パネル巡りと並行して、聖地スポット巡りも楽しみました。Nさんは初の大洗訪問にあたって特に情報収集や下調べはやらなかった、と話していましたから、知識はあっても実際の大洗においては全てが未確認であるに等しいわけです。その証拠に、テレビシリーズや劇場版に登場した場所を教えると、「ここがそうだったんですか」と驚き喜んで写真を撮り、テレビの何々の場面ですね、と言うのでした。
上図は、聖地スポットの一つ「福本楼」にてパネルや資料を見るNさんです。
この「福」の字が劇中では逆さになっていましたね。実際のドイツ軍のマーキングに存在して「倒福」とか呼ばれたそうです。元ネタは、中国の春節の際に家々に貼られる赤色の紙の字ですね。
「常陸屋」の店先の新三郎と店主のパネルです。新三郎は新パネルのほうでした。
「魚忠」の近藤妙子は、水飛沫による汚損を避けるためか、高いところに置かれていました。と言うか、お店の方でもう少し設置方法を工夫したりしないものでしょうか。
よく指摘されるように、キャラクターパネルの設置店のなかには、パネルの扱いについて一考を要するところが少なくありません。ただ置いているだけで、後は何もせずガルパンのムーブメントにも距離を置く、というスタンスの店も少なくありません。パネルはあっても、何もやらないお店、ファンが入りにくい雰囲気のお店も依然として存在しますし、買い物したくても買えるものが無い、というような矛盾を抱えているお店もあります。
もし、そういう状況を分かっていて「これでやっていくしかない」と受け止めているのであれば、大洗のキャラクターパネルは成功段階を通り過ぎて失敗の方に向かうことになるかもしれません。本気でパネルを欲しがっているお店、パネルに関連づけての働きかけをやる気のあるお店は他に幾らでもあるそうですから、そういうところへパネルを移し替えるなどの取り組みが、これからは必要になってくるのではないか、と思います。
「魚忠」の脇の路地を紹介すると、Nさんは驚いていました。これがあの道ですか、と。テレビシリーズの第4話にて、カメさんチームが割り込みしてきたルートであり、あんこうチームが急速離脱を図ったルートでもあります。
路地を抜けて劇中のルートに進み、さらにテレビシリーズの第4話に登場した板塀の元ネタの場所も紹介しました。板塀越しにカバさんチームのⅢ号突撃砲を撃破したマチルダⅡが進んでいたルートは、この路地でしょう、と説明したら、早速撮影をしたNさんでした。
テレビシリーズも全部見て覚えているそうなので、場所が分かればすぐに劇中シーンとリンクしてリアルに感動が味わえるようです。とにかく楽しそうで笑顔が絶えなかったNさんでした。
Nさんのリクエストで、「大勘荘」にも立ち寄りました。丸山紗希のパネルをまだ見てないんで、と言われたからです。店内玄関ロビーのガルパンコーナーも見学させていただきましたが、今回は綺麗に整理されて並べられた状態を見ることが出来ました。
その後、劇場版でウサギさんチームが再度の「重戦車キラー」を試みるべく待機した場所へ案内し、ノンナの一撃をくらって「大勘荘」の前まで吹っ飛ばされたシーンを、実際の景色で楽しんでもらいました。本当に実在する場所と景色であることに、ひたすら感動していたNさんでした。 (続く)
福の字が逆さまになった物は「フーダオ」と呼ばれます。
倒れるという意味の中国語「倒(ダオ)」と来る(到着する)という意味の「到(ダオ)」が同じ発音なので、音遊びの福を呼ぶ縁起物とされています。
ドイツ人には逆さまになった福の字が、剣と盾をもった騎士に見えたので、カッコイイ東洋のマークだぜ!と戦車に描いたなんて説があるそうです。
少なくとも今後は第4期キャラPOP所有店舗の殆どがバッジや名刺発注をかけて“仲間入り”を果たすものと思われます。
また発表されているキャラ、存在を認知されているキャラにも関わらず用意されなかったキャラPOPの活用も検討されても良かったのでは無いでしょうか?その一例は下記の通りです。
細見、寺本、浜田、名倉、池田、ルクリリ、赤星小梅、ヤークトパンター車長こと(仮称)直下、(幼少期)まほ、みほ、島田千代、いったところでしょうか?あとTV版の黒森峰Verのみほ(Pz-J Ver、制服Ver)や各学校の大洗女子学園制服Ver(まほ、エリカ、ダー、ペコ、ケイ、ナオミ、アリサ、カチューシャ、ノンナ、チョビ、ペパ、カルパッチョ、ミカ、アキ、絹代)を加えれば計28体程増える事になります。これで前回抽選くじで落選した約40店舗の内、7割方の分のキャラPOPを確保する事が可能となります。また西住姉妹のみほ、まほに関しては各1年交代でそれぞれ5年周期、3年周期で、同一キャラ2体の店に関しては各1年交代2年周期で廻して不公平感が無い様にし、また同一キャラはそれぞれ異なる町中に置かれる様に工夫を凝らした方が良いと思います。
また28体分のキャラPOPの約1/3の10体分を大貫町の更新用に充て、残り18体分を抽選くじとガルパン関連で積極的な活動実績のある店舗のファン投票推薦で半分ずつ充てる等して極力不公平感が募らない様にする、やる気を引き出す必要になってくると思います。
その一方でキャラPOPを所有しても何もしないお店、ブームメントから距離を置く店、誘致活動実績が全く見られないお店は正直キャラPOPを早急に返納してもらいたいです。
やる気の無いお店してみれば寄贈品の扱いに困るだろうし、贈るファンに対しての侮辱でもあります。やる気のあるお店にしてみれば迷惑なものです。そして何より愛すべきキャラが可哀想でなりません。そんな不幸な関係には早々終止符を打たねばなりません。
ガルパンに関わるファンそしてお店はこの問題に真剣かつ真面目に考えて貰いたいです。
きょう5月2日、倉吉へ「ひなビタ」巡礼シーズン1の二回目を実施に行きましたが、倉吉でキャラクターパネル配置期間の延長が決まりました。4月中旬の桜まつりイベント限定という触れ込みでしたが、その後も訪れるファンが多いため、とりあえずGWまで延ばされました。
今日も、数多くのファンや巡礼が回っていて、かつてのガルパンのブーム初期の様相を思わせました。
倉吉でのキャラクターパネルは市の所有なので、各所に配置するパネルは定置ではなく、入れ替えや場所の変更がなされています。現時点では、希望する店舗に順番に貸し出す、という形で、貸し出し期間も決められているそうです。期間が終わればパネルを返納し、次の貸出先へ移すか、または入れ替えを行ないます。
そして、これが重要なのですが、パネルの位置などが定まっていないため、配置マップも位置情報も作成されておらず、パネルが入れ替わった後は、パネル巡りの新しいコースが設定されます。ファンはその都度倉吉に行ってパネル巡りを楽しむ、という図式です。
お店の側でも、パネルを借りた期間にどうするかで店の方針や仕掛けなどが決まりますし、パネルを借りたけど、扱いが大変なので借りるのは一度だけでいいよ、というお店もあるようです。
そうやって、パネルを必要とするお店、何度も借りたい熱心なお店が絞られてくるという仕掛けです。
なかなか上手いですね。
私たちも、パネル巡りは一度で終わりませんから、何度も行って楽しむことが出来るわけですが、大洗と違って大きな街ですので、パネルの設置範囲もべらぼうに広く、位置情報がありませんから、泊りがけで必死に探し回るわけです。
そうすることで、倉吉の街をあちこち回って、親しんでいただきたい、という観光交流課の意図がよく分かります。
いずれにせよ、全てが大洗のケースとは正反対ですので、比較対象としてこれほど分かりやすい所も無いなあ、と感じている次第です。