Kyoko AIHARA's Diary (Writer&Photographer) 相原恭子(作家&写真家)のブログ 

ヨーロッパ紀行、京都花街と着物、ビールとグルメなどをテーマに執筆、撮影、国内・海外での写真展や講演等。今日も良い日!

2019年1月9日(水)兼高かおる様 ご冥福をお祈り致します

2019-01-09 | 講演/写真展 日本国内にて &相原恭子同行ツアー
1月5日逝去されました。
先ほど(1月9日)NHKのニュースになりましたが、
すでに何日か前に訃報をお聞きし、何だか言ってはいけないような気がして今日になりました。

何度かお仕事でご一緒させていただき、今も、思い出します。
心よりご冥福をお祈り致します。


兼高さんの右側にミヒャエル王子のお妃。
その後ろに王子、私。
横浜「人形の家」にて


旅行業界のパーティーで。

ドイツ政府観光局に勤務していた時に
***ミヒャエル王子夫妻が来日なさり、私が横浜の「人形の家」と港界隈をご案内することになり通訳しながらお供しました。
当時「人形の家」の館長でいらした兼高かおるさんを王子夫妻と三人で訪ねて、館内を見学。

その後、ジョーンズさんも加わって、五人で中華街で会食しました。
兼高さんは「相原さんくらいの時に、世界の旅を始めましたのよ」とおっしゃいました。

会食の後、横浜の家までジョーンズさんとお二人で車で送ってくださいました。
華やかな雰囲気の車中で、旅はワクワクするとか、そういう話をしていたような気がします。

ここに写真を載せてもいいのかと躊躇しましたが、
王子夫妻も兼高さんも公の方ですのでよろしいのではと思いました。
当時の業界紙などには写真もすでに掲載されていましたしね。

ミヒャエル王子は2014年に亡くなられました。
夫妻のお写真もウィキペディアに掲載されています。
https://de.wikipedia.org/wiki/Michael_Prinz_von_Preu%C3%9Fen
(Wikipedia)


「人形の家」入口にて。王子に通訳しているところ。


ミヒャエル王子と。


きちんと写っている写真は、ドイツ政府観光局のフランクフルト本局へ報告書と共に送ってしまいましたので、残りの写真しか手元にありません。いえ、ネガがどこかにあるかもしれませんが・・・。

その後も東京や大阪のパーティーで兼高さんにお目にかかると、
王子夫妻の会食や人形の家について雑談しました。

天国で、自由に各地を、宇宙を旅なさっていることと思います。
とても語りつくせないほどたくさんの見聞をなさり、
素晴らしい人生だったことと拝察しております。

何度もお目にかかりお話する機会があり大変光栄でした。
どうぞ、美しい蓮の花に囲まれて、天国で快い毎日をお過ごしください。

2019年1月1日(火) 恭賀新年 

2019-01-01 | 講演/写真展 日本国内にて &相原恭子同行ツアー
あけまして おめでとう ございます 

昨年中はありがとうございました。
本年も、どうぞよろしくお願い致します!
***皆様のご健勝とご活躍を心より祈念いたします。***

 私事になりますが、ドイツ政府観光局勤務/ドイツ語通訳を経て、今の仕事を始めて今年「二十五周年」を迎えました。

 思えば観光局時代は短いものでしたが、旅が大好きな私としてはやりがいのある職場でした。
ドイツや日本国内の出張は多く、ドイツ各地へのプレスツアーにアテンドして取材の通訳、北海道から沖縄まで各地でのドイツの夕べや観光PRのイベントで講演やトークショーや司会をしたり、ドイツから来日するミッションの通訳、経済大臣や運輸大臣の表敬訪問やレセプションに同行して通訳などをして、たくさんの方々に出会い、各地を観ることで得たものはたくさんありました。

Officeでは、雑用(地方発送のパンフレットの荷造りやお茶・コーヒー煎れ)から局長の秘書、旅行会社やマスコミへの広報、プレスの窓口や、パンフレットの翻訳などなど、要するに人手不足だったのか何でも屋。勉強にはなりました。(今の仕事に役立っています)

 それなりに楽しく働いたけれど、私は安泰なルーティーンよりも、何かもっと「コレ」という好きなことをしてみたかった…。さらに広い世界を見たかった…。若かったのですねー(笑)。

 かくして、退職して、行方もわからぬ、先の全く見えない道をただ黙々と進むことになりました。

 目の前に現れた事を大切に、自分に可能な限りできることを全うしようとひたすら熱心に取り組み、今ふりかえると『よく過労死しなかったものだ』と思うほど、夜を日についで仕事した時期もありました。そして、観光局時代よりも、さらにたくさんヨーロッパ各地、日本各地へ仕事で旅(取材、撮影、講演など)するようになりました。

 ゲーテも語っているように、旅は学びの場です!

 気が付けば著書も三十冊近くなり、英語の著書はフランス語・ハンガリー語・ポーランド語に翻訳され、日本やヨーロッパの大学・美術館などで写真展&講演会、NHK、BBCなどテレビ・ラジオ出演もさせて頂いております。

 ヨーロッパも日本も各地に知り合いができて、各地の状況を詳しく知ることができます。

 これも、ひとえに皆様との出会い、ご支援のおかげと感謝の気持ちでいっぱいです。

 改元の今年、また「新たな気持ちで、いざ漕ぎ出でん広い世界へ!」 


                             作家&写真家 相原恭子