バレエ音楽、コッペリアの「マズルカ」

2011-04-20 17:46:26 | 音楽療法

白鳥の湖に続いてのバレエ音楽ですが、

コッペリアという人の書いた「マズルカ」は情緒たっぷりです。

といいますのも、「マズルカ」はポーランドの民俗音楽です。

あのショパンが、祖国ポーランドを懐かしみ、マズルカのピアノ曲を

書いたのは有名ですが、このバレエ音楽も踊りたくなるような

ノリのいい音楽です。

聴けば聴くほど、円を描きながらステップを踏み、流れるように

舞う様がイメージできます。それくらいテンポよく気持ちのいい

音楽なのです。さあ、太陽の下で、元気よく踊ろうよ!みたいな

ノリで明るい気分になれます。

東欧の民俗音楽というと、ブルガリアやハンガリーもそうですが、

民族衣装を着てサークルを描くように動きながら踊ることが定番のようですね。

余談ですが、日本の場合、サークルで取り囲んで円を描きながら動いて踊る

地方の踊りは少ないようです。盆踊りにしても、阿波踊りにしても、各地の祭りでの

踊りも、皆、同じ方向へ向かって進んでいくのが一般的ですよね。

そのあたりが違うのですが、これはなぜ?と思ってしまいます。

アメリカのフォークダンスでも、オクラホマミキサーに代表されるように

円陣を組んで回りながら踊りますよね。ここらあたりに欧米と日本の踊りや

ダンス文化に違いがありようです。

話を元に戻しますが、このように回れ! 回れ!で進んでいく踊りやダンスは、

見ていても変化に富んで美しいですし、全体像がきれいな形となっていくのが

素晴らしいです。そんなバレエや民族の踊りに合わせる音楽ですから、

自ずと、めくるめくような展開が繰り広げられるような”ときめき”を感じます。

そんな”ときめき”を感じさせてくれるのが、コッペリアの「マズルカ」です。


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