きらめき通りの交差点で右に折れて大貫商店街のルートに入りました。商店街はまだ閉まっている所も多くて静まり返っていました。
酒井屋さんの店先にかけられていた、大貫商店会のガルパンタペストリーです。初めて見ましたが、よく見ると背景には大貫小学校の校舎も見えます。大洗出身のキャラクター4人は、大貫小学校の卒業生、という地元独自の設定なのかもしれませんが、とにかくノリノリな図柄です。
ですが、実際の大貫小学校は、夏海小学校との統合によって廃され、現在は南小学校に機能を引き継いでいます。少子化の影響は、大洗町においても少なくないようです。ガルパンの聖地として巡礼者で賑わっていますが、自治体としての大洗は少しずつ衰退に向かっているようです。
梅原屋の前に着きました。今回の最初の訪問地です。というか、個人的に大洗で必ず立ち寄ることにしているお店の一つです。
二年前にガルパン仲間のAさんが寄贈した一番くじフラッグは健在でしたが、下の戦車パネルが新しいものに替わっていました。サイズも小さくなっています。ガルパン衣料の広告が暖簾みたいになっています。おそらくNさんのプロデュースによるものでしょう。
今回は、店内のガルパンコーナーに展示されている、Nさん制作のガルパン戦車プラモデルおよびジオラマを見るのが第一の目的でした。以前から何度もNさんに連絡を受けていて、この二年のうちに相次いで色々な作品を陳列した旨を聞いていましたが、ようやく見学鑑賞の機会を得ました。
上図は、Nさんとメールでやり取りした、コミック「プラウダ戦記」登場のSU-152です。ブロンコモデルの製品を使用しているそうです。私も同じキットを買いたいのですが、模型店ではあまり見かけませんので、通販を頼ったほうがいいのかもしれません。
キットでは一部のみの再現にとどまっていたインテリアも、他キットのパーツなどを援用して積極的に再現してあります。さすがはベテランモデラーのNさんです。私もこういう楽しく精密な作品が作れるようになりたいものです。
こちらはウサギさんチームのM3中戦車リー、テレビシリーズの最初の親善試合の一コマの再現ですね。戦車の後部天板上でトランプに興じている6人の様子が生き生きと再現されています。Nさんは劇中車の再現よりも劇中シーンのジオラマ化が得意な方です。
この6人のフィギュアは、プラッツより販売される「ウサギさんチーム トランプフィギュアセット」を使用しています。確か、トランプの表紙デザインが、ロケット推進式の陸上爆雷パンジャンドラムでしたかね・・・。パンジャンドラムは劇場版にも出ていたかな・・・?
こちらは、BC自由学園チームのマリー隊長の搭乗車、ルノーFT-17の断ち割りインテリア再現品です。モンモデル製品によるプラッツ公式キットは、インテリアパーツの大半を省いていますから、このジオラマはモンモデルの元キットのほうを使っているのだろう、と推察します。
戦車キットの内部が全て見られるのは、博物館の展示品を見ているようで面白く、楽しいです。こういうインテリア中心の作品が幾つも展示されているお店は、大洗では梅原屋だけです。ガルパン衣料を購入して模型展示も楽しめる、唯一のお店です。
知波単学園のデザインの扇子です。これはグッズ化されて販売もされています。左の九七式中戦車チハは西絹代の搭乗車だと分かりますが、右のバイクは・・・・、これも西絹代の愛車なのでしょうか・・・・。と言うか、公式設定にこのバイクはあったかなあ・・・・?
私自身は、知波単学園チームの日本戦車のプラモはまだ作っていません。いまのところは作る予定も持ちませんが、しかし、Nさんの作品を見ていると、作ってみようかな、という気になってきてしまいます・・・。 (続く)
田口理髪店のご主人から、西絹代の愛車だと伺いました。
店の横の大看板や、販売されているタペストリーに描かれていますよ。