Kyoko AIHARA's Diary (Writer&Photographer) 相原恭子(作家&写真家)のブログ 

ヨーロッパ紀行、京都花街と着物、ビールとグルメなどをテーマに執筆、撮影、国内・海外での写真展や講演等。今日も良い日!

2012年1月3日 国境を越えたビール仲間

2012-01-03 | バルト三国
昨日は、頭のソフトが書道モードで、
龍という文字を沢山書いた。
そして、色紙一枚を額に入れようと
資料室で額を物色。


あったあった、金縁の額が・・・!
すると、中には、懐かしい一枚が。




2002年秋、
「ロシア東欧紀行」を
共同通信と
醸界春秋に連載のため
(以前、ブログに書いたが)
ワルシャワからモスクワまで陸路旅した時に、
リトアニアの首都ヴィリニュスから、カウナスへ行き、
カウナスでたまたま見つけた
「Avilys」というブルワリー。

そこで飲んでいると、
当時、日本人の女性が一人でカウナスで、
ビールを飲むのは
珍しかったからか、
オーナー氏に声を掛けられ、
話し込んだ。
彼もドイツ語が得意なので、
話が弾み、飲み、食べ、
一緒に写真を撮った。

後日、店に展示したいので
私が訪ねた日付で、何か書いて欲しいと
写真をプリントした
立派な「紙」(日本で言う色紙か?)が郵送されてきた。


そして、私が書いた(ドイツ語と日本語)。
私は記念に、コピーをとっておき、
額に入れたのだった。

それから少しして、
びっくりしたのは
ドイツ政府観光局時代に知り合った
岡山の醸造関係の会社の会長Fさんから、
リトアニアを旅したら、
ビールレストランに
私の写真と言葉が掲げてあった・・・と
興奮気味の電話があったことだった。


本当に、飾ってくれたのね。

ああ、ビール仲間の絆は深い。

2011年10月1日(土) 友あり ワインを酌み交わす

2011-10-01 | バルト三国
四年前まで、
東京にいらした
Dr.Bさんと、
昨夜、リーガで会って、
レストランでお食事した。


愛らしい花束を下さった。


交詢社で出版記念をしたときも、
花束をもって、スピーチもしてくださった。
あの時は、ベルギー大使館公使のV氏もお越しくださって
スピーチしてくださった。今はたぶん、ブリュッセルにいらっしゃる。


各地に知った人が居るのは嬉しい!

Dr.B氏に最初に会ったのはブルガリア大使館のパーティーであった。
ブルガリアの取材を終えて、
当時の一等書記官エリザベスさんの発案で
ブルガリア大使館で出版記念「ヨーロッパお菓子紀行」(NHK)
をしてくださった直後だったから、
2003年だったと思う。

エリザベスさんはまだ、スカンジナビアにいらっしゃるのではないかしら。

さて、その後、B氏のアイデアで
慶応や
ビールレストランで
ビール文化紀行のレクチャーをした。
ビール仲間・・・であり、
ビールから、哲学を語る人でもあった。

今回は
日本の状況、ラトヴィアの話、
ドイツの話、タスマニアの話、
エストニアの話、
今、ミュンヘンにいらっしゃるK氏が
オクトーバーフェストで、3マースも飲み、
ええ気分の写真を送ってきたとか、
そのK氏と三人で飲みにいった
横浜の赤レンガ倉庫のビールレストランの話
・・・
話はつきなかった。

次回はドイツか、日本か、
さもなければ
B氏の次の赴任先か
Wiedersehen!


2011年9月28日(水) 新月

2011-09-28 | バルト三国
昨日は新月。
願い事をするとかなうとか、
新しいことを始めるにふさわしいとか・・・

夜中、エストニアのパルヌ。

ホテルのバルコニーから
ほんのりした町明かりに、
教会の塔が黒い影絵のようにそびえていた。






2011年9月27日(火) 漁師さんの船

2011-09-27 | バルト三国
今朝起きると、ものすごい風と雨。

今日は、私のイニシアチブで、出発までキフヌ島を取材することになっている。

不思議にも、行動開始予定の9時過ぎになると
急に晴れ、風が止み、
なんと、ご縁あって
漁師さんの船で島の周辺を巡ることになった。

その船は
北海道のニシン漁に使われていた
「角網」を今日も使って
バルト海のへーリングを獲っているそうだ。

キフヌ島の角網の歴史を聞いた。
それはまた機会があったら、機会があればどこかに書きたいと思った。
エストニアと日本の 興味深い 意外な接点 である。


北海道の「ニシン御殿」を思い出した。そして、
私も出演することになった
2007年の両陛下バルト三国歴訪に先駆けての番組
のタイトル通り
まさに <エストニア国営放送 「遠くて近い国 日本」>である。

カモメが飛びかう海。
思わず、
{ニシン来たかと かもめに問えばぁ・・・}という歌詞の通りだ。
(残念ながら、その前後は覚えていないが)

その後、昨日に引き続き、
さらに 民族衣装を機織して、縫ったり
様々な手工芸をする年配の女性たちを訪ねた。

おいしいパンを焼いてご馳走してくださった。
ここ、世界遺産の島では何でも手作りである。
言ってみれば、エコロジーライフ、流行の先端である。

私も民族衣装を着て、おばさんたちと写真を撮った。
その模様は、いつか、
写真の整理ができたら掲載したいです!
私が独身と知ると、
「結婚式はキフヌ島でしなさい。
3日間も続く結婚式。
衣装を作ってあげるわよ!」
ですって。

その他、島の見所、観光についても
島の人から聞くことができ、
収穫大であった。












2011年6月8日(水) 「着物モード」という名に?

2011-06-08 | バルト三国

HPにも掲載しているが、
今年9月、
バルト三国のエストニア(首都タリン)とハンガリーのブダペストで、
写真展、講演会のほかに、
「着物モード(仮称)」 の発表もすることになった。


これは、着物や反物を使って、私がデザインして仕立てたドレスである。

この「着物モード」に話が至ったのは、
地元の方々 
(以前、ブログに書いた2002年のエストニア取材旅行で出会った人たちや、ハンガリーの外務省にいらした方々)
が、無償で用意してくださったギャラリーが、
私の予想をはるかに越えて広く、余りに立派なので、
これを機会に、さらに何かしよう、という気になったためだ。


スタイル画を書いてくれるというお友達も現われた。
だから、仕事の合間に、私は洋裁をせねばならない。
(ついに、夜なべの針仕事かしらん?)

想像すると、着物の袂がヒラヒラと目の前を舞う。
あたかも、大好きなちょうちょが飛んでくるかのよう。
着物と蝶は、私の目には姿が似ている。


2011年5月6日(金) エストニアにて・5月17日・日本応援「チャリティー・コンサート」

2011-05-06 | バルト三国

エストニアのタリン発。
9月の、私の写真展&講演会の準備をしてくださる方から連絡あり。

5月17日にタリン市ニグリステ協会でチャリティー・コンサートを開催します。DVDも作る予定ですので、後からお送りします。
心を込めて、日本の皆さんが頑張れますように
!」


というメッセージ。
コンサートは入場無料で、寄付を募るそうです。
聞きに行けないのが残念ですが、
遠くから熱心に、日本のことを想ってくれる人が居る・・・、心がなごみます。

The Estonia-Japan Association
has the pleasure of inviting You
to Charity Concert held
on May 17 at 19.00
at the Niguliste Museum
to commemorate the victims
of the Great Tohoku Earthquake
and Tsunami disaster and
encouraging our Japanese
friends in the recovery process


Performers:
Girls’ Choir Ellerhein conducted by Tiia-Ester Loitme, Chamber Orchestra Tallinn
Sinfonietta conducted by Juri Alperten, Andres Uibo (organ), Neeme Punder (flute),
Ka Bo Chan (countertenor), Villu Veski (saxophone), Anna-Liisa Eller (kannel), Riin Oidekivi
and Tammo Sumera (live electronics), Hele-Riin Uib and Madis Metsamart (percussions).

Program:
Peeter Vahi “A Chant of Bamboo”
K. Matsushita “Missa”
Imre Sooaar “Songs of Hope 11032011” (premiere)
Music of T.ru Takemitsu, Andres Uibo et al

*** No admission fee. Your voluntary donations are kindly appreciated
to the account of Estonia-Japan Association 10022073572009 SEB Bank
or to the charity box in the Niguliste Museum.