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ガルパンの聖地 ・ 大洗を行く31 その9 「アンツィオのCV33です!!」

2019年04月12日 | 大洗巡礼記

 曲松商店街を出て、Oさんのリクエスト先である祝町の好梅亭へ移動しました。好梅亭さんは、Oさんが応援し贔屓にして、大洗にて必ず立ち寄るお店の一つです。ガルパン関連の展示コーナーへの関与も積極的に行っており、寄贈や陳列アドバイスや助言など多岐にわたっています。
 私自身もかつては鳥孝さんや和久さんに同じような形で関わっていたりしましたので、Oさんのこうした大洗支援活動はよく理解出来ます。同時に、いまなお継続して関与しておられるファン有志も少なくなったみたいだなあ、と感じました。

 

 この日も、Oさんは新たなクリアファイルやカードなどを幾つか寄贈していました。お店の方も当たり前のようにノリノリで受け取って喜んでいました。
 その際に、店内の展示コーナーにあるクリアファイルやカードの大半がOさんからの寄贈であることを知らされました。

 

 この寄贈展示品のほとんどがそうであるようです。私が知らない品、初めて見る品も幾つかありました。やっぱり聖地に近くて常に行けるような地域の方でないと、その聖地関連のグッズや関連情報に接することが難しい、と改めて思います。関西の私たちにとって、大洗は遠いのです。

 

 フィギュアも並んでいます。上図中央の島田愛里寿は初めて見る品でした。ガルパンのフィギュアもどんどん数を増やしており、いずれは日本アニメで最高の商品化数を誇るまでに発展展開するものと予想されます。
 まだ最終章シリーズも第1話の段階であるのに、去年だけで10数点のフィギュア新製品のアナウンスがありました。この調子でいくと第6話が公開されるまでの間に相当数がリリースされることでしょう。国内で販売されたフィギュア製品の総数が最多とされているけいおんの記録を、ガルパンが超えるのも時間の問題でしょう。

 ですが、研究者世界における観点においては、重要なポイントとして「販売数」が挙げられています。製品化された数よりも、その製品がどれだけ売れたのかが、アニメによる経済効果を推しはかる基礎データの柱になるからです。
 これに関する研究が商品経済学の見地から色々なされているようですが、私が知る限りにおいて、国内市場におけるガルパンの作品関連のフィギュア販売数は累計で約4万点だそうです。一種類商品単位での流通数が500にも満たない品が殆どであるからでしょう。あれほどの人気とブームを誇った「けいおん」シリーズのフィギュア製品総販売数も約8万点とされており、その経済効果および市場規模のなかでは2割程度とされています。フィギュア以外のグッズや品々のほうが経済指数に大きく関与する傾向があるのは、ガルパンでも同じです。

 ちなみに、日本における一作品関連のフィギュア販売数の最多は昨年の段階で約30万点であるそうです。世界中のフィギュア全商品の一年間の売り上げ数が4万点前後とされているなかで、日本における一作品関連約5年間の累計が約30万点というのは、凄まじい記録であり、それだけでも日本のフィギュアグッズ市場の巨大さが感じ取れます。
 しかし、そんな販売実績をもつを持つフィギュアのコンテンツがアニメ作品ではないというのが驚きです。むしろ聖地巡礼関連のカテゴリーに入るかもしれませんが、範囲的には地域限定というのに相当するので、従来のアニメグッズの概念ではとらえにくいです。新しい地域創生のモデルケースと指摘されている向きもあるようですが、もう少し違う視点、新たな解釈法が必要だろうと思われます。
 この、国内最多のフィギュア販売数を誇ってなおかつ現在も更新中という、或るコンテンツに関しては、いずれ調べてみる予定ですので、拙ブログにおいても述べる機会があるでしょう。

 

 さて、再び梅原屋に戻ってまいりました。Nさんが組み立てていた新たな展示品が完成してケースにおさめてありました。上図のアンツィオ高校トリオとCV33の立体展開展示です。ブロンコモデルのフルインテリアキットを使用してCV33の内部を詳細かつ魅力的にディスプレイしています。
 さすがは世界のナベアツ・・・、いや世界のNさんの独創的かつ精巧な芸術作品です。美術工芸の分野で評価されるべき優作です。

 

 まずは車体側面の片方をカルパッチョと共に展示し、ガルパンファンにはおなじみのCV33であることを示しています。

 

 その上に残りの車体部分を内部空間のフル再現の形で作り、操縦手であるペパロニを乗せることで、サイズを具体的に示しています。車内色と2つの席のシートをイタリアの国旗の三つのカラーに塗り分けてアピールしています。エンジンや駆動系のパーツは細かく塗り分けてカラフルに表現されますが、同時にメカの複雑さをリアルに見せる効果も併せ持ちます。
 これで見ると、この車輌の本来の定員は2名であり、劇場版での三人乗りは実際には相当の無理があったことが理解出来ます。

 

 アングルを変えて上から俯瞰しますと、車体の分割状況が分かります。キットのパーツの形のままに外壁と内部空間とを分けているだけであり、カットはしていません。

 

 そして一番上に、車体上部があってドウーチェがエンジンルーフの上に立っています。車体を三分割して三人のキャラクターを一人ずつ配置すれば、当然ながら隊長が上位にくることになります。

 

 全体としてはこのようになっており、単に縦一直線に展開するのではなく、見やすさも考慮して下から斜めに各部分を並べてあります。

 

 この作品の見どころは、やはりインテリアでしょう。Nさん独自の解釈によってカラフルに、そして追加工作によってより精密に仕上げられています。従来のAFVモデラーなら、エンジンなどをこんなに綺麗に多色仕上げにしませんが、ガルパンプラモデルではむしろこちらが王道です。戦車そのものにも汚しはかけないのが、アニメタッチ仕上げの基本です。

 いやー、とにかく素晴らしいの一言につきます。明日もまたお邪魔して、他の作品を紹介したいと思います。

 

 夕方近くに大洗を出て、Oさんと共に今回の宿へと移動しました。その宿は鹿嶋市の鹿島神宮門前にあるホテル「がんけ」でした。そこへ行く途中、私からのリクエストで上図の「深作農園」に立ち寄っていただきました。閉店間際でしたが、なんとか間に合いました。

 

 このお店に関しては、鉾田市のみならず茨城県ひいては北関東を代表する農園系スィーツ専門店として、かねてから水戸の知人の奥さんに紹介され勧められておりました。今回やっと訪問がかないまして、予想以上の規模の店舗施設と多彩な商品展開を目の当たりにすることが出来ました。一見して、これは流行る筈だ、と感じつつ、幾つかの菓子商品を購入しました。

 Oさんは、このお店自体は前から知っていたが、入ったのは前回下見に行った時が最初だそうてす。ガルパファンにはあまり関係がないお店だからでしょうが、しかし、一般における人気は凄いようです。たびたびテレビ番組などでも紹介されており、私自身もずっと以前に何かの旅番組でこのお店の紹介を見た記憶があります。  (続く)

 


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