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聖グロリアーナ女学院 マチルダⅡ(劇場版仕様) 作ります!! その1

2020年10月30日 | ガルパン模型制作記

 前回の製作では一年半ぶりにアンツィオ高校チームの車輌を選びましたが、聖グロリアーナ女学院チームの車輌に関しては既に三年余りも手を付けていませんでした。2017年8月にチャーチルを作って以来、ずっと御無沙汰でした。計画では4輌ぶんの予定があるにもかかわらず、でした。

 なので、他にも作ってみたい車輌が色々あるのですが、当分の間は聖グロリアーナ女学院チームの車輌を続けて2、3輌ぐらい作ることにしました。まずはマチルダⅡの劇場版仕様を、と考えました。以前にテレビ版仕様を作っており、それとの比較検証も試みることにしました。

 

 劇場版においては、マチルダⅡはエキシビジョンマッチと対大学選抜戦の双方に参加しており、数多くのシーンがあって情報量も豊富です。テレビ版仕様との相違点も色々と容易に把握出来ます。変更点の多くは、車体前面部と砲塔天板とに集中しています。

 

 劇場版仕様の特徴は、以前に指摘されている「タミヤの新版」のそれにとどまりません。「タミヤの旧版」をモデルとしたテレビ版仕様の特徴も各所にとどめているため、「タミヤの新版」つまりMMシリーズ300番のキットそのままではありません。そこに今回の制作の面白味もあると思います。

 

 周知のように、マチルダⅡは大学選抜チームとの試合に大洗支援義勇陣の一輌として参戦し、ルクリリが車長を務めて聖グロリアーナ女学院チーム3輌の一角を占めました。試合ではローズヒップのクルセイダーと共にダージリンのチャーチルに付随してたんぽぽチームに属し、「こっつん作戦」の片翼を担当しましたが、謎の大口径砲の砲撃にさらされて対応に苦慮していました。

 

 廃遊園地跡に場所を移しての戦闘では、門の守備を固め、あさがお中隊と合流する形で敵の来襲に備えましたが、重戦車T-28の突破によって簡単に敵勢の進攻を許してしまい、ひたすら防戦に努めています。その後もずっと敵の圧迫を受けっ放しでしたが、観覧車先輩の飛び入りなどで窮地を脱しています。

 

 その後もマチルダⅡは、たんぽぽチームに属して重戦車T-28との対峙を続けていたようで、チャーチルが橋下からの一撃でT-28を仕留めるまでは、色々とT-28の牽制に努めていたようです。
 ですが、チャーチルが撃破されて落伍した後はたんぽぽチームが分散したようで、マチルダⅡもいつしか重戦車群の護衛に回っていました。おそらくダージリンが、最後の決戦兵力となるであろうひまわり中隊を援護せよ、と命じたのでしょう。

 

 しかし、敵のパーシング隊とのクロス戦闘によって撃破され、健闘及ばず戦果無きままに戦列から落ちました。既に試合は終盤に達しており、双方のチームの残存兵力が入り乱れて潰し合った後でしたから、よく生き延びて頑張ったことが分かります。優勢な敵の圧迫を受けつつも、終盤まで練ったあたりに、ルクリリの力量が表れていると思います。彼女の善戦を讃えつつ、その搭乗車を楽しんで作りたいと思います。

 

 使用したキットはいわゆる「タミヤの新版」、つまりMMシリーズ300番の品でした。全体的にテレビ版仕様は旧版、劇場版仕様は新版に近いからです。前述したように劇場版の劇中車はテレビ版仕様の特徴も各所にとどめているため、そのあたりも勘案しながらの製作工程が必須となります。以前に制作した旧版からのテレビ版仕様キットも参考資料として活用しました。

 

 中身です。安定のタミヤですから、製作そのものに全くストレスはありません。ガルパン仕様への改造ポイントの数々をどう処理して再現するかに、作業のウェイトが置かれます。

 

 製作ガイド表紙の説明文です。英文が上に配置されていて、輸出販売も考慮に入れた製品であることがうかがえます。聞くところによれば、マチルダⅡの1/35スケールキットというのは現時点では海外メーカーからは出されていないそうです。つまり、世界中のモデラーが作るマチルダⅡとは、タミヤの製品であるということになるようです。  (続く)  

 


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