瑠璃色の地球

2017-08-20 19:29:02 | 音楽の思い出

その昔、旧ソ連の女性宇宙飛行士、ガガーリンは

「地球は青かった」と明言を残しました。

地球の青、それも神様が造った青、

私は、一番好きな色です。

自然界には、海、川、空、など大自然には

必ず青色があります。

その青色にも、濃淡があり、群青色、コバルトブルー、

空色、藍色、瑠璃色などなどありますが、

おしなべて心を落ち着かせてくれる色です。

赤系の激しさや食欲をそそる活動的な色とは

対照的で、内省的な色とも言えるのでしょうか。

そんな青色は自然が生んだナチュラル色として、

愛用しています。

この週末から公開されているアニメ映画

『打ち上げ花火は、下から見るか?横から見るか?』

には、名曲『瑠璃色の地球』が挿入されています。

声優を務める広瀬すずが透明感のある声で、

この地球と愛を切々と歌っています。

スケールの大きい歌詞なんですが、何とも

切なく個人の中に沁み込んでくる

内省感が強く残ります。

次の歌詞には、ぐっときました。

♪♪

泣き顔が微笑みに変わる。

瞬間の涙を世界中の人たちに

そっと分けてあげたい

♪♪

松田聖子、中森明菜の両アイドルの声も

素敵でしたが、この新作映画で聴いた歌も

新鮮です。

ところで、この瑠璃色ですが、紫がかった

濃い青色だといいます。ガガーリンの見た

青は、瑠璃色だったのでしょうか?

深くて濃い瑠璃色の地球。

言うまでもなく、さまざまな営みが

行われています。自然も時に

優しく恵みを与えてくれますが、

時には、牙をむきます。

昨夜の関東での雷と豪雨、被害を

受けた方もおられると思います。

花火大会も各地で行われる予定

でしたが、急きょ中止になった所も

多いと聞きます。

打ち上げ花火を下から見る?横から

見る? なんて言ってられない状況

だったようです。

瑠璃色の地球の光と影。

自然の恵みと牙。

こんな相反する地球とわれわれは、

これからも付き合っていくわけですね。

覚悟しなくては!

 


グルックの歌劇「オルフェオとエウデリーチェ」から♪精霊の踊り♪

2017-08-11 18:13:26 | 音楽の魅力

立秋も過ぎ、暦の上では秋ですね。

ただ猛暑日もあり、台風の影響で

曇りがちで梅雨みたいな湿気の多い天候も

続き、夏らしいぎんぎらぎんの日はどこへやら?

3連休初日の今日も、東京は、曇りがちで

気温そのものは低めです。

こんな日に聴きたいのは、澄んだ音です。

メジャーな作曲家ではないのですが、

とても清澄な音で、心を揺さぶってくれる

曲を見つけました。といっても、既に

TVのCMやドラマで挿入されている曲かも

しれません。

それは、表題のグルック作曲の歌劇からの

「オルフェオとエウデリーチェ」から精霊の踊り。

これは、ピアノの音を最大限に生かした

清澄なる音の連鎖が響き渡ります。

脳内にエコーがかかり、ずんずんと

脳の中を清らかな音が突いて行ってくれる

感覚なのです。

哀愁や郷愁といった言葉も当てはまるかもしれません。

とにかく美しい音の世界に浸ることができるんです。

冒頭は悲し気なセンチメンタルな音で始まります。

しくしく泣いてしまいたいような音なんです。

でも、そこから立ち上がっていく力が

湧き出てくる感じがします。

柔らかな清らかな音。ピアノしか表現できない世界。

音楽の美が表現されています。

朝少し寝ぼけた状態で、いきなりこの曲を聴いたのですが、

脳がすっと目覚めました。

幸せでした。こんな美しい音に出会えるなんて!

また、他にも探してみます。

美しく清らかな音楽を!!

 

 


8月6日(日)のつぶやき

2017-08-07 02:38:28 | 音楽の思い出

ポール・モーリアの『オリーブの首飾り』他

2017-08-06 15:27:05 | 音楽の思い出

イージーリスニングという音楽の

ジャンルをご存知でしょうか?

随分昔の話になりますが、

この♪イージーリスニング♪という分類が

盛んに言われていた時代がありました。

「やさしく聴ける」「楽に聴ける」

そんなフィーリングから生まれた言葉だと

思うのですが、代表格は、・・・・。

ポール・モーリアやレーモンド・ルフェーブル、

フランク・プールセルなどが指揮する楽団です。

特に、日本ではポール・モーリアが有名で、

「オリーブの首飾り」「恋は水色」は代表曲です。

個人的に『オリーブの首飾り』は好きで、

心がうきうきしてきます。曲に希望が

感じられるんです。歌はなく、歌詞ではなく、

音そのものに希望が感じられました。

あのJALのジェットストリームを覚えて

らっしゃいますか?

ナレーターの城達也さんのソフトな温かい

声に乗って、機内で聞かせてもらった

音楽プログラムです。

その中で、ポール・モーリアオーケストラは、

とても印象に残っています。

『オリーブの首飾り』を聴けば、そのまま

旅の喜びが増してきて、到着地で

どんな楽しい気分になれるんだろうか、と

ワクワクしていた思い出があります。

旅を素敵に演出してくれた音楽でした。

残念ながら、モーリアも城さんも

あの世へ行かれ、今はただの思い出です。

でも、音楽は残っています。

自分の気分を盛り上げたい時、

ぜひとも聴きたい曲のひとつが

『オリーブの首飾り』です。

ソフトでなめらかなテンポに乗って、

心地よい音が刻まれていきまます。

難しいことを考えずに、ただ耳を

澄ませるだけで、体中が活性化されて

いきます。まさにリフレッシュ音楽です。

イージーリスニング・・・

私には、折を見て

何度も聴きたい音楽となりました。