チャイコフスキーという偉大な作曲家は、一体どんな人だったの
でしょうか?
バレエ音楽、オペラ、交響曲とさまざまな音楽を編み出していますが、
弦楽四重奏曲も、とても味があります。
ドボルザークやスメタナ、シベリウスなど、故国を懐かしみ愛している
切々とした思いを作った作曲家と同じように
郷愁を誘うやさしい弦楽四重奏曲を作っています。
その中で、1番は、とても情感たっぷり! 彼自身の熱い思いややさしさが
溢れ出ているような気がします。
途中で出てくるビオラのソロは、中国の音楽と間違いそうになるほど
牧歌的な匂いもします。そのバックで、弦だけをつまびく音が効果音として
しみじみとして故郷を懐かしむ感覚に引き入れてくれるようです。
震災でふるさとを離れ、ふるさとへいつ戻れるのかを知りたくて
心に痛みを抱えた方がたくさんおられます。
そんな痛みにも、感情の発露となる音楽だと思います。
故郷にしても、愛する家族にしても、別れは過酷なものですから、
どうか時間をたっぷりかけて癒していただけることを
お祈り申し上げます。
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