Kyoko AIHARA's Diary (Writer&Photographer) 相原恭子(作家&写真家)のブログ 

ヨーロッパ紀行、京都花街と着物、ビールとグルメなどをテーマに執筆、撮影、国内・海外での写真展や講演等。今日も良い日!

2011年1月12日(水) 葦編三絶 「幼い私のずかん」 

2011-01-12 | ich 私
京都で、染織のお話を各所でお聞きし、すべてが興味深かった。

西陣織の史跡巡りをしていると、蚕の社で出会った方が、秦氏の古墳へご案内くださった。さらに、蛇塚へ、さらに・・・と続き、帰る前には川島織物さんへ寄せていただいた。

まさに私のモットーとする「萬学 万楽 萬福」であった。

*** この言葉、苔寺をお詣り中、「あなたの願いは?」と聞かれ、頭に浮かんだ言葉で、さっそく、奉納させてもらった。これに関しては、昨年6月に、京都ライオンズクラブでお話させていただいた。



葦編三絶。0歳から幼稚園頃の私が、何年もの間めくり続けたために、綴じ目はボロボロになり、最初の80ページと中間の数ページが時と共に紛失している。


さて、人は、子供の頃に接したものに、後々、出会い続けるのではないだろうか。三つ子の魂・・・、それが頭にインプットされるからかもしれない。

私が、最初に与えられた“私の本”は「ずかん」だった。
今回、着物や帯の図案家の方々にお会いしたために、その「ずかん」を見ていた幼い頃を鮮明に思い出したのだ。

まだ這いずっていた頃(2010年12月28日のブログの写真)、その本を親が買い与えたのだ。

私は小学校卒業頃まで、凄い勢いで育ち、洋服はワンシーズン着ると、もう小さくなって着られないのだ。だから、常に、身に付けるものは大きいものを買い与えられた。

それが、本にまで及んだ。つまり、「長く使える」からだ。

と言うわけで、口がきけない頃から、「いつまでも使えるように・・・」という倹約(?)精神から、小学校の子が見るような本を持っていた。

ずかんの中身は明日、見てみましょう。
Mal sehen, wie sie sind!