その日の私たちひとりひとりのスコアなんですね。

自分のショットが終われば、他の競技者のプレーに

気を配るのがマナー。この繰り返しです。

よく1日のゴルフで、その人の内側が見えるって

いいますけど、それも誰の助けも受けない

ショット作業が全て自己責任で繰り広げられる

からだと思います。

自分のことを自分で責任をとり、他の人にも

気を配る。

これは社会人としてのマナーでもあり、

ゴルフとの共通項は大です。

こんなところにもゴルフの面白さ、厳しさが

あると感じるのですが、如何でしょうか?

 


風鈴の音みたいなモーツァルトの曲

2016-07-03 07:27:55 | 音楽の思い出

7月になり、ますます暑くなってきましたね。

梅雨明け、猛暑の訪れも間近かなと感じます。

湿気が多くて気温も高い2重苦の

日本の夏を乗り切る術は、昔からの

習慣にあります。

よしずを立て、水巻きをし、

風鈴を軒先に飾る。

こんな風情も日本ならではですが、

最近の夏の高温化現象は異常です。

暑さ対策も、さらに追加が必要です。

五感をやさしくいたわる工夫も

大切だと思います。

今回は、風鈴と同じように

聴覚(聴く)に訴える策

そう、音楽です。

私は、暑い時ほど、やさしい音の連続に

癒されます。

モーツァルトの『フルート四重奏曲第1番』の

第一楽章はおすすめです。

フルートの音は、耳に

とてもやさしいと感じませんか?

風鈴のように涼やかな音が続きます。

風鈴と違うのは、毎回、規則正しく

やさしい音がリズミカルに聞こえてくる

ことです。

このフルート音が、ハーモニーを奏でれば、

さらに倍々ゲームのように快適な気分に

誘ってくれます。

朝から爽やかな気分になれます。

こんな室内での音楽鑑賞も

工夫のひとつです。

もちろん、水分を充分に補給して

熱中症対策も忘れないように

しなくてはなりませんが。