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ガルパンの聖地 ・ 大洗を行く35 その6 「道北746小隊です!!」

2020年04月12日 | 大洗巡礼記

 カノウヤ応援作戦の寄託展示準備作業二日目は、戦車プラモデルの展示構成から始めました。まずは、北海道名寄市より寄せられた「道北746小隊」4輌の状態チェックからとりかかりました。
 上図は「道北746小隊」のうちの1輌、リボンの武者の九七式軽装甲車テケ、ムカデさんチームの搭乗車です。御覧のように鶴姫しずかのフィギュアと百足衆の戦旗も再現された、見事な出来です。

 

 フィギュアと戦旗は、同封の説明文および画像にしたがって、昨日セットしました。車内などにあらかじめ付けてあった固定用の両面テープに合わせた結果、上図のような姿勢にまとまりました。

 

 鶴姫しずかがキューボラの右寄りに腰かけて右手でハッチを掴み、左手で戦旗を持っています。戦旗にあらかじめ付けてあった固定用の両面テープに鶴姫しずかの左手を添えたら、自然にこの姿勢におさまりました。コミック第1巻の巻頭カラーページの姿を再現しているようです。

 

 続く2輌目は、知波単学園チーム隊長西絹代の搭乗車、九七式中戦車チハの旧砲塔型です。塗装カラーは、私が製作した同型車と全く同じ塗料によるもののようですが、薄く塗っているためか、迷彩3色のそれぞれが落ち着いた感じで、塗りムラもありません。マスキングしてエアブラシ塗装を施したような、綺麗な仕上がりです。

 

 ハッチは真鍮線を組み込んで開閉自在に仕上げてあります。西絹代を乗せずにハッチを閉じた状態にも出来ます。砲塔上の信号灯が出ていませんので、見てくれは劇場版仕様になっていますが、迷彩パターンも形状も最終章仕様との差異はありません。

 

 3輌目は同じく知波単学園チーム、九七式中戦車チハの新砲塔型です。最初は玉田ハルの搭乗車かなと思いましたが、搭乗のフィギュアは玉田ではありませんでした。分断色の黄帯のデザインもBパターンになっていて、玉田車のAパターンとは異なります。

 

 フィギュアは、一見して西原に見えるので、寄託主のNさんに確かめたところ、オリジナルキャラだということでした。見ようによっては名倉にも見えますので、名倉車と銘打っておいても通用しそうです。
 ただ、名倉車は劇場版と最終章とで分断色の黄帯デザインが異なりますので、上図を名倉車と見た場合は、劇場版仕様ということになります。

 

 4輌目は、「リボンの武者」第13巻に登場した名寄市の飛鏃学園大学付属高校チームの車輌です。戦車自体は作中には出ていませんが、Nさんの作られた原案には出ており、上図のⅢ号戦車L型のほか、複数の車輌が在籍しているという設定だそうです。
 そして、このⅢ号戦車L型は、「あかげらチーム」の車輌であるそうです。

 

 「あかげらチーム」ですから、砲塔側面に誇らしげに輝く校章マークもアカゲラです。漢字で表記すると「赤啄木鳥」となります。キツツキ目キツツキ科に分類される鳥です。大洗女子学園以外のチームで鳥のマークを校章とする、唯一のチームです。
 もしかして、武田信玄の「キツツキ戦法」みたいな戦術が得意なチーム・・・?

 

 キューボラにおさまってVサインをしているのが「あかげらチーム」車長の明日原笑子、ニックネームは「ゲラ子」で、飛鏃学園大学付属高校戦車道チームの部長も務める、という設定であるそうです。

 

 送っていただいた解説パネル、設定資料原案、名刺もあわせて上図のように仮展示しました。今後さらに数輌の戦車プラモが寄託される予定ですので、上図の状態はそれまでの間のみの展示状態となります。

 

 名刺は、明日原笑子の分まで作ってありました。上図右側の名刺です。大洗の初期のガルパンオリジナル名刺を思わせる、楽しくてどこか懐かしい雰囲気の品です。

 

 解説パネルには、キャラクターの明日原笑子が「リボンの武者」第13巻にゲスト出演した時の場面のコピーも添えられています。
 文中にあるように、寄託主のNさんは、ピクシブに飛鏃学園大学付属高校戦車道チームの物語を小説風に綴って投稿しておられます。こちらです。  (続く)

 


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