〔音楽療法〕バイオリンソナタ40番第3楽章(K..454)

2010-10-01 08:28:19 | 音楽療法
モーツァルトの楽曲の中で心が穏やかになれる曲は多々ありますが、
フルートの入った協奏曲とともに、バイオリンソナタは双璧ではないでしょうか?
フルートのやさしい音色とは少し違い、バイオリンの情感たっぷりな音色に
心が落ち着きます。

このバイオリンソナタ40番の第3楽章は、バイオリンとピアノの掛け合いが
ちょっとコミカルな感じがして愉快な気分になれます。犬と猫が楽しげに
駆けっこしている風景が思い浮かぶのですが。暖かい日差しの中で
じゃれている雰囲気です。どちらかというと春の気分ですね。

全体に第3楽章は、バイオリンの音が気持ちのいい老紳士みたいに達観した
人生論を話して聞かせているような、穏やかな調子があります。
包容力があって、若者のフライングをやさしく諭している雰囲気とでも
いうのでしょうか。曲全体に風情を感じます。それだけに、他のクラシックとは
違って、どことなく日本の演歌みたいな哀愁を感じる瞬間もあります。
心が豊かなになれる名曲だと思います。

音が語っている・・・・・・・そんな代表曲だと感じます。


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