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ガルパンの聖地 ・ 大洗を行く36 その11 「カノウヤ作戦終了です!!」

2020年08月19日 | 大洗巡礼記

 カノウヤ撤収作戦における寄託品の返却作業は、とりあえずNさんの寄託分を発送時の箱に元通りにおさめたうえで、柴沼さんからの差し入れの大洗銘菓などを追加して、上図の大きな箱にまとめました。箱の上にある送り状は発送時のもので、その発送元へ今度は返送すべく、近くの黒澤米穀店で手続きをとる予定でした。黒澤米穀店は宅急便の取り扱いも行っており、私自身もこれまでに何度か利用して荷物などを発送しています。

 

 私の寄託分のうちのピットロード製品エンディングバージョンシリーズは、Aさんが箱詰めして下さいました。これにSさんからの品もあわせて詰めました。カフカ隊長と軽戦車4輌のほうは、小さな箱に詰めて直接持ち帰ることにして、この箱には入れませんでした。

 

 これで私の寄託分もすべて撤収発送の準備が整いました。作業時間は約2時間で済みました。本当に安堵しました。

 というのは、私自身は作品を手元に置いておきたい派なので、自身の作品を他の場所に寄託するというのは、かなり勇気が要りました。出来れば寄託は避けたかったのですが、応援作戦に関わった以上は責任持って寄託しよう、と決めて実行したわけです。でも、苦労して作った作品が4つも大洗に行ってしまうと、なにか寂しく、そして心配でたまらなかった、というのが正直なところでした。
 ですが、ようやく手元に戻ってまいりますので、ああ良かった、無事で何より、と何度も思いました。

 

 最後にケース内に残ったのはAさんの寄託分のフィギュア群でしたが、これはAさんの判断でもうしばらく展示しておくことになったようです。また地震があって壁が崩落でもしたら、これらの寄託品もどうなるか分からないですが、と聞いてみたところ、「そうなったとしても仕方が無いし、撤去自体はいつでも出来る」というような意味の事を話してきたAさんでした。

 柴沼さんも話していましたが、カノウヤ応援作戦が始まる前は、だいたいAさんの持ち込んだフィギュア群が店内に並んでいたのです。だから、その後に追加した寄託分を全て撤去したことにより、作戦前の状態に戻ったことになります。ただ、柴沼さんとしては、これらも出来れば撤去して、ケースは空にしてゆきたいそうです。
 なので、今後は缶バッジ群の所有者であるOさんと、寄託品を今回は残したAさんの二人によって、カノウヤの展示の締めくくりが行われることになります。

 

 Nさんと私の寄託分の箱は、その後に黒澤米穀店に持ち込んで宅急便での発送手続きを行ないました。柴沼さんが、色々とお世話になったんだから発送費用を持ちますよ、と申し出て下さいましたが、これは我々のボランティアで行った応援作戦ですし、品物は我々の所有品なので、と丁重に辞退しておきました。

 寄贈品であればお店のほうで自由にして貰っても良いのですが、寄託品ですから最後まで寄託者の我々に管理責任があります。費用も全て我々が負担したのは当然のことでした。

 

 発送手続きを終えて店に戻りました。柴沼さんが本当に安心されたのか、ホッとした表情で元気になっておしゃべりも弾んでいたのが印象的でした。カツサンドを買って食べながら、亀裂の入った壁を見上げつつ、柴沼さんに「これ修理はするんですか」と聞きましたら、「直したいけどね、そんな余裕無いしねえ、しばらくこのまんまになるかしらねえ」と苦笑されていました。

 今後も地震が無いとは限りませんので、亀裂がひどくなってきたら修理する方向で検討してみて下さい、と申し上げておきました。すると「それまでに残りの展示品も片付けときたいわねえ」と笑っておられました。

 

 この時点で残ったのはOさんの缶バッジ群と、Aさんのフィギュア群でした。我々の寄託品を撤去した後は空間だらけになっていましたので、Aさんが上図のように展示配列を手直ししてまとめていました。一応、これだけでも何とか見られる状態になっていますので、撤退までしばらくはこの状態で展示されるようです。

 

 かくして、我々のカノウヤ応援作戦は、約一年の予定を三分の一の4ヵ月に縮めて前倒し終了となり、寄託者のSさん、Nさん、私の分が全て回収を終えました。今後はOさんの缶バッジ群と、Aさんのフィギュア群がしばらく残されるようですので、柴沼さんとも相談のうえ、その後の作業に関してはOさんとAさんにお任せすることになりました。

 とりあえず、元に戻った形ですが、こうした応援作戦の寄託展示というのは思った以上に色々と手間がかかるものだ、ということを知りました。寄贈するという方法も一度は考えましたが、柴沼さんが「寄贈はお断りします」と明言されていたため、それ以外の方法で応援展示を行うにはどうするか、と有志内で話し合ったところ、寄託という方法がある、寄託しかないだろう、ということに落ち着きました。
 しかし、その寄託も、お店にとっては「人様のものを預かっている」ということで色々と責任や負担が生じるわけですから、必ずしもベストな選択ではないということが実感出来ました。寄贈も大変だけど寄託も劣らず大変だなあ、メリットは思っていたほどには無いのかもしれないな、と疑問に思ってしまいました。

 なので、もし地震による壁の亀裂や崩落危険がなければ、今回の撤収は必要なかったのだろう、という単純な問題では無いということも理解出来ました。正直なところ、個人的にも準備とかで色々苦労しましたし、大洗へ何度か行って費用もそれなりにかかっていますから、もうこういう応援作戦は一度だけで良い、というのが正直な感想でした。
 寄託作業自体もカノウヤ限定で進めていましたが、それでも大変でしたから、限定で良かったと思います。そもそも、カノウヤ以外のお店では寄託そのものが有り得ず、環境的にも寄託というのは不可能だったと思います。

 寄託の大変さは、柴沼さんも指摘しておられました。
「寄託も最初は寄贈よりも楽そうに思えたけどねえ、やってみたら星野さんたちが何度か来て、色々手配とか作業とかで大変な様子だったし、預かってるこちらも何だかんだで、展示品を守らんといけないから、心配がずうっと続くのよねえ・・・」
 その心配が心労に繋がって入院されてしまったわけですから、本当に申し訳ない事でした。改めてお詫び申し上げたら、柴沼さんは「でもねえ、寄託というのは、持ち主にちゃんと返せるわけですから、返したらもう安心ですからね」と笑っておられました。

 それを聞いて、ふと大洗駅のインフォメーションの寄贈品返却の件のことを思い出しました。あの多数の寄贈品群もちゃんと寄贈主に返すことが出来るのだろうか、と心配になりました。その件を柴沼さんに訊いてみたのですが、知らないとの事でした。ならば、後で大洗駅に行った時に直接聞いてみよう、と思いました。  (続く)

 


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