先週、友人の買い物に付き添った時のこと。
(婚約のため、私の会社の商品を買うかもしれないというので、付き合いました)
その友人の婚約者が印象深い人でした。
年上の彼女で、年齢より5歳は若く見えるけど、しっかりもの。
彼女は消費活動コンサルタントなるものをやっています。
いわゆる小売専門のコンサルタント。
彼女の言うことが実に面白い。
「女性のもの扱っているビジネスならば、女性に聞きゃなきゃだめよ。」
そりゃ、当たり前です。いつもやっていることとですから。
その後の彼女の言葉が・・・。
「でも女性の考えを聞いちゃだめ。女性の考えほどあてにならないものはない。」
ちょっと、衝撃でした。
私のように女性を対象とした商品を扱っている会社では、女性の声が一番だと思っっていました。
ですので、商品を選択するときは、必ず女性の意見を聞くようにしていました。
それを覆すことを、女性の彼女が言う。
「その商品を買っている人に聞かなければだめよ」
「それでも商品について、どう思うか直接聞いてはだめ。
女性ほど主観的なものはないから。
女性ってまず、『絶対いいから!』っていう言い方するでしょ。思い込むのよ。」
「そうではなくて、実際に商品を買っている人から、その商品はどんな使い方しているの?、どんなところがいいの?、どんな感じなの?と、聞くことよ」
「商品について、データをもたずに饒舌に評価をする人の意見ほどあてにならないものはないわ。それは男性女性関係ないけど。」
私のように女性が扱う商品を扱っていると、まず商品の女性の考えが気になります。
でも、女性の考えは人によって大きく違うので混乱するときがあります。
特に、同じ「カワイイ」でも、人によってまったく違う。
キャリアが長い人ほど、時々まったく違う世界の考え(トンチンカン)を持っていたりします。
彼女の言うことは、目からうろこでした。
実は先日の販売応援の前に、何人かの女性社員にいくつか聞いて見たことがあります。
詳細は省きますが、ある商品群にたいしての、「デザイン・雰囲気・使いごごち」と「価格・品質」の関係。
ある人たちは、「デザイン・雰囲気・使いごごち」を重視。
ある人たちは「「価格・品質」を重視。
今回の販売応援で、その商品群のいくつかを売る機会があったので、
お客様に、なぜ買ってくれたのか聞いてみました。
なんだったと思いますか?
私にとっては意外な答えです。
「かわいかったから。」
自分自身はその商品のよさは価格だと思ったので、「安さ」をがんがんにアピールしました。
とは言っても、その商品の中には数万円するものもありましたが。
お客様が言うには、
「着けてみるとかわいい感じがするから。」
「この色は、デニムを着ている時でも合うわ。」
「私の持っているものと重ねて使える。」
買って使わないと出てこない意見です。
確かに安さも、買うきっかけのひとつかも知れませんが、絶対的な理由ではないようです。
販売応援の前に聞いた時、実際に会社の商品を買ってよく着けている人の意見と同じでした。
「買っている人に聞くこと。」当たり前といえば、あたりまえのこと。
でも、ずれている会社や人って結構いるかもしれない。
自分の会社も、男性の意見が中心となっている会社です。
それもその商品をまず使ったこともないような人たちの。
売り上げが上がらない理由をいろいろ言う事はできるけど、
お客さんが、本当はいったいどう感じているか、本格的に聞いて見る必要があると思います。
会社のずれがあるとしたら、自分自身から直すのが最初だと思います。
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私も女ですが、女性は主観的な人が多いと思います。自分がどんな行動とってるか分かりますか?と心の中で叫ぶことも多いです。
でもある一つの考えを代表していることは事実だと思うので、こういう考えをする人もいるのか、と思考方法のサンプルとしてじっくりお伺いすることにしています。
それにしてもポトスさんのお仕事って何を扱っていらっしゃるのでしょう
僕も、結構いろいろなサンプルが集まりました。
仕事は、ジュエリー業界です。
詳しくは今度お会いした時に。