Kyoko AIHARA's Diary (Writer&Photographer) 相原恭子(作家&写真家)のブログ 

ヨーロッパ紀行、京都花街と着物、ビールとグルメなどをテーマに執筆、撮影、国内・海外での写真展や講演等。今日も良い日!

2011年7月31日(日) 息つく間もなく

2011-07-31 | 仕事
今日は、息つく間もなく、食べる間もなく、働いた・・・。
あまりに、プロダクティブな一日であった。
気が付けば、夜中の1:30.
8月1日になっていた。

2011年7月30日(土) 今朝の京都新聞 観光を語る

2011-07-30 | TV・ラジオ出演
今朝の京都新聞に、私のインタビュー記事が半ページくらい出ていたと、
京都の方々から、早々に何本かお電話がありました。

ドイツ政府観光局勤務時代に考えた観光誘致について、
そのアイデアが京都に生かせないか、というインタビューで、
私が好きな場所を選んで、そこで撮影となりました。
上七軒を選び、歌舞練場と、
親しくしているお茶屋さんへ入れてもらって、
玄関口で舞妓さんを話しているところ、
など撮影してくださいました。

私はまだ記事を見ていないのですが、
京都の友人知人の連絡で、何となくわかったかんじ。

「京都新聞さんが、気に掛けてくださって、ホンマに嬉しおす」

京都新聞には、2000年4月、英語の本「Geisha」が刊行されてすぐに、
著者インタビューが掲載され、その後、書評や記事が載りました。
これが最初だったか・・・。

2001年には、
「京都新聞社 紙上座談会」 
(2001年12月6日:京都新聞掲載。その後、中刷りで配布されたそうです)
京都の力を結集 新たな魅力創出」 
 ~観光・京都 活性化への課題~

http://home.att.ne.jp/green/K-starten/lecture.html#2001
というタイトルで、京都の要職に付かれている方々とお話させていただき、
大変光栄でした。
出席者:
枡本頼兼氏 (京都市長)
村田純一氏 (京都商工会議所会頭)
山上 徹氏 (同志社女子大学教授)
相原恭子 (作家)
坂上守男氏 (コーディネーター/京都新聞会長)


以来、山上先生の教室や大学コンコースで講座をさせていただいたり、
桝本市長は、私の本を色々読んでくださり、お手紙をくださいました。
市長さんはいつも筆でお手紙を書いてくださり、着物+袴姿も素晴らしかったですが、
書の腕前は、まさに書家であります。
坂上会長は、「もっと知りたい!ドイツビールの愉しみ」をお読みくださり、お目にかかったときに、みすや針や、京都の特産品をスイスやヨーロッパの友人に勧めたというお話から、ヨーロッパと日本、そして京都の話に花が咲き、何度かお会いしました。
亡くなられたのが、非常に非常に残念です。

京都新聞には、ヨーロッパや京都の本の書評はもちろん、
共同通信から配信された連載記事、
1999~2000年 40回連載の「ヨーロッパお菓子紀行」
     (これは後に、NHKより単行本として刊行されました)
2003年 10回連載の「ロシア東欧紀行」
2005年 8回連載の「クロアチア紀行」
2009~2010年 8回連載の「ヨーロッパのここちよい風」

や、さらに単発の記事なども掲載されました。

京都新聞を始め、毎日新聞、読売新聞、産経新聞、朝日新聞、NHK京都総局など、マスコミの方々が気に掛けてくださり、取り上げてくださって、
本当に嬉しく、感謝しています。


1999年以来、無意識の内に繋がって行く、京都との不思議なご縁を感じます。
もっとも大切で、心をなごませてくれるのは、
人の和と輪だと実感します。

あらら、今また、
お友達の京都のデザイナー・関清子さんから「記事出てましたよ」というメールが入りました。

関東に居ながらにして、どんな様子がわかる、
京都は情報が早い、
それも皆さんとのお付き合いが元になっているのだと思うと、
さらにまた、「感激どす。」



2011年7月28日(木) 筑豊の炭鉱画 「世界記憶遺産」

2011-07-28 | 日本の旅
TVで、山本作兵衛(1892~1984)の絵画や日記などが
記憶遺産に登録されたと聞き、
感激した。

ヨーロッパの炭鉱、銀鉱などの鉱山を
ドイツやスロバキア、ベルギーなどで取材したことがあり、
そこで働く人たちの立場を思いやったことが何度もあったからだ。

生きることに精一杯な姿が、胸にジーンと来て、
人の営みが、あまりに哀しく、あまりに強く、あまりに美しくて、
目頭が熱くなるのだ。


そして、この「記憶遺産」という考え方に、
フランス的な哲学を感じる。

フランス的哲学とは何かと聞かれると、
すぐに一言では答えられないが、
・・・鋭利な感性に繋がるような気がしている。



2011年7月25日(月) 隠岐の島

2011-07-25 | 日本の旅
過日、ブログに遊覧船やホテルのことを書いた隠岐の島の旅で、たまたまお会いして、ホンノちょっとお話した女性から、
今日、メールが来ました。

その時、京都の話はしなかったので、知りませんでしたが、
何と、彼氏は「京都の染屋さん」の息子さんだそうです。

その彼氏は、若い頃、
芸妓さんに入れあげて(?)結婚すると言って物議をかもしたとか。

出会う人たちが、
不思議に、必ずというくらい、ヨーロッパか京都に繋がっていてびっくり。


2011年7月23日(土) 雪の町や沖縄で「機織るおばさんたち」

2011-07-23 | 日本の旅
昨日のお着物、ピンク色の絞りが美しいです。
舞妓ちゃんみたいな若い女の子がスッピンで着たら、愛らしくて似合いそうです。

ちょうど、「絞り」について、昨年から京都で何度か取材したところで、
粟粒よりも小さい絞りで、一反の反物を埋め尽くすのです。

友禅、西陣織などの京都の染織はもちろんですが、
十日町でも、雪に埋もれた山村で機を織る(出機)おばさんを訪ね、
この10年来、芭蕉布のおばさんを沖縄に訪ねたりしました。

夜昼となく働き、労を惜しまずに芭蕉を植え、
栽培し、その木から糸をつむぎ、機を織る沖縄のおばさん

雪がうず高く積もった山間の家で、
窓から差す薄い明かりで昼も夜も淡々と機を織るおばさん。
その地域は、昭和40年頃までは車が入れず、仕上がった反物を、
雪の中、山の尾根伝いに命の危険を冒して歩き、
町へ反物を届けたそうです。

おばさんたちのお話を聞き、シンパシーを感じてきました。


着物の反物を織る人、染める人を想うと、
一反の重さは一トンにも、百トンにも感じます。

「モホイ・ナジ芸術大学」の学生さんたちは、現代の日本で、着物がどう受け入れられているのか、技術は今の世代にどのように引き継がれているのかなど、実地のお話に興味があるそうなので、取材したお話も映像を交えてすることにします。


2011年7月22日(金) 写真展と着物ドレス展覧会(ドレス制作の方々)

2011-07-22 | 講演/写真展 海外にて
横須賀のお友達の尽力で、
着物ドレス(仮称)の制作 を手伝ってくださる方たちとお会いしました。

私は幼稚園から小学校低学年の頃、つまり、
物心ついて最初になりたいと思った職業は、
デザイナー(服飾)か、大学の先生でした。

だから、デザインするのはとても好きというか、いつも何か考えているのです。

そのデザインはトップシークレット(?)ですが、
来月、物凄いスピードで仕上がりそうです!!!

さらに、総絞りのお振袖や、漆箔のお振袖など、
素晴らしいお着物を貸してくださった方もありました。

ハンガリーやエストニアの会場で、
展示させていただくことにしました。


ホンマに「光栄どす!」

今日は、その後、さらに
「湘南ツーリズムを語る会」があり、皆さんとたくさん語り、
たくさん飲んだ(?)夜でした。



2011年7月21日(木) 個展会場 「ギャラリー・ポントン」(「モホイ=ナジ芸術大学」)

2011-07-21 | 講演/写真展 海外にて
シュディ大使夫人が送って下った「ギャラリー・ポントン」の写真です。
ここで、個展をします


2011年9月6日(火)18:00~ オープニングセレモニー。
会期は9月11日午前中までです。


「ブダペストまで、観に来とくれやす!
日本からお越しくださるお方は、
オープニングへご招待どす。」

英国Calrton Books から刊行された
私の英語の本「Geisha」が、既に2001年にハンガリー語に訳されており、
著者インタビューなどがあり、何度かブダペストのTVやラジオに出演しています。
今回は、マスコミ関係、大学関係、美術・写真関係、シュディ大使夫妻のお友達、お仕事関係の方々、旅行関係の方々も、多数おみえになります。

王宮近くにあり、歴史的で重厚な構えのエントランス。
ロマンチックな雰囲気で、素敵なところです




160㎡を越える展示スペース。いくつもの部屋に分かれております。
何だか楽しみ・・・。


今から、出かけなければならず、続きは明日に・・・。



2011年7月20日(水) 人のつながり

2011-07-20 | オーストリア・ハンガリーと中欧
ある知人に、
「どうやって、外国の人を紹介してもらうのか?
自分もしてみたいので、教えて欲しい」

と聞かれました。

思えば、どの場合も、わざわざ紹介してもらったのではなかった。

ハンガリーとの縁は、
既に書いたとおり、大使夫人とベルギー大使館のパーティーで、
たまたま目があって、お話したことがきっかけでした。

そこから、1999年に取材ツアーをアレンジしてくださることになり、
ハンガリー一周・二週間ほど取材。
共同通信から10回だったか、かなり長く連載した
「ロシア東欧紀行」や、エアラインの機内誌
(当時は、サベナ、スイスエア、ユナイテッド航空など、何誌かに連載していた)
、単行本「ヨーロッパお菓子紀行」、長らく連載している「醸界春秋」などに、
ハンガリーの連載や記事を書くことになった。

そんな中、本当に突然のことだったが、
こうした背景とは全く関係なく、ある日、突然に
私の著書がハンガリー語に訳されたという連絡!!!


自分でも、なぜ、今、ハンガリー語に?・・・とありがたく、嬉しい気持ちだった。
その偶然に、ただただ、びっくり。

そして、ブダペストで、TV、ラジオ出演。
ハンガリと日本の合同コンサートと懇親会に関わったり・・・

人に聞かれてみると、無意識の内に、
様々な「縁」と「繋がり」が広がっていたのを実感する。

2011年7月19日(火) ハンガリーの講演会とモホイ・ナジ(=モホリ・ナギ)

2011-07-19 | 講演/写真展 日本国内にて &相原恭子同行ツアー
京都の友人がチラシを送ってくれた。
明日から、京都国立近代美術館で
「視覚の実験室 モホイ=ナジ/イン・モーション」
が始まる。
知らなかったが、すでに、神奈川県でも開催されていたのに、
見逃してしまって残念だ。

モホイ・ナジは、学生の頃から、非常に興味のあるハンガリーの芸術家(
写真家、美術家)だ。

そして、何と、
9月に、開催のブダペストでの講演会と展覧会「着物との対話」の会場は、
この人の名を冠した大学「モホイ・ナジ芸術大学」付属の「ギャラリー・ポントン」である。このギャラリーで展覧会をするには、定評がなければならないそうで、やりがいを感じているところです!


実は昨年、彼の名前の大学で、自分の展覧会と講演会が開催されると聞いた時、
私は天にも昇る気持ちであった。

彼が今、日本で注目されるのは、本当に嬉しおす!







2011年7月18日(月・祝) なでしこジャパン 女子サッカー

2011-07-18 | ドイツ・ベルギー
サッカー狂のドイツの友人知人たち(♂)
対ドイツ戦の時、すでに、
「ドイツは残念だが、たぶん、日本が勝つぞ~」
とメールしてきました。


そして、ドイツに勝つ、のみならず、
『日本優勝!』

人が成功したり、活躍したり、超幸せになったりするシーンは、
観ていてこちらも、超嬉しい。何だか、自分にも力を与えられるような気がする。


ドイツの友人知人たち、
特に、ドイツ戦終了後は、
日本を猛烈応援してくれた。

「やっぱり、世界一になった!
細くて小柄なのにスゴイ。さらに頑張れ~」
と、メールをくれた。

サッカー評論家(独断と偏見の?)みたいな彼等は、
W杯開始前から日本に注目していたそうです。

2011年7月17日(日) 昨日の石見神楽 in 八坂神社

2011-07-17 | 京都府
石見神楽のスサノオのみこと

大蛇(オロチ)も恐れる、このニラミ。



鬼のすさまじい形相も。


ダイナミックに厄を払い、
国土平定。

人の心をスッキっとさせる単純明快な理論の展開が、快いお神楽。

ここ何年か、石見神楽を観ましたが、
各地のお神楽も観てみたいなと思いました。

2011年7月16日(土) スサノオだぁ~!

2011-07-16 | 京都府
ものすごく暑い京都。
(たぶん、東京も、横浜も、暑いでしょうけれども・・・)

八坂神社で石見神楽を観ました。

火を吹く大蛇をスサノオがバッタ、バッタと薙ぎ倒し、
両手に剣を持って乱舞する
ラストシーンは、超圧巻でした。

ダイナミックな力!!!
厄も災いも、ものすごい勢いで退散させる迫力に圧倒されて、
何にも負けないエネルギーが伝わってきました!


2011年7月14日(金) 祇園祭の「鯉山」

2011-07-14 | 京都府
祇園祭で、初めてお参りしたのは鯉山だった。
左甚五郎作、という登り竜ならぬ、登り鯉や、
登龍門というご朱印も好き。

そして、今年も宵山。
鯉山を始め、いくつか山鉾をお参り。
去年は、なんと全部お参りして、ご朱印も全部集めた!

今年は夕立もなく、
ひたすら暑い。
「厄除け安産お守りは・・・」
という歌も、情緒がありますねぇ。


2011年7月13日(水) 出雲阿国のお墓

2011-07-13 | 日本の旅
出雲大社のところで、掛軸やら、旅館の話を書きましたが、
出雲・・・といえば、出雲阿国。

出雲大社から海へ抜ける道に、彼女のお墓、庵。終焉の地などがあります。



阿国のお墓です。
歌舞伎役者さんや俳優さんなど、参拝していらっしゃるようです。

京都の四条大橋のたもとの阿国の像の前を、よく通ります。
四条河原で歌舞伎踊りを踊り、観衆を沸かせた阿国さん、
ここに眠る・・・と思うと、感慨深いものがあります。

何年か前の節分の『お化け』で、「出雲阿国」の格好をしたのも、何だかご縁です。

2011年7月12日(火) 隠岐の島の旅 II 

2011-07-12 | 日本の旅
島後の西郷の反対側あたり。
ローソク島へ船で漕ぎ出でました。

ちょうどローソクが灯る様に、夕日が沈む「岩」です。
その日の雲の様子や、波に揺れる船、他のお客さんもいらして・・・、
中々、ローソクの先に夕陽が『点火』する瞬間にシャッターを切るのは難しい。
船の舵を取るのも難しいはずです。




船を降りた近くにあるホテル「海音里」。
窓からの眺め美しく、入り江が湖の様にも見えて、
素敵なところでした。
(「そこ、そうそう、押すだけだから!」なんて、私が注文して、
これも、昨日の写真と同様、香保里ちゃんが私のカメラで撮影。)



ホテルの浦には、滝。
この風情は、オーストリアなど、チロルを思わせました。

隠岐の島の自然の美しさ、後醍醐天皇、後鳥羽上皇、様々な神社、巨木・・・
魅力的で、また行きたいなと。