Kyoko AIHARA's Diary (Writer&Photographer) 相原恭子(作家&写真家)のブログ 

ヨーロッパ紀行、京都花街と着物、ビールとグルメなどをテーマに執筆、撮影、国内・海外での写真展や講演等。今日も良い日!

2011年10月29日(土) 「京の小袖」

2011-10-29 | 着物

京都文化博物館の
「京の小袖」
ーデザインにみる日本のエレガンス

(今日から12月11日まで)

静かで繊細なデザイン
ダイナミック・優雅・気品のすべてがあるデザイン・・・

蝶が羽を広げたように
パッと花開く・・・


どれもこれも着てみたい!

ずっと前のブログに書いたように
子供のことから図案を見ていて飽きなかった私は
その美しさを満喫しました。





2011年10月19日(水) 旅の一コマ(その8) ベートーヴェンの恋人/ハンガリー

2011-10-19 | オーストリア・ハンガリーと中欧
ハンガリーのブダペスト中心部から車で40~50分。

マルトンヴァシャールという静かな町に、
広大な庭園を擁するブルンスヴィック伯爵家の宮殿にある
ベートーヴェン博物館を訪ねた。
(旅の前に、訪ねるので楽しみにしているとブログに書いた場所だ)





小雨降ったりやんだりで、あいにくの天気だったが
湿って木立の香りがたちこめる散歩道は、
さわやかな空気が流れていた。





ブルンスヴィック家の令嬢テレーゼとヨゼフィーネは、
ウィーンの社交界にデビュー。
母親が、ベートーヴェンに娘たちのピアノの指導を依頼した。
16日間、ベートーヴェンはピアノを教えたという。
二人の令嬢は、ビアノの名手。


(博物館内)

ベートーヴェンとお嬢様は、恋に落ちた・・・という。
永遠の恋人は誰か、というときに名前が挙がるのが、
この二人と
ブルンスヴィック家の親戚筋のジュリエッタである。

子息であるフェレンツはチェロの名手で、彼とベートーヴェンは親しくなり、
スポンサーとなった。
コンサートを開催したり、楽譜を印刷したりして
ベートーヴェンをサポートした。




家族ぐるみでのお付き合いが続いたが、
身分違いのため、ベートーヴェンの恋は実らなかった、といわれている。


「ベートーヴェンさん、本当はどうだったのでしょう?」
と彼の顔を覗き込む私。

理由は色々あるかもしれない。
当事者に聞いてみないことには、
こういう事の真相は
わからないもの、
ですよね・・・。






2011年10月14日(金)/15日(土) 旅の一コマ(その6) ハンガリー「モホイ=ナジ芸術大学」

2011-10-14 | 講演/写真展 海外にて
「モホイ=ナジ芸術大学」(MOME)を訪ねました。
ハンガリー/ブダペストで、個展と講演会をしたポントン・ギャラリーは、
この大学の付属ギャラリーです。



ギャラリーは町なかにありますが、
大学は車で5~6分の緑豊かな住宅街にあります。


ドイツ語が堪能な講師でリサーチャーのアグネスさんが、
校舎を案内してくださいました。
私の個展と講演会のポスターが、校内各所に掲示されていました。


私のハンガリー語版「Geisha」が、
「図書館に2冊収蔵しているのに、貸し出し中なのでお見せできないのが残念です」
と、図書館を歩きながら話してくれました。


「個展」のオープニングには、副学長のジョテール先生がお越しくださいました。
シュディ大使夫人によれば、簡単にお会いできる人ではないそうで、
ありがたいことです。


大学の設立は1880年。
当時はデザイン大学と呼ばれており、1950年代に国立大学となり、
2006年から「MOME」と呼ばれるようになりました。

大学には、モホイ=ナジが授業料を支払った領収書の控えが残っているそうです。

学生数は600人のみ。
入試は10倍の競争率とのこと。
金曜の午後、大学敷地内にある寮の中庭でおしゃべりする学生たち。
芸術活動にピッタリな雰囲気でした。


卒業生で、現在はデザイナーとして活躍する女性たちが、
この日の前日、ポントン・ギャラリーへお越しくださったのに、
入場者が多くて落ち着かず、ゆっくりお話できなくてとても残念でした。


私の著書「ベルギー美味しい旅」(小学館)の中で、
その学問に対する発想と、長期的視野で人を育てる姿勢に感激して
かなりページを割いて書いた
EUのプロジェクト「エラスムス・ムンドゥス」により、
ハンガリー国籍以外の学生たちもかなり在籍しています。
アグネスさんも、このプロジェクトでウイーンへ留学したそうです。


鳥さんのお家もあります。


静かで緑があると、豊かな発想もわいてきますねぇ。


アグネスさんに記念写真を撮っていただきました。
金魚みたいに小さく写っているのが、私です。
秋晴れの青空がすばらしい午後でした。

学生の頃から興味深いと思っていた、
写真家であり個性的で多才な芸術家 モホイ=ナジ 
にまつわる大学のギャラリーとご縁ができて、
とても光栄であると共に、不思議な気持ちにもなります。


彼が活躍したドイツのデッサウも、何度も訪ねたことがあります。
「ウェッジウッド物語」(日経BP社)
「イギリス陶磁器紀行」(日経BP企画)の取材で、
ドイツの世界遺産「ヴェルリッツの庭園」へ行き、
その時に知り合ったクヴィリッチュ氏が車で案内してくださったのです。

バウハウスの校舎や、
グロピウスの家、モホイ=ナジの家など芸術家の邸宅が林の中に
建っている風景が、懐かしくなりました。

ああ、何かを創造したい…
そんな気持ちがわいてしまいました。











2011年10月12日(水) 銀座 ビールレストラン 「ツークシュピッツェ」

2011-10-12 | ビール・美酒

昨夜、素敵なお店「ツークシュピッツェ」のオープニングがありました。
(銀座6丁目、電通ビルの近くです)


入口でお花がお出迎え



店内にもお祝いのお花が盛りだくさんに届いていて、
オーナーの友田さんと西浦さんのお人柄を表すかのように、
たくさんの友人知人が詰め掛けていました。



エーデルワイス、ラーデベルガーなど、
タップはもちろん
選りすぐりのビールが並ぶ様に、
私はワクワクしたのでした。
もちろん、お料理も、ブレーツェルも、ドイツが懐かしくなる味わい。
漆喰の壁や、電車の模型も、細かなところにも、
オーナーの思い入れを感じました。


一緒におじゃましたのは、まゆみちゃんとかおりちゃん。
ドイツやオーストリア関係の友人知人も
たくさんいらしていて、お話も楽しく、
美味しいビールに笑顔、笑顔、笑顔、でした。


(ツークシュピッツェとは、ドイツ最高峰の名前です。
簡単に登山電車で登れるし、歩きたい人はたくさん歩けるし、
愛らしいお花が牧草地に咲き誇り、雪の峰が青空に映えて…
また旅したいなと思いました)

2011年10月11日(火) 旅の一コマ(その5) ホテルのバルコニー ブダペスト

2011-10-11 | オーストリア・ハンガリーと中欧

ブダペストのホテル「ダニュービウスホテル・マルギット島」
(Danubius Grand Hotel Margitsziget hotel)




温泉付きのSPAホテル。

到着したときは、
公園に面したバルコニーに出ると
輝くばかりの緑がいっぱい。


帰る頃には、
黄金色に色づき始めて、
時の移りを感じました。


島の公園は週末になると、
大賑わい。
プライベートな時間、
自分の生活や生き方を大切にするブダペストの人の生活が見えました。
オン(仕事)とオフ(プライベート)のコントラスト。

ジョギングする人、
家族連れで芝生で遊ぶ人、
カップルで散策する人、
一日中日向ぼっこする人、
カヤックを楽しむ人・・・

ブダペストの風景が懐かしい。



2011年10月1日(土) 友あり ワインを酌み交わす

2011-10-01 | バルト三国
四年前まで、
東京にいらした
Dr.Bさんと、
昨夜、リーガで会って、
レストランでお食事した。


愛らしい花束を下さった。


交詢社で出版記念をしたときも、
花束をもって、スピーチもしてくださった。
あの時は、ベルギー大使館公使のV氏もお越しくださって
スピーチしてくださった。今はたぶん、ブリュッセルにいらっしゃる。


各地に知った人が居るのは嬉しい!

Dr.B氏に最初に会ったのはブルガリア大使館のパーティーであった。
ブルガリアの取材を終えて、
当時の一等書記官エリザベスさんの発案で
ブルガリア大使館で出版記念「ヨーロッパお菓子紀行」(NHK)
をしてくださった直後だったから、
2003年だったと思う。

エリザベスさんはまだ、スカンジナビアにいらっしゃるのではないかしら。

さて、その後、B氏のアイデアで
慶応や
ビールレストランで
ビール文化紀行のレクチャーをした。
ビール仲間・・・であり、
ビールから、哲学を語る人でもあった。

今回は
日本の状況、ラトヴィアの話、
ドイツの話、タスマニアの話、
エストニアの話、
今、ミュンヘンにいらっしゃるK氏が
オクトーバーフェストで、3マースも飲み、
ええ気分の写真を送ってきたとか、
そのK氏と三人で飲みにいった
横浜の赤レンガ倉庫のビールレストランの話
・・・
話はつきなかった。

次回はドイツか、日本か、
さもなければ
B氏の次の赴任先か
Wiedersehen!