目をつぶって椿姫の序曲を

2011-04-12 18:28:18 | 音楽の思い出

いい音楽というのは、人それぞれなのかもしれませんが、

聴いているうちにぐっすり眠れる曲もいい音楽だと思います。

それは、聴きたくない、飽きが来るという意味ではなく、

心が休まり、全身がリラックスできる音楽だからです。

興奮すると眠れない、不安だと眠れないことは多いですよね。

それは、心が休まっていないためです。

それで、今日ご紹介するのは、ヴェルディ作曲のオペラ「椿姫」の

序曲です。

まるで湖畔の宿で、静かに眠りにつけるような、穏やかで安らぐ

メロディで始まります。全身が解放され、雑念がなくなっていくような

きれいな音楽です。弦楽器群の高い音が、湖面のさざなみを表現している

かのように聞こえてきます。その音は、不自然さがなく、ゆらいでる音なので

すごく耳にやさしく心地いいものです。

ヴェルディもプッチーニに負けず劣らず、ロマンチストだったのでしょう。

同じイタリアのオペラ作曲家として共通している面があります。

疲れた脳や体にこの序曲は癒しを加えてくれると感じています。



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