Kyoko AIHARA's Diary (Writer&Photographer) 相原恭子(作家&写真家)のブログ 

ヨーロッパ紀行、京都花街と着物、ビールとグルメなどをテーマに執筆、撮影、国内・海外での写真展や講演等。今日も良い日!

2017年10月1日(日) 角館「山ぶつけ」 ユネスコ無形文化遺産

2017-10-01 | 日本の旅
***取材のヒトコマ***

角館 「山行事 山ぶっつけ」
9月9日に訪ねました。


秋田美人、ですね。やはり。
すっぴんで、アッというほど綺麗な女性にたびたび遭遇。
写真を撮りたいと思いましたが、盛り上がるお祭り騒ぎの中では立ち止まるのもむつかしく・・・。


神社へお詣りする引山。奉納のお神楽や舞があります。
神社、神様、お祭り・・・日本人の日常に静かに、自然に根差している信仰を感じました。


ユネスコ無形文化遺産に登録されているそうで、なるほど、迫力あり!
その山ぶつけの写真は、記事にする際に掲載いたします。
(ここには掲載せず、ごめんなさい。)

街なかのホテルは満室だったので、歩いて15分程の農家民宿に宿泊。
お米も、お野菜も、果物も、目から鱗・・・というほどおいしいのと、
茅葺屋根の大きな御家は空気も心地よくて、癒されます。
また泊まりたい (*'▽')

さて、武家屋敷も風格あり。
生活の豊かさ、心の余裕が文化をつくる、
快いライフスタイルをつくる、というのを実感。






長陽の節句の日。
日差しがゆるゆると、畳に木々の姿を映し、
心和む空間をしばし愉しみました。







2017年9月17日(日) 恐山参拝

2017-09-17 | 日本の旅
***取材のヒトコマ***

下北駅から「恐山」へ
暴風雨の中、参拝。
あらら、晴れてきたので、また参拝。

各所で立ち止まりながら、二度境内を巡りました。


嵐の後、静かで透明な空気が満ちて。



モノすごい速さで回っていた風車も、
蓮華のの花がほほ笑むように顔をあげました。



長旅の疲れも手伝ってか、
宿坊では、ひどく深く眠りました。


広いお部屋に、『大吉祥』と書かれた掛け軸。


・・・ ここは、私には不気味ではなく、
「現世」を直視する場所に思えました。

つまり、「死」がある故に、「生」が輝くのではないでしょうか。
『生也全機現』(^-^)

2017年9月13日(水) 金沢寺町

2017-09-14 | 日本の旅
***金沢 取材のヒトコマ***
寺町散策・・・
武士文化を感じます。

「妙立寺」⇒忍者寺という名前で知られます。
案内の方によれば、寺町へお寺を集めて、
守りを堅くし、この地域がいわば金沢の町の「最後の砦」だったそうです。

そのため、追っ手の目をくらますために、様々な仕掛けがこの寺に施された・・・。
そして、忍者寺と呼ばれるようになりましたが、いわゆる「忍者」との関連はありません。
(砦と考えて設計されたものの、実際に戦いはなかったそうで、いわば「備えあれば憂いなし」)

一方で、茶室など「粋」な造りに金沢らしい武士文化を感じ、建築的に興味深いです。



愛らしいお地蔵さんのお守り
「西方寺」




お寺がたくさんある静かな佇まい。
しっとりとした金沢の情緒がありました (#^^#)

♥♥♥熱心にご案内くださった、ボランティアガイドさん、本当にありがとうございました!


2017年8月15日(火) 平和

2017-08-15 | 日本の旅
NHKスペシャル
【戦慄のインパール】


この時期の話題に終わらせることなく、
歴史を、未来に活かしたい



2017年7月2日(日) 奥入瀬 (2) 蔦温泉から沼めぐり

2017-07-02 | 日本の旅
奥入瀬 (*‘∀‘)

渓流を行き、ふと見上げると、目に染みるような若緑に包まれて。



【私は驚嘆するために存在する】(ゲーテ)

美しい光景には、たくさん出会いました。
訪ねた60もの国々、その国々もさらに何度も訪ねて、
数え切れない都市や村を歩いたけれど、
新緑の今回の「奥入瀬」は一期一会。
それもまた大切に、毎日を過ごしたい・・・
(*'▽')


蔦温泉からの沼巡り。
私が大好きなドイツ「Berchtesgaden」の「Obersee」に
比肩するほど美しい水と緑と光のハーモニー。




2017年6月29日(木)水と緑の王国  "奥入瀬"(1)

2017-06-30 | 日本の旅
十和田湖から奥入瀬

緑のシャワーを浴びながら、渓流に沿って散策 (^^♪


清い水、滝の音、陽の光と影・・・


流れを止めると、白く、緑の影を映して青緑に、
水は色を変えて、とめどなく流れゆく・・・

💛 大自然の恵み 💛

2017年6月17日(土) 飛鳥取材のヒトコマ (その3)

2017-06-17 | 日本の旅
清流の音が爽やかな
奥飛鳥



西暦642年のこと。
雨が降らない日々が続き、
農作物の危機となった・・・。

第35代・皇極天皇(女帝。重祚して第37代・斉明天皇)が、
四方に祈り、雨乞いをすると、
5日間雨が降り続け、民衆は救われた。

天皇が雨乞いをした川は今も残り、
その向かいに
「飛鳥川上坐宇須多伎比売命神社」
が在る。



長い石段を登ると、
ひっそりと、しかし、堂々としたお社に至る。




当時の雨乞いを起源をする「南無天踊り」が、時を越えて地元に伝わり、
今も、人々がその踊りを稽古している。

➡ この「飛鳥の旅」の記事は、
<醸界春秋> 2017年7月号 
私の連載134回「美酒を探して地球旅」(文・写真 相原恭子)に掲載  (#^.^#)
ご覧くださいね




2017年6月12日(月) 飛鳥取材のヒトコマ (その2)

2017-06-12 | 日本の旅
緑濃く、清流が流れる「奥飛鳥」にて。

奥飛鳥には、「稲淵」「栢森(かやのもり)」「入谷(にゅうだに)」の3つの集落があります。
万葉集を思わせる、素朴な美しい風景に囲まれています。

集落の入口に、
川に掛けた男性のシンボル



集落の反対側の入口に、
女性のシンボル




大自然の緑の中で、 「あっけらかん」 と、
子孫繁栄、豊穣祈願。





日本の陽気な原風景を感じました。

2017年6月11日(日) 飛鳥取材のヒトコマ (その1)

2017-06-11 | 日本の旅

明日香川 明日も渡らむ 石橋の 遠き心は 思ほえぬかも




詠み人知らず。
こう詠んで、男は女のもとに通ひけり・・・

万葉の昔の「石橋」が、今も残る奥飛鳥。
長閑な緑の風景の中で、素朴な歌が、より感情の強さを滲ませるようでありました。

2017年5月25日(木) お金の虫干し玄関まで (@_@)

2017-05-25 | 日本の旅
今井町(奈良県)。
古い街並み。街歩きも情緒がある。


明治天皇、御成り! そして、お泊りになったお寺、皇族の方々が訪ねられた家々があります!




かつて信長から自治権を与えられ、造幣も許され「今井札」もあったほど栄華を誇った町。

「大和のお金は今井に七分。お金の虫干し玄関まで」と言われた。

数百坪の邸宅、その玄関まで使って紙幣を虫干しとは、スゴイ!

大名がお金を借りに来て、後々貸し倒れにもなったそうですが、
そんなにお金があったら、何をする?



2017年4月1日(土) 黒松のパワー

2017-04-01 | 日本の旅
第六天神社(茅ヶ崎市)

ふと目についた鳥居。
お詣りしてみようと、鳥居をくぐり、お社へするすると導かれる感じでした。

行きついたお社の後ろに、「黒松」。



近くへ行こうとすると、
何となく、肌がピリピリとして、エネルギーを感じました。

なるほど「パワースポット」と書かれています。

その時から、何だか、
細胞が活性化されたみたいで、
イキイキした気分 (*^^)v

思いがけず、
快く爽やかなお詣りをさせていただきました。
感謝 かんしゃ カンシャ (*‘∀‘)


2017年2月28日(火) 南九州の旅 5 ~鵜戸神宮~

2017-02-28 | 日本の旅
宮崎県日南市
「鵜戸神宮」






青い海に赤いお社が映えて、清々と浄化された気持ちになりました。

2017年2月25日(土) 南九州の旅 4 ~桜島の舞妓岩(?!)~

2017-02-25 | 日本の旅
桜島にて。

ガイドさんによれば、「舞妓さんの岩」だそうで、
確かに、舞妓さんが裾をひいて、
衿を抜いている風にも見えるかしらね・・・。



悠然と海を眺めるライオンさんのよう!
「ライオン岩」だそうです。



桜島は溶岩の流れが遅いそうで、地元の方々、噴火という際も、
案外落ち着いていらっしゃるとか。

ガイドさんによれば、昔は、溶岩で煙草に火をつけた人もいたそうです。
(でも、「決してマネしないように!」)


2017年2月22日(水)南九州の旅 3  「不動池」 

2017-02-22 | 日本の旅
えびの高原にある
「不動池」。

吸い込まれそうなトルコブルーの湖水に魅せられて、
しばし見入ってしまった。

静けさに囲まれて・・・。




不動池は、霧島火山群に属する火口の跡。
自然が作り出す造形美の妙 (#^^#)

2017年2月17日(金) 南九州の旅 2 ~知覧にて~

2017-02-17 | 日本の旅
鹿児島に到着すると、
雪景色 ☃ 寒かった~。

知覧へ指宿から向かおうとすると、雪で喜入から先は通行止め。
その日は仕方なく断念して、
「ああ、鹿児島で三日あるものの、この日程では知覧へは行けないのだろうか・・・」と、
残念に思ったものの、翌日、鹿児島から雪の峠を越えて、
遠くに錦江湾を眺めながら、灰色の空で開聞岳は見えないままに、[知覧]へ到着。



「知覧特攻平和会館」



「三角兵舎」



「富屋食堂」

朝から暗くなるまで、雪、氷雨、霰、霙の中を一日中、
知覧をただただ歩きました。

巡りながら、たくさん涙が流れ、
同時に”様々のことを考えました。

シンパシーを持って拝読したのは、上原良司少尉の言葉 :
「人の世は 別れるものと知りながら 別れはなどてかくもかなしき」、
「自由な主義を持った国の勝利は明らか」、
「日本が自由独立するために喜んで命を捧げます」・・・

日本の未来を真剣に考えていらした若い優秀な方々が命を落とされたことは、
どうしようもなく残念で、本当に悲しいです。