Kyoko AIHARA's Diary (Writer&Photographer) 相原恭子(作家&写真家)のブログ 

ヨーロッパ紀行、京都花街と着物、ビールとグルメなどをテーマに執筆、撮影、国内・海外での写真展や講演等。今日も良い日!

2011年1月25日(火) 美しい国 ハンガリーと心の交流

2011-01-25 | オーストリア・ハンガリーと中欧
ハンガリーは、ワインは美味、料理も美味、ブダペストの重厚な町並みは古典的なヨーロッパの美しさを感じさせる。プスタなどの大陸を思わせる大自然も本当に素晴らしい。

「美味しいものと、美しいものが好き」な私には、魅力の国だ。

もう13年も前になるかしら。
当時のハンガリー大使夫人シュディ・エリカさんと、当時のベルギー大使ノートン男爵(「ベルギー美味しい旅」(小学館)に、縁の古城を案内していただき、ご登場いただいている)のフェアウエルパーティーで知り合った。

エリカさんは、「ぜひハンガリーへ!」とご尽力くださり、
2000年にハンガリー各地の取材をアレンジしてくださった。ブダペスト、ヴィラニー、バラトン湖、ショプロン、プスタ・・・とても書ききれないほどの村や町を巡った。

その模様は、共同通信から各地方新聞、産経新聞、その他の日刊紙、お酒の雑誌「醸界春秋」、サベナベルギー航空の機内誌「カリヨン」(6~7年続けて、ヨーロッパ各地について文と写真で連載していた)などに記事を書き、その一部は、「ヨーロッパお菓子紀行」(NHK出版)となった。

今日、エリカさんからメールがきて、エストニアで写真展・講演会の後、ハンガリーでも同様の催ししてはとご連絡くださった。

不思議なことに、私はハンガリーとも縁が深く、気が付けば、英語の本「Geisha」は、ハンガリー語版も出ており、2003年にハンガリーのTV(チャンネル2)のブダペストのスタジオで、生番組に出演した。(朝5時前にスタジオ入り。日頃朝寝坊の私はただ眠くて、頭痛がして、大変だった。)
番組は「日本特集」で、ハンガリーの若い人たちも多数出演した。
日本語と漢字の研究者や、太鼓の演奏団体など、日本に熱心な方々が多く出演なさり、びっくりした。

このハンガリーへの旅は、エリカさんと私で、高知県の「いの混声合唱団」とエリカさんの故郷ミスコルツの「ミシュコルツ・バルトーク合唱団」との親善コンサートを企画遂行し、私がブダペストに戻った日に、出版社の社長たちがホテルに現われ、TVとラジオ(ラジオカフェなど、5局に出演した)で日本と著書について語ってほしいという出演依頼があったのだ。

さて、今年のブダペストの写真展と講演会は、スポンサーでも付かないと無理だが、実現したら、日本ファンのハンガリーの方々や、「Geisha」の読者にも会えるだろうし、素敵だなと思う。

エリカさんも私も、仕事ではなく、日本とハンガリーの交流をしたいという心からの計画だ。自分自身、得るものは多いと想うし、商業ベースに乗らない人と人との出会いは、貴重なものだ。微力でも、ハンガリーの熱心な方々に直接日本を知らせることができたら嬉しいなと思う。