戦争は人々を分断する。しかしその困難が同じ時代を生きる二人の天才に創造のエネルギーを喚起させる。
しかし、知らない事ばかり。ドラマなのでどこまで真実なのか分からないけど、毎回ドラマ冒頭に制作者の"実際の出来事に着想を得た"とキャプションされてるので、事実に沿っているのでしょう。
最終話でとても印象的だったのは、Diorが香水を作るにあたって、その香りの源泉はお母さんと過ごした庭の空気や雰囲気にあり、そのネーミングの"MISS DIOR"はクリスチャン ディオールが最も大事にした女性で、それは実は妹だったという。
"MISS DIOR"の香水のことを少し調べてみると、「女性たちの自由と幸せを願い、笑顔になってほしいとの思いが込められて作られた」と謳われており、素直に感銘をうけました。
そしてもうひとつ印象的だったのはCHANELがある交渉の際に、男性とのやりとりで、こうはっきり表現していたことです。
「考えたことある?
女がこの世で生きる苦労を」
そしてこう言います。
「男は戦争し 支配する」
女性がブランドをつくり生き抜くということ。今現代ももちろん生半可な事ではないけど、あの時代においてはどれ程のことだったでしょうか。今でも女性達に支持されるCHANELの真髄を垣間見た気がしました。
DiorにCHANEL。
今でも冠たるブランドであり続けてる凄さ。その根っこにはあの時代を生き抜いた個人の存在があり、自身を貫いたことにあるとわかりました。どちらも女性の美しさをより引き立たせ、輝かせる
ブランドであること。
なぜか今日4月19日に合わせたかのような感銘と気づきでした。
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