ドライバーが飛ぶと危険なケース

2012-04-30 08:08:22 | ゴルフウイークリー

本日、、米PGAツアーのチューリッヒクラシックで

あのエルスとのプレーオフを制した

ジェイソン・ダフナーが初優勝を飾りました。

そのダフナーの最終日17番ホールでの出来事に注目して

見ていました。それは、パー4でグリーン左手前は池がず~っと

張り出したリスキーなレイアウト。

ティショットでダフナーはドライバーを持ち、当たった瞬間、想定外にフェースがかぶり

球がつかまり過ぎて、プルフックでランがかなり出てしまいました。

結果は、入れてはいけないワニ(アリゲーター?)の住む池の中へ。

ボールは池の湿地泥の上にかろうじて止まっていましたが、

彼は打てないと判断。アンプレヤブルの処置で横切った地点と

ピンを結んだ線上を後方に下がりドロップ処置し、3打目を打ちました。

幸いにも、17~18メートルもあるロングパットを1回で沈めパーセーブ

できましたが、これは結果オーライの感が強く残ります。

ダフナーに言わせれば、想定外のプルフックだったはずですが、

私たちにも起こり得ることだと感じました。

確かにプロのように300ヤード級のドライバーショットの持ち主は少ないですが、

例えば、ドッグレッグホールでドライバーが当たれば、

突き抜けてしまうようなケース。当たったことが想定外でも、

ドライバーを持つことがマネジメント上適正かどうかは??です。

ここは、やはり、1~2番手小さいクラブでティショットを打つことが

基本だと思います。もしショートカットというリスク覚悟で攻めるなら

ドライバーもありでしょうが、確率からいうと危険です。

木々が密集している林の中に入れてしまえば、1回で脱出できるか

どうかも難しくなる大トラブルでダブルボギーで切り抜けるのが

やっとという状況に追い込まれるのがおちでしょう。

こういうレイアウトは、池をかなり配したレイアウトのコースや、

アップダウンのきつめの山岳・丘陵コースに多くみられるはずです。

相手(コースレイアウトの罠)を知り、自分の技量と照らし合わせて

クラブ選択と攻略ルートを決めるのが基本だと思い知らされた

ダフナーのハプニングでした。

それにしても3度目の正直でプレーオフを制し初優勝した

ダフナー選手、勝利の女神が微笑みました。

見えない力が働いている感じです。これだから、ゴルフは

面白いのかもしれませんね。

 

 


たまにはサッカーの話題。サガン鳥栖の快進撃!

2012-04-29 07:08:02 | 雑記

当ブログで初めてサッカーの話題を書きたいと思います。

今年、Jリーグ(J1)で快進撃を続けているのが、

J2からはいあがってきたばかりのサガン鳥栖という

九州のチームです。

何がすごいかというと、全員サッカー。戦術がはっきりしていて

全員が、その役目をしっかりと果たし、結果が出ている(現時点で

J1の5位)のです。

スター選手もいないこのチームが、強豪チームをまさに圧倒して

勝利を拾ってきているのは、それなりの理由があると感じたので

ここに記したいと思いました。

全員サッカー・・・・・・・・サガン鳥栖の戦術は、これまでのJリーグの

チームが見せたことがなかったプレッシングサッカーです。

相手がボールを持ったら、すぐにプレッシャーをかけにいく。

それは、相手1人に対して1人であったり、場合によれば、2,3人

でいくこともあり、相手は攻めをすぐにつぶされるわけです。

でも、プレスなら他のチームも行っているのでは?という疑問が

湧くと思いますが、サガンのプレスは他のチームよりも早いのが

特徴です。時間にすれば、コンマ何秒、距離感にすれば、10センチ

~20センチくらいかもしれませんが、攻撃の芽を摘むということで

いえば、この時間と距離感は天地の差が出てくると思うのです。

敵の司令塔へのパス、司令塔からのキラーパスが、ほんのコンマ何秒の

差で寸断されてしまったら、どうでしょう?相手は攻撃のリズムが

崩れてしまいます。

それともう1つは、この超速いプレスに加えて、相手からボールを

奪い取った後の「守から攻」への切り替えも早い、速いことです。

相手が守りの陣形を整える前に、さっとロングボールを前線へ送り

すばやいカウンター攻撃に続けていく組織が整っているのに

驚きました。私にとっても、これまで日本のサッカーでは見られなかった

精度の高いカウンターサッカーを見せられている気がしました。

これは、個人個人のテクニックの優劣を軽減し、組織で守り、

組織で攻撃する全員サッカーです。

個人のレベルは違うかもしれませんが、かつてヨハン・クライフがいた

オランダナショナルチームのトータルフットボールと、イタリアのサッキや

カペッロが全盛時代のACミランで采配をふるったプレッシングサッカー

を足したようなサッカーをサガン鳥栖が行っているような印象があります。

Jリーグの新風が吹いているようです。

首位を走っている仙台とともにサガンのサッカーは、今後も

楽しみです。

ただ、こういうプレッシングサッカーは、90分体力が持つかが勝負です。

日程がつまっていたり、夏場の熱い時期は要注意!かもしれません。

1年間、注視していたい新たなサッカーです。


交響曲38番「プラハ」 byモーツァルト

2012-04-24 18:02:12 | 音楽の思い出

天才のモーツァルトの苦悩は、晩年になるほど

深くなっていったようです。

交響曲も38番目の「プラハ」を作った頃は、31歳のときでした。

あのオペラの名曲「フィガロの結婚」がウィーンとプラハで上演された

頃と時期が重なります。

このオペラは、プラハでは絶賛され、彼も気をよくしていたことでしょうし、

プラハの住民や街を愛していたのかもしれません。

私は、プラハに行ったこともなく、マリオネット(操り人形)での劇が

有名な古都、スメタナが作曲した「モルダウ」の川が流れる首都という

知識しか持ち合わせていませんが。名ロックグループのクィーンが

「ボヘミアン・ラプソディ」という曲を出したように、チェコ=ボヘミアという

国は、どこか郷愁を誘うようです。

この時代は、ハプスブルク家(オーストリア)、そして後は帝政ロシアなどに

抑圧され、市民権はあまりなかったようですが、1990年ころ、あのハベルが

民主化の旗手として立ち上がってから変わりましたね。それまでに

1969年の民衆蜂起が”プラハの春”と呼ばれたように、常に

市民は、飢餓感を持ち続けることを余儀なくされていた歴史があります。

日本式に言えば、判官びいきではないですが、モーツァルトも

この時代に、プラハ市民がじっと耐え忍んでいる姿をまのあたりに

して、愛情を覚えたのかもしれません。

弱者に対する思いやりは、年をとるほど深まっていくことが多い

と感じるのですが、モーツァルトもそうなのでしょうか!?

第2楽章の”アンダンテ”を聴くと、そういう哀愁感がたっぷりあります。

管楽器のクラリネットでしょうか、その音色で演奏される主旋律は、

か細くもの悲しさをたたえています。

オーボエの太めで高い音と弦楽器が交わると、哀愁が助長されます。

ただ、最終の第3楽章は、うってかわり息つく暇がないほど忙しい展開を

披露してくれます。小刻みにリズムを刻む弦楽器群。

何をそんなに急ぐのと思えるほど、性急な展開ですが、

この明るさは何を表現したのかは不明です???

彼自身が、残された時間の少なさを予感していたのでしょうか?

 


熟成された交響曲40番第2楽章 byモーツァルト

2012-04-22 12:56:39 | 音楽の思い出

交響曲40番といえば、モーツァルト晩年に近い32歳の時に

作られた曲ですが、私はこの有名なシンフォニーの中で

第2楽章に注目してみました。

第1楽章と第3楽章は、派手な旋律でオケの力を

いかんなく発揮しているところですが、

この第2楽章は派手な楽章にはさまれて地味な印象は否めません。

「アンダンテ」・・・・・歩くような速さで演奏されるメロディは、

地味で静かなものですが、ここに熟成されたものを感じます。

軽快さや明るさとは無縁ですが、かといって、重厚ではありません。

淡々と音は進んでいきます。

ですが、その淡々とした中に、積み木のように積み重なる

年輪みたいな基盤を感じます。

本物は、じわじわと時間をかけて基礎を固めていくような

ところがありますが、そんなステップに感じます。

このころ、モーツァルト自身が、短い人生の中で熟成し、音楽も

人間も成熟したのでしょうか!?

噛めば噛むほど味が出てくる本物の素材という印象の

強く残る楽章です。

他の楽章と違い、弦楽器主体(ヴァイオリンやヴィオラなど)で

管楽器も抑え目。シンフォニーの中とは思えない構成要素で

展開しているから、光輝く他の3楽章とは色がまったく違います。

それだけに余計に目立ち、心が落ち着きます。

彼のことだから、そんな演出は計算済みなのかもしれませんが。


ハンガリアン・ラプソディ byフランツ・リスト

2012-04-20 18:29:48 | 音楽の思い出

昨晩、国別対抗のフィギュアスケートを観ていましたら、

SP(ショートプログラム)で日本勢が大活躍!!

特に女子の鈴木明子選手が踊った「ハンガリアン・ラプソディ」

の曲に合わせた彼女のパフォーマンスは素晴らしかったですね。

音と体と心が溶け合って、観衆を魅了してくれました。

この「ハンガリアン・ラプソディ(狂詩曲)」は、フランツ・リストが作った

楽曲です。

出足は、重厚感漂い、その後、軽快感へと展開。

実に、人生で私たち誰もが味わう、重厚感と軽快感、陰と陽、それに

喜怒哀楽がすべて盛り込まれているような気がします。

まさに人間ドラマのてんこ盛りといった曲想だと感じているのですが、

いかがでしょうか?

劇的だけど重いイントロ。

軽やかなステップを踏みたくなるような中盤。・・・・・ここが鈴木選手の

見せ所でした。

重くて雄大な盛り上がりを見せるフィナーレ。

これだけメリハリを極大につけた曲は、そうないかもしれません。

人間で言うと八方美人。いろんな引き出しを持ち、その都度

相手とうまく付き合っていける器用な人。そんな才能を

リストに感じます。

逆にいうと、主題は何?ってことにもなりかねませんが、

人生そのものに、想定された道なんてないですよね。

何が起きるか分からないのが世の常でもあります。

それなら、楽しめるときには思いっきり楽しもうよ、そんな

メッセージさえ感じます。

そんなメッセージに乗り移ったかのような鈴木選手の

演技だったような感想を持ちました。

なかなかの名演でした!

 


ヨハン・シュトラウスの「こうもり」

2012-04-17 17:28:19 | 音楽の思い出

ウィーンフィルのニューイヤーコンサートで毎回恒例というか、

必ず選曲されるのが、シュトラウス作曲の「こうもり」です。

オーストリア・ハプスブルグ家の栄華をきわめた時代の

舞踏会が想起されます。

くるくる回る舞踏会は、優雅に間断なく続いていく。

その回転木馬のような動きの中で、はずみがついていきます。

終盤には、うってかわり、セレナーデのような哀しげなメロディが

入り込みますが、ラストは、やはり人が3拍子で踊る足音のような

リズムと、優雅な円舞曲の繰り返しです。

モーツァルトでいえば、「ディベルトメント」といったところでしょうか。

軽快なリズム感で楽しませてくれる音楽です。

別に深刻にならず、体を揺らして楽しめる、本能に

帰れるような曲だと感じます。

本来なら、ワルツを踊りながらこの曲を楽しむのが一番かも。

上流階級の楽しみといってしまえば、それでおしまいですが、

オーストリアでは、今も町のパン屋さんや職人さんが

おめかししてでかける街の舞踏会が頻繁に

行われているようですよ。コミュニティつくりにも、

このワルツと舞踏会は活躍しているのですね。

こういった文化を楽しむ習慣はいいものだと思います。

特にこれから高齢化社会になるわけですから。

 


グリーグのペール・ギュント 朝

2012-04-15 08:20:23 | 音楽の思い出

昨日は、あいにくの冷たい雨でしたが、

そのせいで川べりの桜の花びらが大量に落ちていました。

でも、その桜のじゅうたんの上を歩くのは、なかなか情緒たっぷり!

風情がありました。少し暖かければ申し分なかったのですが・・・・。

今日は一転、快晴の小春日和ですね。

こんな朝に聴きたいのは、ノルウェイの作曲家グリーグの

組曲「ペール・ギュント」の朝です。

朝もやの中、湖面から蒸気が上がっていく様、山の頂に向かって

雲が流れていく朝の情景がイメージできます。

自然ってこんなに穏やかだったかな、と思わせるくらい

やさしいメロディです。

しかも、きりっと引き締まるくらい清澄な空気の中を感じます。

ちょうど台風一過の空気感に似ています。

北欧の作曲家だから、こんな感性が伝わってくるのかもしれませんね。

のどかで雄大な自然をイメージするなら、この曲は秀逸だと感じます。

大自然が、その包容力で、私たちを包んでくれる豊かさも

感じます。

 


「肩と手とクラブヘッド」の切っても切れない関係

2012-04-11 17:21:31 | ゴルフウイークリー

ウェッジでコントロールショットを練習しているときに、

ふと気づいたのが、「肩と手とクラブヘッド」の関係です。

3つは、お隣さんなので、互いに連関し合っています。

例えば、こんな感じなのです。

ウェッジを持っても、アイアンやドライバーのフルスウィングでも

打ち気に走れば、ダウンスウィングで右肩が下がり

やすくなります(右打ちの場合)。

前傾姿勢なりに右肩がダウンスウィングで下がっているならいいのですが、

力むと右肩は下がり過ぎる傾向にあると感じます。

下がり過ぎると、いざ球をとらえる瞬間、目がボールに近くなりますから、

反射的に本能的に、体が起き上がって、目とボールの距離(間隔)を

調整しようとする動きが出てくるのではないでしょうか?

この時、同時に左肩が持ち上がり、左手もアップ(上昇)します。

この時の右手は、左手よりも低くなるはずです。いわゆる”すくい打ち”

の態勢です。

しかも、左手より右手が低い状態で下りてきますと、ヘッドは

早くドスンと地面に落ちてしまいます。(逆に左手が低く右手が上、

高いとヘッドは遅れて上から入ります。)

このような悪循環を起こしてしまうのが3つの関係の1例です。

このような3者関係を把握していれば、修正するには、逆を

やればいいことになります。

つまり、肩にクラブを担いで前傾姿勢なりに上体を回してみる。

テークバックで左肩を入れ、ダウンスウィング以降で右肩を

あごの下へ入れる。こんな練習をして、ダウンスウィングでの右肩の

高さをつかんだら、実際に肩をリラックスさせてボールを打ってみるのです。

力んでいた時よりも、右肩が高い位置でダウンスウィングからインパクトを

迎えるのが分かるはずです。

そうしたら、左腕も伸ばしたまま(ひじを引かずに)左手を低く

左脚太ももの内側に下せるはずです。

こうすれば、左が低く、右手が高い位置で下りてきますから、

ヘッドは遅れてきて上から入ります。

ボールの手前でドスンというダフリもなくなり、スピンの利いた

球が打てるはずです。”カシャッ”とか”シュッ”とか”カツッ”

とかいう乾いたインパクト音がして、ボールをとらえられる

と思います。

この3者関係は、とても大事なので、覚えておいて

スウィング修正に有効活用する手はあります。

調子が悪くなったら、私も常にこの関係をチェック

しようと思います。

 

 


ウェッジの距離感、40~100Y

2012-04-08 08:06:21 | ゴルフウイークリー

マスターズも3日目が終わり、最終日を残すのみと

なりました。

個人的にスウィングが好きなルーク・ドナルドやスティーブ・ストリッカーが

上位争いしなかったのは残念ですが、明日はどんな風が吹くのでしょうか?

そんなマスターたちを見て、ウェッジ巧者になるにはどうすれば

いいのか、練習で探りました。

マスターたちのように、5ヤード刻み、時には1ヤード刻みのような距離の

コントロールはまず無理ですが、「10ヤード刻みの距離感を身につける」

という目標を立てました。

それで昨日は、最初に50ヤードショットを練習。これで、スピンが

しっかりかかっているかをチェックしました。もちろん、50ヤード付近に

キャリーしないと次に進めません。

50ヤードは、それ以下のコントロールショットと違い、ある程度下半身を

使います。体重移動も必要です。この50ヤードで調整できたら、

それ以上の距離のウォーミングアップになるため、この距離から

アプローチ系練習を始めることが多いのです。

昨日は、引っかけが多発し、スピンが利かないショットが多かったため、

調整に50球くらい要しました。

右手首をこねてフェースがかぶり、スピンが利かない。飛び過ぎる。

こんな症状だったと思います。それと、ドスンというマット音のダフリです。

これを解消するために、左手をしっかりグリップし、左手を

ダウンスウィングで左内ももに引き付けていく。低く低く下す

ことに集中し、引き付けました。これで、ダフリはある程度解消

できますし、右でこねることも少なくなりました。

しかし、50球打ってもスピンの利いたショットは、ほんのわずかでした。

落ちてから右へ流れたり・・・・・。高く天ぷらのように上がった球は、

スピンが利いていません。落ちてからだらだらと転がります。

レンジボールだから仕方がないと妥協はできません。きちんと、

持ち上げずに上からヘッドが入り、フェースターンしながらボールを

とらえると、56度のウェッジならそれなりにスピンはかかりますので。

ランは1~2ヤードですみます。(注・フェースターンをせずにスピンを

かける方法もありますが、それはカットショット系の応用で、100ヤード

までの距離感つくりには使えません)

まぁ、妥協しましたが、次にPWで100ヤードショットです。

この距離になると、きちんとしたフィニッシュまで振り切る必要が出てきます。

フルスウィングの始まりの距離ですから。

練習時は、右からの強めのアゲンストが吹いていたので、100ヤードまで

運ぶには、110ヤードくらいのスウィングが必要でした。

体のバランスを保って振り切るのに、ぎりぎりの距離です。

このような想定外の自然現象があっても、それを計算し

距離を打っていくのが本当の実践的な練習になると信じ、

打ちました。でも、フルスウィングですし、球は高く上がるスピンの

多いショットのため、結構球が風に流されます。

距離を合わせには、きつい練習となりました。

ただ、冷静に球筋を確認していましたら、50ヤードショットと

同じように左へ打ち出す引っかけが出るんです。これは見逃しては

ならないと考え、即修正しました。前述の腕の使いと下半身を

少し早めに使うタイミングです。「ス~ッ・・・トン」の「・・・」で

左足の踏み込みを速めていったのです。これで、フィニッシュも

とれるようになってきましたし、徐々に体がほぐれていきました。

球が比較的まっすぐとぶようになるまでに20球!!

そして、残りの40,60,70,80,90ヤード練習です。

52度のAWを使いました。

40は手の高さが腰から腰、80は肩から肩という、ものさしが

あるのですが、これに沿って左右対称にスウィングします。

(実際には、腰や肩より手は高めに上がるのですが、それは

気にしません。あくまで意識の部分でのものさしですから)

この時、スウィングスピードに緩急をつけません。同じテンポで

クラブを振るのがポイントだと思います。

さらに、60,70、90ですが、これが問題です。

私の場合、80ヤードの肩から肩への振りを基準に、それより

小さ目、弱めが70、大き目、強めが90です。これは感覚の

世界なので、まさに距離”勘”です。

自分の感覚を信じ、結果を目で追って確かめ、調整するしか

ないと思います。

ちなみに60ヤードですが、これも70ヤードを少し小さく、弱めに

したスウィングで練習します。これだけの練習で、

200球は必要です。これだけショートゲームは、

やることが多いのだと痛感しています。

肩に力が入った時、右手でこねた時、球を持ち上げる動きが

出たときは、うまくいきません。はっきりと結果に出てきます。

距離感を磨く練習は、スウィングを磨くことにもなると

体で分かってくるのではないでしょうか?

私は、最近この練習で気づいた「クラブヘッドと手元と肩の位置関係」に

ついて次に機会に書きたいと思いました。

この3つのいい関係、悪い関係ってあるんですね。

勉強になります。

 


ウェッジは「す~っ・・・・トン」でいい!?

2012-04-06 18:22:13 | ゴルフウイークリー

マスターズが始まりましたが、世界のトップ選手たちは

軒並み、ウェッジ巧者ですね。

何か盗もうと見ていたら、共通するのは、

”力感”がないという点ではないでしょうか?

球を打ちにいくというよりも、さらっていき、インパクトは

スウィングの中の1通過点に過ぎないという感覚なのか?

でも実際には、通過点というのはうそだと感じます。

インパクトでは、どんなクラブを持ってもグリップに圧がかかる、

無意識に当たり負けしないようにグリップには力が加わる

はずだからです。

では、ウェッジ巧者は、どんなスウィングをし、ボールをとらえている?

または、運んでいるのでしょうか?

今朝のマスターズを観ていましたら、テークバックからトップでは、

力感はまったく感じられません。ドライバーのように飛ばすクラブは

別として狙ったエリアへ距離をコントロールしながら運ぶのが

ウェッジですから、トップで肩の筋肉が盛り上がることなく、腕に力みが

ないほうがいいのでしょう。言葉で表現すると、

「ス~ッ」と上げてトップかな、と感じます。

「ス~ッ」という語感はよどみない感じがしますし、力みを感じませんし。

そして、切り返しでの大事な”間”です。

「・・・・・」と間を置く。これは、下半身から一瞬早く動くわけですが、

私の場合は、左足をほんの少し踏み込む感じです。

上体や腕はトップのまま置いておいて、踏み込む瞬間が「・・・・・」です。

そこから先は成り行きに任せる感じなのですが、先ほど

インパクトのお話をしました。

当たり負けしないように手に力が少し入ってしまう。

これが「トン」です。

「ス~ッ・・・・・・トン」。これでウェッジの動きの流れは良くなるのでは?

「トン」ときたら即フォロー、フィニッシュです。このへんは、一連の

流れなので、よどみなく動くことを強調していけばいいと思います。

こんな感覚で練習すれば、ウェッジの精度が上がり、

距離感が出せるような気がしてきました。

次回は、30~100ヤードまでを10ヤード刻みで打ち分ける

練習について書く予定です。

問題は「・・・・・」の”間”の取り方なのですが・・・・・。

 


フォーレ の「シチリアーノ」

2012-04-03 19:49:42 | 音楽の思い出

隠れた名曲は数多くありますが、

フランス人フォーレが作曲した「シチリア-ノ」も

その1つだと思います。

学生時代、男性合唱をやっていた頃、フォーレの

「レクイエム」を唄ったことがありますが、実に

内省的な鎮魂歌です。内向的なフォーレが作ったから

余計にそんな感じの曲になったのですが、しみじみと

じわじわと体の中に染み込んでくる感覚が強いです。

そんなフォーレの「シチリア-ノ」は、とても郷愁を感じる

メロディ、曲想だと思いました。

そよ風が吹いているようなメロディと音、その風に乗って

故郷の風景が現れてくるようです。

帰りたくても帰れない・・・・そんな故郷への切ない思いが

見事に音で表現されているような雰囲気を出していますが、

おそらくフォーレ自身、イタリアのシチリア島を愛し、第2の故郷

みたいに懐かしさを感じていたのではないでしょうか?

こんな切ない思いを管楽器群が見事なまでに旋律を奏で、

心の中にその風が吹き込んでくるようです。

故郷の光景を思い浮かべながら、この曲を

堪能するのもいいかもしれませんね。

ちょっと切ない感じですが・・・・・・・。


体が突っ込んで「引っかけ」が出たら・・・

2012-04-01 13:40:46 | ゴルフウイークリー

練習場でアイアンの「引っかけ」が連発してしまいました。

左に打ち出してそのままフック。今日は、右から左への

フック風が吹いていたのですが、風のせいで左へ曲がった球では

ありませんでした。

上体が強すぎて先に動きフェースがかぶったのでは?と自己診断。

こんな時どうしたらいいのだろう? と考えていたら、

あることに気づきました。

それは、トップで”間”が足りないのか、ないのではと感じたのです。

”間”というのは、スウィングでは命みたいなもので

「切り返しでショットの成否が100%決まる」というティーチングプロも

いらっしゃいます。上体がさきに動くと、ダウンスウィング以降で

体が突っ込んでしまいます。

これは”間”を作るしかないなぁ、と結論づけたのです。

思えば、加齢とともに、上体や腕の力はそんなに落ちないのに、

下半身、脚力は峠を下りるように下降線をたどっていきます。

男性は特に腕力が強い分、上と下の力のバランスが崩れがち

なのではないでしょうか?

さてさて解決策ですが、ずばり右手1本練習です。

右利きの人は、飛ばそうとしてボールを叩きにかかると

右腕に頼って切り返しであせり、上体が突っ込む打ち急ぎに

なってしまうのでは?私の本日の引っかけもそうだと判断しました。

右手1本でウェッジを打つとき、トップで”間”を作るようにします。

ヘッドにハエが止まるのではないかと感じるくらい、待ちます。

打ち急いでいる時は、これくらいしないと上体が先に出しゃばるようです。

それと、片手で打つ時に、右手の軌道も大切です。

トップから切り返すと、腕力に頼った場合、右手がインパクトゾーンで、

体から離れます。アドレスの時の右手と体の間隔をインパクトでも

キープしてボールをとらえるように注意しました。

これが、力んでいない証拠だと思うからです。

この”間”と右手の軌道に注意して、片手でボールをうまく拾える

ようになるまでに15球くらいでした。

この感覚で両手でアイアンを打ち直したら、右手に力が入らない分、

ショットは左へあまり行かなくなりました。

この時、へそ下くらいに力を込めて、上体が伸び上がらないように

気を付けるといい感じです。