昨日は高麗恵子さんの"出会いの1日"に参加してきました。ある事情により、年内のいだきしんコンサート、高句麗伝説コンサートがすべてキャンセルになり、その代わりというより、全く別のアプローチで、高句麗伝説コンサートのような映像と音楽、詩の即興の語りが行われました。
メインは高麗恵子氏による詩の即興語り"魂の語り"。その前に以前ラフォーレミュージアム六本木でよく開催されていた"精神の源を辿る旅"の中東編と高句麗編の2本の映像作品を見ました。
これが本当に素晴らしく、中東編はレバノンとシリア。どちらの国も混乱と戦禍の中、破壊された遺跡も多く、今となっては貴重な映像が多くありました。レバノンのティール遺跡、バールベックのバッカス神殿、レバノン杉、シリアはパルミラ遺跡やボスラ、博物館など、どちらもとれだけ高度な文明、文化があったのかよくわかる映像でした。
何よりも映像の撮影と音楽を作られてるのが、その土地、その場の状態を自身の身体でわかるいだきしん氏です。本当にその場にいるような感覚になりますし、高麗恵子氏曰く、その場以上のエネルギーを体感できるといいます。
さらに高句麗編です。今ではなかなか行く事のできない北朝鮮にある白頭山、中国遼寧省にある五女山城、吉林省にある平城跡、好太王王陵、好太王碑など、高句麗所縁の地の映像は高句麗の息吹そのもの、凄まじい迫力がありました。撮影にいかれていた高麗恵子氏は先祖の地に行けた喜びがそこに映る姿からよくわかります。今はなかなか行けない地ゆえ、本当に貴重な映像です。
そしてこれらの映像の上映会をへて、高麗恵子氏の"魂の語り"は正に高句麗の建国の精神を表す言葉ばかりが表現されていました。
高句麗の建国の精神は高句麗の"高"が天を現し、"麗"が雄雌二頭の鹿が並ぶ姿が地上で最も美しい姿とされ、これらから、天をこの地に実現することこそが、高句麗の建国の精神とされてるといいます。
さらに天の真を知る高句麗王は天の限界を知り、その先を求めて、日本の地に来たとされます。微かな光が日本の地に生まれるのを予感し、その光が現れるまで1200年に渡ってその日を待ち続けたといいます。
その出会いこそ、正にこの"出会いの1日"につながるのです。
今回、高句麗の秘密、真実が明かされ始めた事を感じ、さらに高句麗の視点から日本に向かい、光に出会うということを初めて理解できた気がしました。
昨日までの、自分が出会った全てのこと、新たに捉え直し、考え、発見する素晴らしい機会になりました。この気づきはまだ始まりに過ぎません。歴史の真実をわかる道のりは来年からが本番と感じました。
素晴らしい出会いの1日に感謝。