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継続高校 BT-7(フェイズエリカ仕様) 作ります!! その1

2018年06月14日 | ガルパン模型制作記

 ガルパンコミックの「フェイズエリカ」に登場する継続高校チームのBT-5を作るのが、思いのほか楽しかったので、似たようなのを作りたい気分になりました。自然にBT-7の存在が脳裏に大きく感じられてきました。
 BT-7は、周知のようにBT-5の改良版として登場した車輌です。継続高校チームにおいてはBT-5やBT-42と共に快速を生かした遊撃部隊として使用されており、黒森峰女学園チームとの試合においては中央突破による攪乱を試みて成功しています。

 

 適応キットはタミヤから1935年型、1937年型の二種類がリリースされています。劇中車は1937年型ですので、上図のミリタリーミニチュアシリーズ327番の製品が対応します。キット自体は、BT-5が完成間近の時に京都駅前のヨドバシで買ってまいりました。これで「フェイズエリカ」の継続高校チーム所属車を再現してみることにしました。

 

 左が製作ガイド、右が解説シートです。いずれも一度目を通してから、再度じっくり読みました。組み立て制作の参考になる情報が結構ふくまれていますから、ガルパンの劇中車を再現するにあたっても色々と得る所は少なくありません。

 

 タミヤ製品に共通の、適度なパーツ割りです。半分ぐらいがBT-42のパーツと共通です。BT-42はフィンランド軍が捕獲したBT-7を改造して砲塔部分を大型化したタイプで、車台部分はほとんどBT-7のままです。
 なので、今回これを組むことにより、ずっと組み立てを中断しているBT-42の製作再開に向けてのウォーミングアップにもなれば、と思いました。

 BT-42は、継続高校チーム車輌の第一弾として、劇場版視聴の余韻がまだ残る2016年6月にタミヤのキットにて制作を開始しました。当時はフルインテリアでの制作を目指して操縦席および車体内部までは一応の再現を行ったものの、搭載エンジンの種類と形状が分かりませんでした。
 そこでパロラ軍事博物館に英文で問い合せの手紙を送り、それとは別にメールアドレスにも投稿しました。ところが返事が無く、三か月後に再度手紙とメールを送りましたが、返信は無いままに一年が過ぎました。
 それで製作意欲が失せてしまい、フルインテリアでの制作も頓挫して、さらに一年が経過して今に至っています。要するにほぼ二年間も中断したままであります。

 これはさすがに駄目だろう、何とかしなければ、と焦りさえ覚え始めていた時に、モケジョさんたちの継続高校チーム車輌プチブームがあり、それに何となく突き動かされるようにBT-5の製作をズベズダのキットにて実施したのですが、それが今度のBT-7の製作意欲に繋がりました。当然、BT-42にも気持ちが向いてゆくことになり、ようやく製作再開の契機が掴めそうだと感じました。
 それで、今回の製作は、BT-42の組み立て再開のスイッチを入れるため、という目的をも伴う作業になるわけです。砲塔以外はほぼ共通するパーツでBT-7を組むことで、BT-42の組み立ての感覚を取り戻しておこう、と考えた次第です。既にフルインテリアでの制作を諦めているので、BT-42も今後は他の車輌と同じ通常の組み立て工程に切り替えて二年越しの完成を目指したいと思います。

 ということで、今回のBT-7の製作は自身にとっても大変に有意義なものとなる、と感じました。

 

 ですが、組み立てそのものはストレート組みで充分です。上図のように、劇中車は完全にタミヤキットがモデルであるようで、外見や細部は全く同じに描かれています。そしてキットでは付属している車体前部のチェーンが劇中車にはありませんので、そのぶん組み立てが楽になります。

 問題は、BT-7のボディカラーが不明である点です。コミックのカラーページにはBT-7は出ておらず、継続高校戦車道車庫前に勢揃いした中で他とは違う色調のトーンで表現されています。BT-42のグレー、BT-5の青味がかかったグレーとは明確に違う、暗めの色を思わせる表現です。
 これを継続高校チームの元ネタであるフィンランド陸軍の基本4色(ライトグレー、グレー、グレイッシュブルー、グレーグリーン)に照らし合わせますと、最も明るいライトグレーとは違いますし、BT-42がグレー、BT-5がグレイッシュブルーですので、残る暗めの色グレーグリーンが該当することになります。
 これをふまえて、今回の「フェイズエリカ」版のBT-7の車体色はグレーグリーン系とし、それに近いカラーを検討することにします。

 

 ステップ1では、サイドパネルを組み立てます。

 

 タミヤのキットは、とにかく楽です。

 

 組み上がりました。

 

 ステップ2では、車体を組み立てます。

 

 パーツは最低限に抑えられていますので、気が大変に楽です。

 

 組み上がりました。海外メーカーのキットの大変さが、改めて思い出されました。 (続く)

 


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3 コメント

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BT-42のエンジンについて (梅原屋のN)
2018-06-17 03:50:40
斎木先生が来店した際、件の疑問を訊いてみました。
戦前のBMW社の航空機用ガソリンV12エンジンの模倣品(ミクーリンM-17、初期のT-34も採用)で、かつて海外のガレージキットメーカーからレジンキットが出ていたそうですが、氏を以てしても入手できなかったとのことでした。
私はドナーとして既にAFVクラブのフルインテリアT-34を用意しているので、ガソリン/ディーゼルの違いはあれど、強引に組んでしまおうと思ってます。
T-34のエンジン単体はミニアートから出てます。
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Re. BT-42のエンジンについて (ホシノ)
2018-06-17 19:14:12
御教示有難うございます。さすが、お詳しいですね。大変参考になりました。ミクーリンM-17でしたか・・・。

つまりそれは現存するBT-42が元のBT-7のエンジンのまま、ということですね。換装とかしていないのですね。

AFVクラブのフルインテリアT-34、あれは良いですね。当方は76でプラウダ車を作りました。85はスケルトンキットと通常キットの2種類を買いました。前者でプラウダ車を作りますが、後者は未定です。
それぞれのエンジンは同じで、パーツも同じです。そのエンジンと、ミクーリンM-17は形や大きさは全然違いますか?

試みにBT-42の車内にAFVクラブのT-34/76のエンジンを組み込んだ事がありますが、割と入るという感じで、底面の凹凸にも干渉することなくはまりました。でも両側がやや窮屈だったので、エンジンそのものが違うのだろうな、とは思っておりました。
返信する
BT-42のエンジン2 (梅原屋のN)
2018-06-17 22:34:53
BT-7のままとのことです。ディーゼルでガソリンと同等の出力を稼ごうとすると排気量を増やさなくなくてはならないのでT-34のV2のほうが大きいはずです。1/35で比べたところ、同等出力であるティーガーⅠのHL230にV2エンジンのエキゾーストマニホールドを合わせると1気等分飛び出し、シリンダーブロックは実測8mmも長いです。排気量は2倍にも及びますから幅も広いはずです。ラジエータが入らなそうですね、どうしたモンか…。
AFVクラブのT-34/85、実は既に1両作製済みです。
https://twitter.com/Dance0130Happy/status/1001306172903731201
https://twitter.com/Dance0130Happy/status/989447277117755392
傑作キットだと思います。
返信する

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