解体のお話の前に
これ、タマゴグミ施工ではありません。全てお客様施工です。
もう直ぐ着工させていただく方の、敷地の一部に建てた畑用倉庫。なかなか味があっていいです。
で、本題へ。
今日は、2棟の解体現場を回ってきました。床下を覗いたり、柱の根元を見たりしてこれから建てる家の参考にするためです。
岐阜市の現場では、建物の解体が始まりました。今日は屋根瓦をおろしています。
一宮では
今週末に解体終了です。
予定では、タマゴグミとして今年中にあと2棟解体する予定です。
建物を解体して家を建てる理由は、これ以上持たないからとか、地震がきたら怖いとか、暑い寒いとか、住みにくいとかいろいろでしょう。
けど、地震にさほど強くなく、多分寒いし暑いし、結構住みにくい家が集団で残っている地域もあります。ここ なんかそうですね。
いやいや、高山は観光地だから、それに建替えも簡単に出来ない地域だから。
そうですね。けど、それは大昔からそうではなかったはずです。整った街並みが、残り続けたからこそ、構造や性能や利便性を超えた存在価値が発生したから残っていると思います。
で、何がいいたいかというと、100年住宅とか200年住宅とか造っても存在価値がなければ同じことが繰り返されるということです。
とはいっても、日本は好き勝手バラバラで街づくりをしてきた国です。いまさら街並みとか団体戦は、ほぼ不可能です。(可能性があるとしたら一団地をいっぺんに造れる建売です)
ポツンと1棟づつ建てる個人戦で、存在価値を造って行かなければなりません。無茶苦茶難しいのです。
じゃあどんな家を造ればいいのでしょうか?
明確には解りません。。。
この先世の中がどのようになっていくか、技術がどのように進歩していくかなんて明確には解りません。
ただ、想像できる未来 つまり自分が70歳になったとき、そして自分の子供や地域の子供たちが大人になる次の世代のときは何となくわかると思います。
少なくとも、何となくわかる未来を予想して、そのときでも成り立つデザイン、成り立つ間取り、もしくは変えられる間取りを作ることかなと思います。
まず、50年。構造が持つだけでなく、そのまま使える家が造れたらと思います。