春へ

”雪消えて　うらめづらし　初草の　はつかに野辺も　春めきにけり”（第三十一代斎王　式子内親王）

「雪が解け、長い冬が終わり、草木萌え出づる春がやってきたかの如く、あなたの人生は一気にひらけていこうとしています。御神助を賜りますので、今はどんどん物事をすすめましょう。」

と、先日訪れた上賀茂神社のおみくじのメッセージにありました。
番号は十八番で大吉！
全てが素晴らしい内容で少し恐ろしいくらい…。

おみくじはその時の自分の状態を伝えるメッセージと考えているので、今回ひいたおみくじのメッセージは心から嬉しく感じました。

色々と活動したりもしているけれども、実際、この５年近くは自分としては冬の時代でした。
思いもよらず、想像すらできないことがたくさん起きて、かなり苦しんできた事もありました。
しかし、こういった事の一つ一つに自分自身が鍛えられてきた事も確かなこと。
今になって、ようやくそのように考える事ができるようになってきました。

この冬の時代は冬眠している熊が、身体は眠ってはいても、命はちゃくちゃくと次の春へむかって準備しているかのようで、自分の中にも着実に新しい芽が育ってきてるのを感じてます。

そして、もう数日で誕生日を迎えます。
この誕生日前後が一つのターニングポイントとなっているのでしょうか。
長い冬を終え、真の春の到来を予感しつつ、新たな気持ちで自分の誕生日を迎えたいと想います。




高台寺から望む八坂の塔。
新しい時の到来を祝福しているかのよう。
美しく眩い陽の光と共に、その勇姿は人生の道標となる。