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組み立てが終わった三日後の晴れた日に、塗装ステップに入りました。まずは薄くサーフェイサーを吹き付けました。
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本塗装を行ないました。アンツィオ高校チームの車輌はP40、M41、CV33のそれぞれが車体色も異なっていますが、今回のM41はダークイエロー系のカラーです。劇中のワンシーン、アハトゥンク2で微妙に色感が違うのですが、サンドイエロー系のCV33の車体色よりはやや暗めです。
これに近いのが、黒森峰女学園チームのティーガーⅠ(西住まほ搭乗車)のカラーであるように感じられましたので、今回は黒森峰カラーセットの「黒森峰ゲルブⅠ」を使用して吹き付けしました。履帯はミスターカラー28番の黒鉄色で塗装しました。
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続いて転輪のタイヤ部分をポスカの黒で塗りました。ポスカはペン先の太さが三種類あり、一番細い「極細」タイプ、「細字」タイプの二種類を使い分ければ、筆塗りよりも楽に塗れます。
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塗装後に転輪の二つのパーツを接着して組み立ててゆきました。
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車体後部左右の排気管は、42番のマガホニー、車外装備品の金属部分は28番の黒鉄色、木製部分は43番のウッドブラウンで塗りました。
また、上図では見えませんが、背面のテールランプは47番のクリアーレッドで塗りました。
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車体側面前部のライトのガラス部分を8番のシルバーで塗りました。
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上部の転輪を取り付けました。
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予備転輪は、劇中車の状態に合わせて背面部の右側にセットしました。
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下部転輪を組み付けてゆきました。転輪の穴がやや小さいために軸にはまらないことが仮組みの際に分かっていたので、あらかじめピンバイスで穴を広げておきました。
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ベルト式履帯をはめました。上部の車輪類との隙間が狭いので入れるのに苦労しそうですが、まず前部の起動輪の歯にかませておいて固定し、それから順に入れてゆけば難なく入ります。後部の誘導輪には少し引っ張れば楽にはめることが出来ました。
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デカールは、いつも利用しているモデルカステンのガルパンデカールセットのVol1から使用しました。
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あんこうチームの5人の絵柄の横に、アンツィオチーム用のデカールが6枚並びます。大きなサイズが1枚、やや小さなサイズが5枚ありますが、今回のM41には、それぞれ1枚ずつを使いました。
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アンツィオチームのマークはピザをあしらったもので、半分にカットしたピザの右側に四つ切りにした部分、左にカットしていない半円形がくるのが正位置です。
デザイン的には、左右同じように見えるため、逆に貼り付けている先行作品を、大洗でもネット上でも幾つか見かけます。
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大きいサイズの1枚は、戦闘室天板の左側のハッチ上に貼りました。前方から見るのが正位置になりますので、ピザの未カット半円部分が向かって左になります。
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小さいサイズの1枚は、背面パネルの右側に貼りました。劇中車の背面パネルのサイズおよび各パーツは、キットのよりもスケールが大きめに表されて印象も異なりますので、実際のデカールがやや小さめになりますが、それは仕方のないところです。
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M41は、側面部にマークがありませんので、横から見るとどのチームの車輌なのかが分かりにくいです。
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デカールを貼った後、半日ほど置いて乾燥させ、つや消しクリアーを薄く吹きつけました。
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小さな車体に色々とパーツがついているという感じの、独特の凝縮感がこの車輌には感じられます。CV33になれば、もっと印象が深いことでしょう。
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眺めていると、アンツィオ戦OVAでの、一騎打ちのシーンがリアルに思い出されてきます。あの短い砲身で、よくⅢ号突撃砲の長い砲身とわたり合えたものだなあ、と感心します。現実にはああいう動きは不可能であるに決まっていますので、アニメならばでの見せ場の一つでしたね。
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ねんどろいどぷちのアンチョビに登場願いまして、アンツィオ高校チームの雰囲気をそのまま楽しみました。なにか不良っぽい表情ですが、実際のアンツィオ戦OVAでは、ああいう顔つきは余り無かったように思います。むしろ剽軽な、滑稽味あるユーモラスなキャラクターとして描かれていましたね・・・。
かくして、アンツィオ高校チームのM41セモヴェンテがアンツィオ戦OVA版仕様にて完成しました。製作日数は、2016年5月22日から6月14日までの24日でした。組み立てに約15日、塗装に1日、塗装後の組み立てとデカール貼り付けに1日かかりました。まとまった時間があまり取れず、僅かな暇を使って少しずつ組み立てましたので、割合に組み易いキットの割には、けっこう日数がかかりました。
ガルパン仕様への工作は簡単なものが多かったのですが、前述したように、劇中車とキットの車体サイズや輪郭に微妙な差異がありましたから、その違和感をなるべく最小限にとどめるための微調整の方に手間取ったと思います。
今回はタミヤの旧キットを使用しましたが、新キットの方を使用した場合は、ガルパン仕様への工作ポイントとして、車体後部のエンジングリルの向きの修正、が加わります。これは難度の高い工作となるうえ、旧キットよりもリベットやラインの表現が細かいので、かなりの修正が追加されます。
しかし、ジェリカンはサイズが適正になっていますので、今回の旧キットのようにサイズが合わない、ということがありません。新旧のキットそれぞれにメリットがありますので、お好みで選べば良いでしょう。
ところで教えていただきたいのですが、プラウダのT34を作るのに適したプラモデルってありますか?カチューシャやクラーラの車内シーンも見て楽しめるようなプラモデルです。
大型量販店のコーナーへ行けば分かると思いますが、T34のキットは海外の幾つかのメーカーから色々出ています。
カチューシャやクラーラの車内シーンも見て楽しみたいのであれば、インテリア付きのキットが良いかなと思います。
個人的には台湾のAFVクラブのT34シリーズがおすすめです。スケルトンキットもありますし、T34/76、T34/85ともに幾つかのキットがリリースされています。
ガルパンのT34/76は、AF35144番が劇中車に最も近いです。T34/85はAF35145番の車体とAF35S55あたりの砲塔を合わせたらほぼ一致する筈です。
いずれもフルインテリアキットですので、戦車の内部も全部組み立てて楽しめます。
カチューシャの座っていた席やクラーラのついていた砲手席も再現出来ます。
問題は、大都市部の大型量販店か専門店でないと見つからない点ですね。通販で買うとものすごい高値がついていることが多いですが、店頭で買えば大体4000円前後ぐらいです。