「認識が変われば世界が変わる」
たしか、脳科学者の茂木先生の言葉だったと思うが、とても印象に残ってる。
日常生活の流れに身をまかせてると、知らず知らずに認識、つまりは物事の捉え方がパターン化していってしまう。それが固定化することで、自分の回りの世界の捉え方が決まってしまう。それが内面、心の反応パターンとなり、環境・関係をつくっていく。
根源的には生まれた時、時代背景、環境の影響をうけてしまっているわけだが、この認識を変えることで、ある流れを変えていくことはできるだろう。
最近、友人が死ぬほど忙しく会社で働いている。日曜日も出勤、はたまた深夜1時までの仕事。本人は真面目で一生懸命仕事するタイプ。それでいて効率重視するタイプだから、その彼がここまで働かないとまわらない仕事というのは、会社の体制、仕組みそのものに問題があるといえると思う。
本人からしたら、目の前の事を一生懸命やってるだけだし、ある種当たり前な事なのかもしれない。真面目な人ほど、自分だけの事として捉えてしまうことだろう。
しかし、認識を変えることで、体制、システムそのものに無理があることがわかるであろう。言い換えればその仕組みをつくってる経営陣の問題。体質。
その仕事を楽しんで、時間を忘れてしまうほどの熱中さでやってるのなら、問題はないだろう。でも、かなりつらそうである。
このちょっと認識を変えて、本当の問題をわかる事で、その後の対応、動きも変えていけることと思う。
本当は一番変えなくてはいけないのはリーダーの認識だろう。
良くも悪くもすべてリーダーの認識から始まり、それが言葉、行動、反応にすべて影響を与えていく事を考えると、リーダー一人でどれだけ変わることやら。
そのリーダーの認識が変わる事で、がらっと会社が良くなることがあるのは間違いないだろう。しかし、友人。頑張れ!
写真。海辺の雲たち。逆にするとなんか宇宙から見た雲のようです。
これもちょっとした認識の変化かな。