白鳥の湖に続いてのバレエ音楽ですが、
コッペリアという人の書いた「マズルカ」は情緒たっぷりです。
といいますのも、「マズルカ」はポーランドの民俗音楽です。
あのショパンが、祖国ポーランドを懐かしみ、マズルカのピアノ曲を
書いたのは有名ですが、このバレエ音楽も踊りたくなるような
ノリのいい音楽です。
聴けば聴くほど、円を描きながらステップを踏み、流れるように
舞う様がイメージできます。それくらいテンポよく気持ちのいい
音楽なのです。さあ、太陽の下で、元気よく踊ろうよ!みたいな
ノリで明るい気分になれます。
東欧の民俗音楽というと、ブルガリアやハンガリーもそうですが、
民族衣装を着てサークルを描くように動きながら踊ることが定番のようですね。
余談ですが、日本の場合、サークルで取り囲んで円を描きながら動いて踊る
地方の踊りは少ないようです。盆踊りにしても、阿波踊りにしても、各地の祭りでの
踊りも、皆、同じ方向へ向かって進んでいくのが一般的ですよね。
そのあたりが違うのですが、これはなぜ?と思ってしまいます。
アメリカのフォークダンスでも、オクラホマミキサーに代表されるように
円陣を組んで回りながら踊りますよね。ここらあたりに欧米と日本の踊りや
ダンス文化に違いがありようです。
話を元に戻しますが、このように回れ! 回れ!で進んでいく踊りやダンスは、
見ていても変化に富んで美しいですし、全体像がきれいな形となっていくのが
素晴らしいです。そんなバレエや民族の踊りに合わせる音楽ですから、
自ずと、めくるめくような展開が繰り広げられるような”ときめき”を感じます。
そんな”ときめき”を感じさせてくれるのが、コッペリアの「マズルカ」です。
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