Kyoko AIHARA's Diary (Writer&Photographer) 相原恭子(作家&写真家)のブログ 

ヨーロッパ紀行、京都花街と着物、ビールとグルメなどをテーマに執筆、撮影、国内・海外での写真展や講演等。今日も良い日!

2011年9月29日(木) 京都新聞 ブダペストの展覧会 

2011-09-29 | 講演/写真展 海外にて
京都のお友達 清子さんが、
早々に今朝/日本時間・9月29日付
「京都新聞・朝刊」をスキャンして送ってくれました!


次の2つの記事が掲載されていたそうです。
1、ブダペストとタリンの展覧会についての記事
2、著書紹介「京都花街ファッションの美と心」(淡交社)の紹介記事


ありがとうございます!

PCがあると、どこに居ても、誰にでも、いつでも、
何でも連絡できるのは本当に便利です。
日本を離れていても、
日本のお友達やお仕事関係の方々と常につながりを持つことができます。

地球上、どこにいても、PCがつながる限り、
日本と連絡できて、仕事もできるし、自分が居る地元パの人たちとの連絡も簡単。
グローバル化ということですね。


展覧会の記事:
会期中、私は写真を撮るどころの状況ではなく、この写真は宮口香保里さん撮影です。
タリンでは、展覧会のカタログも制作しましたので、いつか掲載します。
地元の記者や写真家などたくさんの方々が撮ってくださった写真が多数届いておりますので、
冊子にまとめる予定です。




著書紹介記事:
子供のころ、ファッションデザイナーになりたかったので、ファッションには非常に興味があります。ブダペストの展覧会では、「Kyoko Aihara コレクション 着物ドレス」の発表もしました。以前ちょっと書きましたが、
「クレオパトラの裾引きドレス」
「お月見イブニングドレス」
が人気でした。


2011年9月28日(水) 新月

2011-09-28 | バルト三国
昨日は新月。
願い事をするとかなうとか、
新しいことを始めるにふさわしいとか・・・

夜中、エストニアのパルヌ。

ホテルのバルコニーから
ほんのりした町明かりに、
教会の塔が黒い影絵のようにそびえていた。






2011年9月27日(火) 漁師さんの船

2011-09-27 | バルト三国
今朝起きると、ものすごい風と雨。

今日は、私のイニシアチブで、出発までキフヌ島を取材することになっている。

不思議にも、行動開始予定の9時過ぎになると
急に晴れ、風が止み、
なんと、ご縁あって
漁師さんの船で島の周辺を巡ることになった。

その船は
北海道のニシン漁に使われていた
「角網」を今日も使って
バルト海のへーリングを獲っているそうだ。

キフヌ島の角網の歴史を聞いた。
それはまた機会があったら、機会があればどこかに書きたいと思った。
エストニアと日本の 興味深い 意外な接点 である。


北海道の「ニシン御殿」を思い出した。そして、
私も出演することになった
2007年の両陛下バルト三国歴訪に先駆けての番組
のタイトル通り
まさに <エストニア国営放送 「遠くて近い国 日本」>である。

カモメが飛びかう海。
思わず、
{ニシン来たかと かもめに問えばぁ・・・}という歌詞の通りだ。
(残念ながら、その前後は覚えていないが)

その後、昨日に引き続き、
さらに 民族衣装を機織して、縫ったり
様々な手工芸をする年配の女性たちを訪ねた。

おいしいパンを焼いてご馳走してくださった。
ここ、世界遺産の島では何でも手作りである。
言ってみれば、エコロジーライフ、流行の先端である。

私も民族衣装を着て、おばさんたちと写真を撮った。
その模様は、いつか、
写真の整理ができたら掲載したいです!
私が独身と知ると、
「結婚式はキフヌ島でしなさい。
3日間も続く結婚式。
衣装を作ってあげるわよ!」
ですって。

その他、島の見所、観光についても
島の人から聞くことができ、
収穫大であった。












2011年9月21日(水) オープニング KUMU(エストニア国立美術館) 

2011-09-21 | 講演/写真展 海外にて
タリンの「KUMU」という斬新で美しい建物の美術館(エストニア国立美術館)で、
9月16日15:00から、講演会のオープニング。


京都から能の分林先生、その他の先生方とご一緒に、
数日間の講演会。
主催は日本大使館、エストニア日本協会です。

私のテーマは「着物との対話」
Dialogue with Kimono です。

(ハンガリーからずっと、記念写真撮影は宮口香保里ちゃんです。ありがとう!)



吹き抜けのある明るいエントランスでオープニング開催。
手前の赤い振袖は私の成人式のもので、
もう一枚の打掛は、お友達が下さったものです。



スピーチなさる星大使。



私もお話させていただき、通訳はタイミさん。



展覧会のカタログ、日本から持参した数冊の著書も展示。
熱心にご覧くださる方々多数で、光栄です。



ラジオのインタビュー。



オープニングに引き続き、16:00から 講演開始。
開始前から、着席してお待ちくださる方々。
ありがとうございます。



撮影した芸妓さん、舞妓さん、職方さんの写真をご覧に入れながらお話しました。



都をどりの着物と舞妓さんの着物+だらりの帯も、ステージに展示。
分林先生が、タリンで調達なさった衣桁を貸してくださいました!



熱心にお聞きくださる方々で、質問も多数。途中で打ち切らなければならず、残念でした。

準備してくださった皆さん、講演会や展覧会へお越しくださる皆さん、
ありがとうございます。

今年 首都タリンがヨーロッパ文化都市に指定され、
日本との新しい友好関係20周年を迎えたエストニアで
こうした行事に参加させていただき、本当にうれしおす!



2011年9月19日(月・祝) エストニア共和国 首都・タリン 展覧会「着物との対話」

2011-09-20 | 講演/写真展 海外にて
9月15日 タリンの
「ギャラリー アトリウム」で、「写真展」のオープニングがありました。
日本大使館のすぐ下にあるギャラリーです。

 (写真撮影は、お手伝いに来てくれている宮口香保里ちゃんです)


在エストニア共和国 星特命全権大使 がお越しくださいました。
写真展のカタログを差し上げたところです。



星大使と、左は、エストニア日本協会会長 バラステ氏です。
ワインで乾杯。



私の挨拶をエストニア語に通訳するタイミ・パヴェスさん。
日本大使館に勤務し、エストニア日本協会の方です。
彼女との9年前の出会いから、今回の展覧会に至りました。
熱心に去年から準備してくださいました。




タイミさんが、筆と墨、すずりを用意してくれたので、
急遽、カタログに筆でサインすることになりました。
エストニアの方には筆が興味深かったようです。


オープニングお開き少し前。
たくさんの方々がお越しくださいました。


その後、大使ご夫妻が公邸へ会食にお招きくださいました。
今回のJapan Days に参加された方々とともに、お話がはずみました。
本当によい記念です。
ありがとうございます!

翌日16日には、「KUMU (エストニア国立美術館)」で、
講演会のオープニングがあり、
着物を展示し(KUMU入口に、私の成人式の着物など)
講演させていただきました。

その様子は、次回に・・・。




2011年9月14日(水) 着物ドレスとファッションショー

2011-09-15 | 講演/写真展 海外にて

「タリン・ファッション・ウイーク」の
オープニングがありました。

最も印象に残ったのは、
ギリシャ彫刻を思わせる美しいドレス、
神秘的な雰囲気のモデルでした。


下の写真は ブダペストの 「ポントン・ギャラリー」で展示した
私の<デザイン+制作>の着物ドレスです。
美しいモデルに着て欲しいなと・・・。

特に、写真一番左の「お月見の夜会」ドレスは
若い女の人に一番人気のドレスでした。
背が高い金髪美人がよいかしら。





今,ブダペストの写真の整理中。
お客さんとのお話に忙しく、なかなか自分で撮影できないので
宮口香保里ちゃんと、ポントンギャラリーのシャンドールさんの撮影が主です。
二人とも、がんばってたくさん撮ってくれました。
ありがとうございます!

写真整理で飛び出したのは、祖母の簪や櫛。
螺鈿、象牙、蒔絵・・・昔は、こういうのを芸妓さんみたいにつけていたのですねぇ。



2011年9月12日(月) ブダペスを後にして・・・ タリン着

2011-09-13 | 講演/写真展 海外にて
去りがたい気持ちで、ブダペストから飛行機に乗り、
次の会場となるタリン着。

写真を撮ったり、いろいろ手伝ってくれた宮口香保里ちゃん、
引き続き一緒にタリン着。
ありがとう。

ブダペストでの展覧会の反響がさらに広がり、
9月10.11日は、
東洋美術館や、モホイ=ナジ芸術大学を案内していただきました。

統計がようやく出て、結局、オープニングの夜+4日間で約3500人の入場者で、
ギャラリー始まって以来、ダントツの盛況だったとのこと。
私はホッとして、
館長さん、準備のアシスタントの方、大学の学長さんが大喜びしてくださいました。

訪問者や大学関係から、ハンガリーの人たちの織物や染物、図案に対する考え方を聞きました。
ハンガリーにも民族衣装の伝統があり、日本と同様に模様によりさまざまな意味があり、既婚・未婚の衣装の違いもあったそうです。
織りも、時代により、地方により、さまざまな種類があります。


このため、日本の西陣や友禅、絞りなどの技法への関心が一般的に非常に高いのです。
Shibori とか Nishijin Yuzen という言葉を知っている人がたくさんいます。



想像をはるかに超えて収穫が多かったのは、
皆様のおかげです。


シュディ大使夫人の心からの、並々ならぬご尽力(一年以上前からブダペストでのさまざまな手配や準備をしてくださいました)
には、感謝しきれません。
マートンバシャールのベートーヴェン博物館へも連れて行っていただき、
本当に感謝感謝です。

日本では、写真のモデルになってくださった芸妓さん舞妓さん、
都をどりの着物を展示のために化してくださった田畑先生、
舞妓さんの衣装を貸してくださった中里さんのおかあさん、
だらりの帯や裾引きを下さった西陣織会館の方々、
組合の方々、
総絞りの振袖を貸してくださったお友達の尽力もあり、
本当にありがたいことです。
(もちろん私も、皆さんに負けじと、夜を日についでがんばりました。)

ブダペストでの準備の日々も懐かしい!


常に骨身を惜しまず、一年前からブダペストで準備を続けてくださり、
毎日手伝ってくださったエリカ・シュディ元・在日ハンガリー特命全権大使夫人と展示着物を選ぶところ。もちろん着物にも詳しい方です。


オープニング数時間前から来てくださった記者ペーターさん。その他、たくさんの記者の方々がお越しくださいました。
ネット新聞に多数載っています。


早々にお越しくださった 伊藤ハンガリー特命全権大使


ハンガリー語の「Gesak]を持って、ブダペストから80kmも離れた町からお越しくださった読者の方。




展示の力仕事を一手に引き受けたシャンドール!
彼は私と同じで、ビールが好き。

たくさんの思い出とともに、
ハンガリーでお会いした数え切れないほどの人々の姿がよみがえります。


最終日の夜、ようやくスタッフ全員で写真を撮る時間ができました。
向かって右から、シュディ・エリカ大使夫人、館長のアシスタント:ワイダさん、館長のリタさん、私、シャンドールさん、香保里ちゃん、通訳でシュディ大使の会社のスタッフでハンガリー日本学生友好協会副会長のアンナさん。

皆さん、心より、ありがとうございました。

2011年9月10日(土) オープン以来、訪問客最多、満員御礼! ポントン・ギャラリーより

2011-09-10 | 講演/写真展 海外にて
熱心に見学する人の多さにも驚きます。

常に30~50人くらいの人がギャラリーにいらっしゃいます。
今日が最終日。
7年前にポントン・ギャラリーがオープンして以来、
すでに入場者最多記録だそうです。


数え切れない人たちと一緒に写真を撮り、本やノートにサインすることになりました。
この華やかな振袖は、私が17歳のときに作ってもらい、成人式や初釜に着ました。
たんすの奥で眠っていましたが、入口正面に展示されてスポットライトを浴びています。幸せな振袖!

適当に見て帰ってしまう人は一人も居なくて、質問する人が多数です。


ゲストブックから・・・





日本語ができる人の多さに驚きます。





2011年9月6日(火) オープニング「着物との対話」 ブダペスト

2011-09-09 | 講演/写真展 海外にて
9月6日17:00から
ブダペストの「ポントン・ギャラリー」
オープニングと講演会には、
在ハンガリー日本国大使館特命全権大使伊藤哲雄氏、
元・在日ハンガリー大使館特命全権大使夫人シュディ・エリカ氏、
モホイ・ナジ芸術大学副学長、
東洋美術館館長ファイチャック氏、
ポントンギャラリー館長リタ・マリア・ハラーシー氏など、
日本関係。ハンガリー関係、芸術関係のさまざまな方々がご列席くださいました。





私の本の読者など、500人くらいお越しくださり、講演会の部屋は席がまったく足らず、床に座る人、立ち見の人たちが、長い列をつくり、壁の間の通路からも覗き見る人がいらして、本当にびっくりしました。ありがたいことです。
展示着物は、都をどりの着物、舞妓の裾引き2枚、芸妓の裾引き1枚、舞妓のだらりの帯1本、芸妓の帯2本、そう絞りの振袖一枚、花嫁の打掛1枚、私の振袖1枚、舞妓と芸妓の写真:50枚、簪10点、花名刺、口紅などの小物の展示もしました。










この続きの画像は、また明日。
なかなかブログの時間が取れません。
大入りどす!

引き続き、
ハンガリーの方々の日本への関心の高さについて、続きを書きます。l