2月26日(木)のつぶやき

2015-02-27 03:19:13 | 音楽の思い出

ブログを更新しました。 『リストの「コンソレーション 3番」』
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リストの「コンソレーション3番」

2015-02-26 20:42:53 | 音楽の思い出

久々に作曲家、リストの曲に

ついて書きます。

それというのも、ショパンやラフマニノフとは

違う感性、知性が感じられる曲に

心を癒されたからです。

その曲は「コンソレーション3番」。

その題名のとおり、”癒し”を

テーマにした曲なのでしょう。

実際に聴いてみますと、

左手の低音、右手の高音の

絶妙なバランスに唸らされます。

左手が奏でる音は、

階段のように駆け上がり

駆け下りていく、日常生活の様。

右手が奏でる音は、間を充分にとり、

一筋縄にはいかない情景を

表現しているように聴こえます。

平穏に見える人生にも、

時折、襞というか、波が

押し寄せます。

まさに、人生そのもの。

でも、この曲になぜ癒される

のでしょうか?心で感じてみました。

私の答えは、目標に届きそうで

なかなか届かないもどかしさと共に、

目標達成に向かって

増々やる気を掻き立てられる

波を感じるのです。

また、あっちへ転びそうだと

感じたのに、逆方向へ振られる

もどかしさと共に、魂を

揺さぶられる波も感じるのです。

凄い音楽だと感じました!

ショパンのロマンチシズムでも、

ラフマニノフのセンチメンタリズムでも

ありません。

リストは哲学者では?と感じた程です。

ハンガリー生まれでパリの社交界に

入った音楽家、リストは、人生の

達人なのでしょうか?

「酸いも甘いもかみしめて

人生を楽しむ感性を磨きましょう」

と、この曲は語りかけているように

感じるのです。

 

 

 

 

 


モーツァルトの弦楽五重奏曲第4番 第1楽章

2015-02-11 13:10:27 | 音楽の思い出

モーツァルトは音創りの天才ですが、

中でも弦楽器を活用した音では

独特の雰囲気を醸し出すことがあります。

代表は、弦楽5重奏曲4番でしょう。

特に、第1楽章は、短調でありながら

ただ暗鬱にならない音調を出しています。

言葉にできないのですが、

哀しさがありながら、その悲しみを

走り抜けながら交わそうとする・・・

そんな主人公の思いが音で表現されている

気がします。

まさに、ドラマの中で主役の心の

動きをキャッチしたような音楽に感じます。

短調なのに、逃げ切っていこう!

みたいな前向きな思いと、単純に

哀しい思いとが入り混じった一筋縄では

いかない音の流れ。

それが、何ともモーツァルトらしく

小気味いいのです。暗さと小気味よさと

いう相容れない要素を同居させているから

独特な曲に聞こえてくるのでしょうか!?

不思議な世界です。

夕焼けの東京・下町・・・でドタバタ劇が

演じられているようにも感じます。

空は、当然アンバー色。

白か黒かではなく、どっちへ転ぶか

分からない世界へ引き込んでくる。

ハラハラドキドキ!!

そんなモーツァルトワールドです。

全体を通してアップテンポ!

嫌なことは、スピード感で

拭い去ろう?

つらいことがあったら、

その時間をスピードアップさせて

忘れてしまおうみたいな、

独特な処世術を表現して

いるように思えるのです。

哀愁でもなく、内にこもる

暗さでもなく、・・・・。

これは、モーツァルトの

価値観、人生観なのかも

しれません。


2月8日(日)のつぶやき

2015-02-09 03:10:19 | 音楽の思い出

ヘンデル歌劇「リナルド」 私を泣かせて下さい blog.goo.ne.jp/golflesson/e/8…


ブログを更新しました。 『ヘンデルの歌劇「リナルド」より”私に泣かせてください”』
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ヘンデル歌劇「リナルド」 私を泣かせて下さい

2015-02-08 11:47:10 | 音楽の魅力

世の中には、理不尽なこともあります。

理屈で割り切れない、かといって、

情に流されてばかりでもうまくいかない。

先だってからのシリアでの人質事件や

その対応方法をめぐっての賛否など、

人生では

難しい局面を迎えることも少なくありません。

私なりに理と情のバランスをとる

方法を考え出すことはありますが、

それも人それぞれ。その人のこれまで

培ってきた価値観によることも

大でしょう。

それはそれとして、不条理で

いたたまれない時はどうすると

心が落ち着くのか?

それは、感情を吐き出すことだと

感じます。怒りはほどほど。

哀しみを吐き出すといいのでは?

涙を出して思いっきり泣くのも

いいと思います。

そうやって感情のごみを出せば、

すっきりすることもあると思います。

そんな時、ヘンデル作曲の

歌劇「リナルド」から”私を

泣かせてください”がおすすめ。

笑う効用と同じくらい、感情的に

なって泣くのもたまには

効果があると思います。

人間だから。

最近、涙活という言葉も

静かなブームのようです。

このヘンデルの曲、まるで

大海原で包容力たっぷりの

マリア様のような方が、

泣いて涙を流す私たちを

やさしく見守り

「大丈夫よ」と傍で

ささやいてくれているように

感じられる心温まるアリアです。