水が流れるようなチャイコフスキーの音楽

2011-04-22 17:24:04 | 音楽療法

疲れている時、不安な時、頭が冴えない時、

チャイコフスキーの音楽はいいと思います。

難しく考え込まないで、すっと入っていけるからです。

今回おすすめなのは「眠れる森の美女」。

彼の3大バレエ音楽の1つですが、あまり深刻にならず、

おとぎ話の世界へ入っていける雰囲気が醸し出されています。

最後は、オケ全体で盛り上げる構成ですが、

そこに行き着くまでの、滑らかな音楽が印象的です。

まるでフィギュアスケートの演奏曲目を選択している

ようで、氷の上でどんなドラマを演じてくれるのかみたいな、・・・・・・

興味を持って聴けます。

それくらい「すいすい」滑るように音楽が進むために

頭が疲れません。リフレッシュできます。

彼の作品で「くるみ割り人形」もそうなのですが、こちらは、

前回書いたコッペリアの「マズルカ」に似てサークルを

描きながら円舞する様が強くイメージできますが、

「眠りの森の美女」は紙芝居みたいなストーリーを

滑らかに追っていく筋書きのようで、これはこれで

楽しめます。