前回ヴェルディの「椿姫」のことを書いたとき、湖面のさざなみの
ように音が聞こえると書きました。
それに続き、湖面のイメージとして「白鳥の湖」も秀逸です。
クラシックバレーで使われる音楽ですが、
白鳥が優雅というか、テンポよく泳ぐ様が鮮明にイメージできます。
水が、空気が澄み切っていてヒンヤリとした中に、美しい”白”が
舞う光景は、頭を冷やし気持ちを落ち着かせてくれる感じが強く残ります。
なぜか、主旋律はスタッカートで、音を歯切れよく切るように演奏する
よう、チャイコフスキーは作っていますが、これは、あらかじめバレリーナの
踊りを意識して作ったのか否か私は知りませんが、それにしても、
音の鼓動が、テンポよく耳に伝わってきてなじみます。
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