サラリーマン生活をしていてゴルフのハンディキャップを
維持したり、アップさせるのは、大変なことだと思います。
長年のキャリアがあっても、伸び悩むのは日常茶飯事の
ことですよね。
確かにシングルプレーヤーになれればいいのですが、
あせってもなかなかなれないのがゴルフの難しさです。
今回は、ゴルフのハンディキャップについて考えてみました。
プロゴルファーの目から見ると「アマチュアの人は、全ショットで
完璧を求めすぎる! だから、その結果とのギャップに悩み、
力んだり、動きが悪くなったりするんだと思う。もっと自分の
力量を考えたゴルフをすればいいのに・・・」と感じている人もいました。
現実に、月イチプレーヤーで練習も週1~2回のアマチュアゴルファーが、
コースで全ショット、完璧を求めるのは無理があるかもしれませんね。
トッププロなら、それはありかもしれませんが、例えば、HC18の人なら
ボギー平均で回っていることになります。
そこで、今回は考え方を少しチェンジしてはどうかということです。
全ショット、心も身体もフルエンジンで臨んでは、最後は身が
もたないかもしれません。
HC18は、平均でボギーで回ることですから、ティショットそこそこ、
アイアンでミスしても、そこそこのアプローチでパットは2パットなら
可能です。ここらが現実的な線ではないでしょうか?
もっと具体的に見ていきましょう。
ティショットそこそこというのは、飛距離で平均200Y超で、フェアウェイ
キープは3分の1から半分くらいで、あとは、ラフやチョロ、OB1回くらいの
レベルと考えます。
次にアイアンですが、2打目で乗せるのは、3回に1回あるかないかで、
ゼロもあり。
アプローチそこそことは、ピンまで50Y以内なら、確実にグリーンオン
できるレベル。
そして、パットは、毎回コンスタントに36~38パットで上がれるレベル。
HC18になるには、これくらいで十分だということです。
私は、HC18になった頃は、とにかくドライバーそこそこと50Y以内はグリーンオン、
そして10メートル以内は2パットで確実に上がれるくらいのレベルでした。
アイアンには期待しませんでした。4つのパー3では、ワンオンは1回
あるかないかくらいでした。こんな風に考えて見ますと、
ドライバーと寄せ、パットがそこそこならHC18にはなれるということです。
何も、フェアウェイウッドやミドルアイアンでナイスショットを狙っても
無理でしたので、期待していませんでした。それよりも、最初と
カップインするための決めのショットの練習だけしていました。
最初と決めのショットがそこそこなら、ボギーはとれるんです。
いくらアイアンでスーパーショットが打てたとしても、3パットを
連発するようでは、ボギーやダボまできてしまいます。精神的に
「あんなにいいショットを打ったのにボギー?パーもとれないんだ」
と参ってしまい、そこから崩れていきやすい。
それくらい決めのショットはスコアメークに大事だと思います。
ですから、先ずボギーゴルフ=HC18を目指してから、その先の
上のレベルを目指したほうが、目標が明確になり、練習の
課題もはっきりすると思うのですが、いかがでしょうか?
そこから先は、また前途多難な道が待っていますが、HC18なら
ティショットはそこそこ、アイアンはミスして当たり前、アプローチで
乗せてパットを2つで沈める。これくらいの楽なプランでいいのでは?
こんなゴルフのことわざもあります。
”飛ばすな! 乗せるな! 寄せるな! でも、最後は入れる!”
ゴルフの欲望を戒めた言葉です。私も最初は、この言葉の意味が
分かりませんでした。でも、自分の実力以上の結果を求めても、
それは現実にはならないのが分かってくると精神的には、楽な気分で
回ることができるようになってきます。そうすると、予期しないパーが
くることがあります。練習を積んでいれば、ある日突然、オールボギーの
ゴルフから、パーが量産され(18Hで6~9個くらい)ることもあります。
突然、80台半ばのスコアになったりすることもあるのです。
ですから、全ショット完璧を求めるのは、まだ先においておいて、
HC18のゴルフがどんなものかを理解することが大切だと思うのです。
それが、実はリスク管理になっているということでもあります。