演奏会用練習曲第3番「ため息」

2010-10-14 09:02:42 | 音楽療法
今日も引き続き、リストの曲のことを書きます。
ピアノの練習曲「ため息」は、リストらしさが出ているのか、優雅さに加え、
芯の強さを感じます。
イントロから、鮮やかな色をした花びらが優雅に舞っていく風景を
連想させる、ピアノ音の流れ。これは、実に優雅です。あの名曲”愛の夢”
(リスト作)にも匹敵するくらいです。音に引き込まれそうな魅力のある
メロディですね。哀愁も漂います。

でも、ただの優雅さだけにとどまらないのが、リストを聴いていて
リフレッシュできる点です。
”優雅”の中に”凛”とした芯の強さがあるのです。激しい風雨にも負けるものか
という気概があります。そういえば”愛の夢”にも、ピアノの鍵盤を激しく
叩く部分がありますよね。それと同じ表現ではないでしょうか。

リスト自身、パリ社交界にいて貴族的な優雅さを身につけながら、心の底には、
ずっと芯の強さをしたため続けてきた人なのかもしれません。それは、ハンガリー
という異国からパリに来たから?
彼のピアノ曲を聴きながら、そんな思いを強めました。

ショパンの優雅さとベートーベンの重厚さを足して2で割ったような曲に
耳鼓を打ちました。


〔音楽療法〕リストの音の展開には意外性が・・・

2010-10-13 08:46:49 | 音楽療法
リストについて初ブログです。
曲目は、ピアノ協奏曲第1番です。第2、第3楽章と聴いてみました。

第2楽章は、ゆったり静かに始まり、パリの社交界で華やかに仕事を
していたリスト自身を想起させてくれます。
リストの作る音は、歯切れのよさと、滑らかさが共存していて
1音1音しっかり耳に残響が広がる感覚が強く独特な印象を持っています。
第2楽章は、夜明けの風景でしょうか。ヨーロッパの片田舎の湿地帯に
うっすらと太陽の弱い日差しが差し込めてくる映像が浮かんできます。
そこに小鳥が舞っている感じ。ピアノの鍵盤がコロコロ遊ぶように
転がされる部分があるので、そんなアクセント的な場面が思い描かれます。
ゆったりと重い中に、少し軽やかさというアクセントが入っていく
のでしょうか、そんな印象を受けます。

そして、第3楽章では、いきなりアレグロ!!
太陽が燦燦と降り注ぎ、大地が一気に明るくなっていく
感じです。リストの音の展開には、意外性があって聴いていて飽きない感じです。
モーツァルトのように音と音の連続性、流れるような展開はないのですが、
意外性の妙味があります。

「次にくる音やメロディの予想がついてしまうと飽きてしまう」という話をよく
聞きますが、リストは真逆です。予想がつかないから、新鮮さの連続。意外性の
ある人と恋愛をおおく経験したのでしょうか?それともリスト本人が意外性の
ある天才なのでしょうか?驚きの連続です。

演奏者が、あのリヒテルなので、余計にリストの良さが際立っていったのかも
しれません。独特の魅力のある作曲家ですね。モーツァルトやショパンの
ピアノ曲とは、まったく印象の違うことにフレッシュ感を覚えました。



〔ゴルフ〕ウサギとカメの話・第2弾

2010-10-11 17:20:05 | ゴルフウイークリー
暫く前に”ウサギとカメの話”を書きましたが、ゴルフではカメのような進歩、
牛歩の歩みみたいな話はいくらでもあると思います。
じわりじわり上達していくから、上達もガマンのしどころというところ
でしょうか? でも、このガマンの先に喜びがあるとしたら
希望を持てますよね。

というわけで、前回プロゴルファーから聞いた話を元に書きましたが、
今回は、自分自身の経験を書きます。
実は、今年の2月くらいから一念発起して、グリップを改造しました。
というのは、伸び悩んでいたこともありますし、クラブを本当に丸くスムーズに
振れていたかどうか、疑問を抱いていたからでした。

実行したのは、2つあります。1つは、左手親指をクラブのグリップ部に沿って
真上からあてがったことです。それまでは、左手を少しかぶせて、ほんの少し
フック気味に握っていたのです。
それから、2つめは、ゴルフを始めてずっと続けてきたインターロッキンググリップを
オーバーラップに直したことです。
この2つについては、その都度、当ブログで買いてきましたが、結論からいいますと、
この改造を行ってよかったと思っています。

というのは、左手をかぶせて握ると、手首を強く返すと引っかかります。これは、
ラウンド中本能的、反射的に起こることなのでコントロールしようが
ありません。そこで、思い切って、左手を浅くしてみました。最初の
2か月くらいは、頼りなくてクラブをしっかりと支えきれない感覚が強くて
違和感を覚えました。このころ、元に戻そうかとも考えました。でも、何とか
踏みとどまり、左わきをしっかり締めてから左親指を真上に乗せるスクェアグリップ
にしたら、手首をしっかりと返したスウィングができるのです。手首を返せば
返すほど、球の方向は良くなり、強い球が出るのが分かったのです。もちろん、
手首をこねたりするのではなく、左ひじを真下にむけ畳みながら、左手甲は地面へ、
右手甲は頬を指すくらい返していきます。それまでは、返りすぎを抑えようとして
このリストターンも抑え気味にしなといけなかったのです。これだと、抑えられない
時、球は曲がります。
2つめのオーバーラップグリップですが、これも、最初はとまどいました。右手小指を
しっかり深く左の人差し指の中に差し込んでいましたから、違和感を覚えるのは
当然でした。始めは、この右の小指が痛くて、痛くて、止めてしまおうかと思った
のです。でも、これもガマンし、左手の人差し指の横腹に軽く当てるように
セットしたら、徐々に慣れてきたのか、左のリストが柔らかく使えるように
なったのです。オーバーラップにすると、左手人差し指がグリップ部に
密着して、どちらかというと右手に比べて弱い左手がしっかり使えるようになった
からだと感じています(注・これは右利きの人の場合の例です。

こんな風に悪戦苦闘したグリップ改造ですが、手になじむまでに正直なところ、
6か月くらいかかりました。文字どおりカメの歩みですね。
途中投げ出したい。でもここで諦めたら、上へいけないと感じたので、
何とか、グリップだけでも改造にこぎつけたのでした。
改造すると、それまでに慣れた感覚との葛藤があって、すぐに元に
戻ろうとする本能が働くという話も聞いたことがあります。ここを
乗り越えられるかどうか、とても苦しい半年だったように思います。
もちろん、これからも改造する点は多々あるのですが、「グリップは
スウィングの生命線」という思いからガマンを続け直してみました。

昔、往年の名選手が、フックグリップをスクェアグリップに直すのに、
1年で数ミリずつ左手の握りを浅くしていって、数年かかったという
話を聞いたことがあります。それくらい慣れた感覚を変えるのは抵抗が
強いし、難しいことなんだなぁ、と痛感しました。その方は、左手を
かなりかぶせたフックグリップだったため、相当なご苦労をされたようです。

こういう話をすると苦労話にばかり聞こえてしまいそうですが、実は、
ショットの変わり具合を確認しながらグリップを修正していくと、
意外と楽しい面もあります。ガマンすると、確信に変わっていく時機が
来ると思うのです。
皆さんも、これと同じような経験をされていませんか?ぜひとも、
お知らせ下さい!

〔音楽療法〕レクイエムの「おそるべき大王よ」

2010-10-10 19:20:59 | 音楽療法
久々にモーツァルトの”レクイエム”を耳を澄ませて、
全編聴いてみました。
リッカルド・ムーティとベルリンフィルという豪華な競演で、
エネルギッシュかつ繊細な演奏だと感じました。

全編の中で何度聴いても、私にとって心の中にぐっとくるのは、
5曲目の「おそるべき大王よ」です。
怖くなるようなタイトルですが、曲自体は、ものすごく神聖で、清澄かつ
ダイナミックな感が強いと思います。

元々エネルギッシュな指揮をするムーティの指揮で聴いたせいかもしれませんが、
合唱の声が地の底から湧き出るようにして雄大で、深遠な世界へ誘ってくれる
感覚が強く残るのです。曲のイントロから、ドラマチックな合唱で
始まります。

ラテン語の歌詞で意味はよく分かりませんが、大王の偉大さ、その偉大さに
ひれ伏した主人公のささやきを歌詞にまとめたものでは?
これは、想像ですが、モーツァルトも晩年(36歳)になると、自分の力では
どうにもならないことがあると痛感したのではないでしょうか?
いくら天才音楽家でも、神や偉大な大王の前では、微力だと・・・・。

私たちの人生に移し変えても、晩年になればなるほど、自分の力の限界を
感じてくるのではないでしょうか?(勿論、努力や進歩を否定するわけでは
ありません)若い時はエネルギッシュ(すみません、今回は
この言葉を多用しています)に前へ前へ
突き進む、いわば怖いもの知らずのことが多いと思います。(これは、若者の
特権で、若い時はこのほうがいいと思います。)

この「おそるべき大王よ」の曲を聴き、モーツァルトがこれを作ったときのことを
想像するに、あの歌劇「ドン・ジョバンニ」の終幕とダブってきます。
「ドン・ジョバンニ」では、最後に主役が、最大の仕打ちを受けてしまうのですが、
このエンディングにしても、モーツァルトが亡き父レオポルドのいうことを
聞かない選択をしたことを後悔し、亡き父の亡霊を畏れて作ったという説が
あります。死に向かうということは、何か自分や人間の力の及ばぬ大自然の威力に
畏敬の念を抱くのと同義のような気がします。これはあくまで私見ですが。

そこまで到達して気づいて、初めて人間は、本当の意味で謙虚になれる!?
そんな思いが強く残る曲です。
だから、安らかな気持ちで耳を澄ませて聴けるのかもしれません。
無力な抵抗はしない。自然なまま。仏教的にいうと、ねたむ、あせる、嫉妬する、
怒る、欲張る、などの煩悩がなくなっていく状態とでもいうのでしょうか?
人生の終焉でこのことにやっと気づくのかもしれませんね。
自分の無力さを思い知らされる曲だからこそ、素っ裸になって曲に
向き合える。それで、感情がほとばしり出て、涙ぐんでしまう。
そんな曲です。何度聴いても感動します。


謙虚心がいい?悪い? は賛否両論あるところでしょうが、私も含めて
人生観や価値観は年齢ともに変わっていくところがあるのでは?

それにしても、こういう哲学的で神秘的なことを思い出させてくれ、感動を
呼び覚ましてくれる名曲だと感じています。
一生、大事にしたい曲の1つです。

〔ゴルフ〕アドレスとトップの手首の角度

2010-10-10 13:58:55 | ゴルフウイークリー
アドレスの時とトップでの手首に角度をチェックしてみました。
何度も素振りをし、アドレスとトップで止めて自分の目で手の甲と
前腕(ひじから下)の角度を確認したところ、同じになっている方が
いつも同じスウィングができ、インパクトでのフェースの向きも
安定するのでは、と感じました。

というのは、アドレスで特殊なショット以外は、普通フェースを目標に
対して直角(スクェア)にセットします。インパクトでも、このイチに
フェースが戻れば、ショットの方向性は良くなるはずです。
つまり、フェースの向きに関しては、「インパクトはアドレスの再現」
にした方がいいのではないでしょうか?

だとすれば、アドレスの手首の角度とトップの手首の角度が同じなら
フェースの向きは、変わっていないということでしょう。

具体的な例でいうと、フックグリップで握っている人は、左手甲と左前腕に
角度がついていますが、その角度を保ってトップにもっていくことが、ショットの
精度を高めるためにも大事だということです。スクェアグリップでも同じです。
ところが、フックグリップで握っているにもかかわらず、トップへ行くと左手首が
伸びた(手のひら側に折れる)シャットフェース(閉じたフェース)になっている
人がいます。これだと、球のつかまりがよくなり、フックボールで飛ばせるのかも
しれませんが、チーピンや大きく左へ引っかける球が出てしまう危険があるとおもうのですが、いかがでしょうか?ご意見をお聞かせ下さい。
確かにプロのようにトップでシャットフェースでも、ダウンスウィングから少しフェース
を開いて、インパクトでスクェアに戻す芸当をされる方もいらっしゃいます。それはそれで
いいと思いますが、私のようなアベレージクラスには、そんな高度な技術はできないし、
仮にできても、毎ショット、方向が不安になります。

ここは、シンプルに、アドレス、トップ、そしてインパクトと、3箇所の
手首の角度を保つようにスウィングする方が確率が高くなると思います。

ただ、誤解のないように補足しますが、手首の角度を変えないというと、リストを
全く使わないと勘違いされてしまいそうなので、この角度とは、あくまで
手の甲と前腕の角度だということです。手首を親指側に折っていく
コックは必要ですし、それに連動して、ひじを畳むことも必要です。

パット目線が依然クローズ!

2010-10-08 09:22:28 | ゴルフウイークリー
夏空、夏雲のもとでゴルフするのは爽快ですね。
球が青い空に向かって飛んでいく様は、芸術のよう。
ちょっと自己陶酔気味なので、冷静になってゴルフに
戻ります。

「無くて七クセ」とはよくいったもので、ゴルフでもクセは出てきます。
私の場合、パットで両目のライン(向き)が狙った方向よりも右を向く
クセがあります。このことになかなか気づかなかったのですが、
シャフトを両目の真下にあてがうと、すぐ分かりました。

まず、両目をあけて自然にボールに対してアドレスをとります。
次にその姿勢のままシャフトが両目にくるようにあてます。
そうしておいて、片目づつでボールを見ます。
すると、私の場合、左目だけで見た時のほうが、ボールがシャフトから
上に大きくはみ出して見えるのです。右目だけの時は、それほどはみだしません。
ということは、目標ラインに対して、両目のラインが右向き、つまりクローズに
なっているわけです。このチェック方法は、随分前にも書いたことがありますが、
依然として、この癖は直っていませんでした!
パットの練習をおろそかにしていたツケですね。
これでは、2~3mのパットが入らないわけです。
ましてや、フックラインやスライスラインになると、どこを
向いているのか分からない状態になっているはず。

もっともっと自分の構えを研究して、すっとライン上に両目をセットできるように
しないと・・・・・・上にはいけない!!と感じます。
クセはなかなか直るものではないのですが、見た目の感覚やあごや顔の向きを
微妙に変えていく練習が必要なんだなぁ、と思います。漫然とパットの
練習をしても、パット数が上がらないのはクセがあるため。

クセと個性は違います。個性は、基本が出来た人が、それにアレンジを加えたもので、
クセは、基本動作の妨げになるものだと考えます。

どうか爽快な夏空の元で、気持ちいいパットができるように、
日々努力する他ないですね。

〔ゴルフ〕軌道とフェース向きの関係

2010-10-07 11:59:49 | ゴルフウイークリー
今日はヘッド軌道をチェックするための、先ず写真のように
正3角形にボールを10センチ間隔でボールを置き、一番先端の
目標側に置いたボールを打ってみました。

これで、インサイドアウトになっていれば、手前のボールに
クラブが当たってしまうし、アウトサイドインの軌道が
きつければ、外側のボールにクラブが触れてしまうので、
変な軌道で打っているとすぐ分かります。
(写真がピンボケですみませんが、位置関係は分かって
いただけると思います。)
幸い、打つボール以外の2つには、クラブヘッドは触れていなかったので、
軌道はまずまずというところでしたが、PW、8番アイアンと打っていって
球が少しこするのです。以前当ブログで”こすり球の対策が少し分かった”みたいな
内容で書きましたが、まだ分かっていなかったのです。
それか、忘れてしまっていたのです。体で覚えこんでいなければ、分かった
ことにならない!?人間は忘れる動物!?その通りだと感じました。

いったん左に飛び出したボールは途中から右へ切れていく。その球を見て、
やはり軌道は少しアウトサイドインで、しかもフェースは目標方向を向いて
インパクトをしているなあ、と判断できました。

さあ、ここからです。このクセ球をどうしたらいいのか?
先ず右手1本で球を5発くらい打ってみました。右手の力を使って
フェースの返しが足りないのでは?と思ったためです。
案の定、右手1本だと、右にすっぽ抜ける球が連発!これまでやってきた
練習はなにだったんだろう?とがっくり。暫く右ばかり行く原因が
わかりませんでした。ところが、1つ気づいたのです。それは、右手親指が、
クラブ(グリップを巻いている部分)の真上にのっかっていたことです。
無意識に真上の乗っけて打っていたようで、これで、リストが柔らかく使えず、
フェースの返しができていなかったんだと判明しました。右手親指を真上から
少し右に外してグリップして打ち直したら、フェースの返りがよくなるのか、
右手1本で打つ球の方向が良くなってきました。
こうやって徐々に修正を加え、両手でPWを打ったら、球の高さと強さが出てきました。
これでひと段落です。

写真のように本来打つべきボールの周りにボールを置くと、当たるんじゃないかと
不安になり、最初はスムーズに腕が振れません。でも、段々当たらないと分かってくると、
いつものリズム感で打てるようになるのですね。

こうやって練習するのも、軌道とフェースの向きをチェックするのにいいと
分かりました。

〔音楽療法〕バイオリン協奏曲 第2番  第2楽章

2010-10-06 13:13:33 | 音楽療法
今日は、少し気温が高く、25度くらい?、穏やかな秋晴れの
1日です。やわらかな太陽の日差しにぴったりの曲を見つけました。

モーツァルトのバイオリン協奏曲 第2番 第2楽章です。
穏やかな日光のように、ソロバイオリンの音色がやさしく響いていく曲です。
細い糸を引く音が哀愁の漂うロマンチックな雰囲気を出し、思わずうっとり
聞き惚れてしまいます。

穏やかさ・やさしさ・懐かしさ・未練・・・・・・そんな繊細な感情が
たっぷり表現されていて、体の中心まで音が染み入ってくるようです。
体全体が音に溶け込んでいく幻想も味わえるかもしれません。

穏やかに、安らかに聞き入っていたいものです。
もしかすると、そのままウトウトしてしまうかも・・・・。
仕事中の方はご用心です。

〔音楽療法〕鬱陶しいイ雨の日にはピアノ・ソナタ15番

2010-10-04 09:50:39 | 音楽療法
秋の長雨っぽい典型的な1日ですね。

こんな湿っぽくて、陰気な日には、心が軽やかになる曲を
聴きたいものです。やはりモーツァルトしかありません。
ピアノ・ソナタ15番の第2楽章は、心が躍るように鍵盤の音が
なめらかに展開し、実に心地がいい曲です。

心臓の鼓動と血液の流れがスムーズに連携し、血がさらさら流れていく
ような快感を覚えます。気がめいった時、ストレスを強烈に感じて
くじけそうになった時に聴くと、さあもう1度がんばろうという気持ちに
させてくれるやさしさがあります。
ピアノの音は実にやさしく奏でられ、「オイ、気合を入れていこうぜ!」
みたいなノリではなく、包容力ある人にやさしく親切にアドバイスを
受けたみたいな穏やかな気持ちになれるのです。
このほうが、自力で立ち上げれそうだと思いませんか?

とってもとっても、やさしい愛情に満ちた曲だと感じます。

パク・ヒヨン選手のリズムは参考になります

2010-10-03 20:01:47 | ゴルフウイークリー
日本女子オープンの2日目で66の好スコアをマークした韓国の
パク・ヒヨン選手のアイアンショットには、見ていて
惚れ惚れします。個人的に好みのスウィングです。

米ツアーで躍進中ということですが、アイアンの切れ味には
驚きました。
言葉で表現すると、「インパクト即フォロー」のスウィングで
体のバランスがいいから、フィニッシュがぴたっと決まっています。

鋭く振りぬいているので、切れがあり、美しいカッコいいスウィングだと
感じました。日本では、有村智恵選手のスウィングはバランスがいいのですが、
さらに上をいく感じがしています。

どうしてこんなスウィングができるのでしょうか?
①ゆるみがない・・・・・・両わきがちゃんと締まって、体の上下動が少ない!前傾姿勢が             崩れない!

②体と腕が同調している・・・・インパクトゾーンで腕とクラブがアドレスを再現している

③腕を速く振り、体を速く回せる筋力がある・・・・体幹や足がしっかり鍛えられている

こんなところが理由として思い浮かぶのですが、1つ気になったことがあります。
それは、アドレスで、やや前かがみなことです。猫背気味に見えますが、これは、体が
伸び上がらないようにするため?無意識か、意識的か分かりませんが、少し前かがみ
気味です。
ですけど、振りぬきのスピードが速いため、ダイナミックでなおかつ、バランスがいいので、見ていて気持ちいいです。

こんなスウィングをできたらいいなあ、と思いますが、それに近づくには、リズムだけでも
盗めるかな?と感じました。トンと上げて、トンと振り抜く。上げる時間とボールを
とらえて両腕が伸び切るまでの時間が、ほぼ同じくらいのリズムで打てるように
努力したいと思いました。
今日練習場で、このリズム感をイメージして、8番、5番アイアンを打ってみたのですが、
回転がスムーズになるので、ダフリが少なくなりました。
たまには、プロのスウィングリズムを参考にするのはいいですね。

ただし、これはアイアンの話で、ドライバーになると長さがあるので、リズムにも
アレンジが必要ではないかと感じています。ドライバーも同じリズムでスウィング
するのが理想ですが、45インチ以上の長さがあるのと、シャフトによるしなり方が
強く影響してくるので、一筋縄にはいきません。このあたりは、また今後の
課題です。

〔ゴルフ〕左肩を抜こうとしても先に体が突っ込むのは?

2010-10-02 09:45:04 | ゴルフウイークリー
昨日書いたブログに関して「どうしても左肩が先に突っ込んでしまう」という
コメントをいただきました。
スウィングの切れ切れの女子プロのスウィングを見ると、全員、インパクトから
左肩が上昇しながら後ろに鋭く引けています。

先の質問を受けながら、両方の違いって何だろう?と考えていました。
ティーチングプロなら、何例も症例を挙げて応えられるのでしょうけど、
私はアマチュアですので、あくまでも自分の経験と推測も含めて
話を書きますので、ご了承下さい。

体が先につっこむ時って、私の経験でいうと2つ原因が考えられます。
①バックスウィングで体が十分にひねれていない
②ダウンスウィングで足、特にひざが使いきれていない

①ですが、お分かりのように右腰が伸び上がったり、体全体が右へスウェイしたりすると、
ひねりが十分に行われませんから、その力の不足分を回転ではなく、ヨコへの移動で
補おうとする。そのための突っ込みですね。

②ですが、トップで体はひねれていても、ダウンスウィングで足の動きが止まって
 しまうから上体の回転も止まる。つまり、ヨコへの動きが入り、突っ込むということで  す。

私が、これまで練習場で試行錯誤してきた対策を紹介します。
①は、プロにも教わった”バックスウィングで絶対に右ひざを動かすな!”という
 教えです。これを守りきれれば、体のパワーがたまらないということは、そんなに
 ないと感じています。

②は、両方のひざの間隔を変えないように、いち早く目標方向へスライドしながら
 腰や肩を回していきます。スライドというと突っ込みにならないのか?という
 ご指摘を受けそうですが、これは下半身だけの話です。上体は、これにつられない
 ようにし、ひざのスライドにも限度があります。それは、アドレスの位置に戻す
 ところまでです。これ以上、目標側へ流れるとスウェイになりますので。
 それができた上で、トップの頭の位置をできるだけ動かさないようにして、
 下半身を動かしながら腰と肩を回し腕を振る。このとき、どこから動かそうなんて
 考えてたらスウィングになりませんから、この2つの基本を守れば、あとは練習場で
 球を打って全体を連動させることに集中した方がいいと思います。

以上ですが、他にも意見があるかたは、どしどしお寄せ下さい。

〔ゴルフ〕左肩の抜きは大事!

2010-10-01 21:09:35 | ゴルフウイークリー
今日、日本女子オープンをTVで観ていたら、
解説の森口佑子プロのコメントで参考になることがありました。
韓国のイ・ソンジュ選手と上原彩子選手の振りぬきです。
”左肩をさっと後ろに引くから、振りぬきがとてもいいし、それができる
自信が素晴らしい”というようなニュアンスのコメント解説があり、
気づいたことを書きたいと思います。

練習場で左腕1本で、ボールの方向性や距離、球の高さを揃えようとすると、
トライしてみると分かるのですが、左肩をすっとインサイドに抜いていかないと、
フェースもターンしていかないし、ボールがロフトなりにとらえられません。
ボールをとらえながら左ひじを畳む動作と同時に左肩を抜いていくわけです。
これがうまくいかないと、スウィングが詰まった感じで、抜けが悪くなったり、
ボールの手前にヘッドが落ちてダフってしまいます。
私もよくダフるので、このプロのアドバイスを参考にして練習します。

それにしても、この左肩の抜きと左腰の回転ですが、言うのは簡単ですが、
難しいですね。
意識して過剰になると、左サイドが引けてしまって体のバランスを崩して
フィニッシュがとれなかったり、振り遅れてフェースが開いたまま当たり、ボールが
右へ飛んでしまいます。
できたかできていないかは、バランスよくフィニッシュを決めることができるか
どうかですが、練習場で気をつけてチェックしてみたいと思います。
女子プロの調子のいい選手の振り抜きを目に焼き付けて
参考にしたいと思いました。

〔音楽療法〕バイオリンソナタ40番第3楽章(K..454)

2010-10-01 08:28:19 | 音楽療法
モーツァルトの楽曲の中で心が穏やかになれる曲は多々ありますが、
フルートの入った協奏曲とともに、バイオリンソナタは双璧ではないでしょうか?
フルートのやさしい音色とは少し違い、バイオリンの情感たっぷりな音色に
心が落ち着きます。

このバイオリンソナタ40番の第3楽章は、バイオリンとピアノの掛け合いが
ちょっとコミカルな感じがして愉快な気分になれます。犬と猫が楽しげに
駆けっこしている風景が思い浮かぶのですが。暖かい日差しの中で
じゃれている雰囲気です。どちらかというと春の気分ですね。

全体に第3楽章は、バイオリンの音が気持ちのいい老紳士みたいに達観した
人生論を話して聞かせているような、穏やかな調子があります。
包容力があって、若者のフライングをやさしく諭している雰囲気とでも
いうのでしょうか。曲全体に風情を感じます。それだけに、他のクラシックとは
違って、どことなく日本の演歌みたいな哀愁を感じる瞬間もあります。
心が豊かなになれる名曲だと思います。

音が語っている・・・・・・・そんな代表曲だと感じます。