練習場で球を打っていると、いろんな球が出ます。
出球をそろえるなんていいますが、なかなかうまくいく
ものではありません。
左に飛び出しそのままフックしたり、スライスしたり、
かと思ったら、右へ飛び出しそのままスライスしたり、
少しフックしたり・・・・・・・ままなりません。
ただ、突然こんな曲がる球が出始めたらどうされていますでしょうか?
昨日、ある練習場の試打会に行ってきました。
すると、たまたまなのでしょうが、ほとんど右に打ち出す人、
ほとんどの球が左へ飛び出す人の2タイプの方がいたんです。
インパクト後に球が右に飛び出すのか、左へ飛び出しのか。
その飛び出し方には、一定の法則があります。
まず、右に飛び出すときは、インパクトでフェースが開いている。
左に飛び出すときは、逆に閉じています。
これは、どなたでも知っておられることですよね。
ところが、さらに右に飛び出してもさらにスライスする時と、出球どおりに
そのまままっすぐ突き抜ける時と、フックして球が戻っている時が
あります。
これは、どういうことでしょうか?
まず、スライスが出る場合ですが、これは、ヘッドの軌道が
目標ラインに対して「アウトサイドイン」になっているためです。
ヘッドが目標線よりも外から入り、内に抜けるからです。
出球で対してそのまままっすぐ行く場合は、出球のライン(ここでは、
目標ラインよりも右向きのラインになります)に対して、接線を
描くようにヘッドが「インサイドイン」の軌道になっているためです。
フェースが向いているラインに対しては、きちんとヘッドが丸く
円を描くように動いている証です。
では、最後にフックする場合ですが、これはどうでしょうか?
それは、目標線に対して、ヘッドが「インサイドアウト」軌道に
なっている場合です。ボールのフック(左回り)の回転がかかるため、
右に飛び出しても途中でフックして戻ってくるのは、そのためです。
このように、インパクトのフェース向きひとつとっても、球筋は
概略、3通りあるわけです。
ですから、インパクトでフェースが「開く」「閉じる」「スクェア」と
3種類あり、それぞれに球筋が3種類づつありますから、
練習場ではおおむね、9種類の球が出る可能性があるわけです。
球を見て、自分のクラブの動きが、これで大体読み取れる
と思います。
さらに、もう少し話しますと、これらに球の高低が出てきます。
これは、文字通り、インパクトで、フェースのロフトは寝て当たるか、
殺されて当たるかによります。ここでも「高い」「低い」「中間」の
3つくらいの高さがでます。「中間」とは、ほぼロフトなりにインパクト
した場合のことです。これでもチェックできますよね。
こうやってみると、9×3種類の高さで計27種類の球ということ
にもなります。
これで、クラブの動きと球すじの関係はほぼわかると思います。
これが分かった上でプロゴルファーのレッスンや診断を受けると、
もっと成果が上がると思いますので、活用されてみてください。
ちなみに私の場合は、ドライバーだと、「中」から「高い」弾道が
多く、ストレートからやや右に飛び出し、途中からスライスするボールが
多く出ます。ですから、自分のクセははっきりしてうわけです。