7TP軽戦車3号車のインテリア工作の続きです。車内にエンジンと換気ファンを組み入れて、エンジンとギアボックスとを繋ぐドライブシャフトを組み付けた段階です。インテリアの各パーツのうち、ギアボックスだけがレジンパーツの転用で、あとは全てプラ材やジャンクパーツからの自作でした。
ドライブシャフトのカバーを、プラパイプを半分に割って作り、取り付けました。
起動輪の内側のギアケースをジャンクパーツの円盤とプラ材で削って成形し、塗装して組み付けました。
ギアケースとギアボックスとを繋ぐシャフトをランナーのカット材で作りました。左側のギアケースの取り付け位置がやや前にズレたため、左のシャフトも斜めになってしまいました。
ですが、右側のシャフトも斜めに取り付けていたため、上図のように左右のシャフトが対称的に斜めに付いている状態となりました。これはこれであんまり違和感が無かったため、これで良いんじゃないかと思い、あえて修正はかけませんでした。
シャフトの上に付く弓形のアームはプラ板から切り出してそれらしく形を削り、左右対称の位置に取り付けました。
操縦手席を仮組みして位置を確認しました。これは先輩S氏から譲り受けたレジンパーツを使用しました。T-26軽戦車用のパーツだったそうなので、同じヴィッカース6トンの系譜上にある7TP軽戦車に組み入れてもさほどの違和感は無いものと思います。
上部車体のターレットの四方の部品の台を取り付けました。砲塔旋回ハンドル、角度調整器などの部品がこれらの位置に付くのですが、同時にこれらは砲塔底面パーツの位置をも固定してくれます。
このように砲塔底面パーツを定位置にセット出来ます。これで砲塔を自在に回せますが、ひっくり返すと外れて落ちてしまいます。完成後はまずひっくり返しませんから、これで良いだろうと考えました。
砲塔の組み立てを進めました。砲塔内部にも各種のインテリアパーツを組み込むため、余計なパーツは極力除いておく必要があります。ですが、もともと砲尾などのパーツが無いキットですから、追加作業は生じませんでした。
この時点で、インテリアの組み立て工程にて剥がれたり、接着剤で溶けてしまったりした各所の塗膜を塗り直しました。
足回りの仮組みを行ないました。転輪のボギー部分は転輪の塗装後に組み付ける予定です。起動輪および誘導輪も塗装後にベルト式履帯と一緒に取り付ける予定です。
転輪は、御覧のように塗装するまではランナーに付けたままで保管しました。
上部車体のエンジンルーム側壁のパーツ、および背面の排気管を取り付けました。上部車体が完全な状態に仕上がりました。また、パーツがなぜか入っていなかった操縦手ハッチ左横の棒をプラ板で追加しました。
フェンダー上の前照灯やステーや雑具箱などのパーツはキットの組み立てガイドの指示通りに取り付けました。上部車体パーツの歪みも大体是正出来たので、完全とはいきませんが、なんとか下部車体と合わさっています。接着はしませんから、上部車体を外してインテリアを見ることが出来ます。 (続く)