玄語

玄音の弟玄です。日々感じている事、考えている事を語っていきます。そんな弟玄が語る”玄語”です。よろしく。

テクノロジーの進化

2020-10-28 18:14:03 | Weblog


菅政権になってから、現実的にどんどん改革が進み始めているようです。

そのひとつにデジタル庁の創設が言われています。縦割り行政の弊害や行政手続きの煩雑さなど、行政手続きを本当に効率的にしていくには当然必要なことであろう。マイナス面としてよく言われる、個人情報の取り扱いや国家の個人に対する管理が強化される懸念というのは確かにあることだけれども、今世界で起きているテジタルの流れは止めることはできないでしょう。

デジタルトランスフォーメーション、通称DXと言われるデジタル技術によるビジネスや業務の変革。この手の本をいくらか目を通してみたけれど、このDXの思想的、技術的発想、そのビジョンの背景にもあるのは2045年に人工知能は人類を超えるというあの特異点(シンギュラリティ)を提唱しているレイ・カーツワイルの未来予測を無視してはいけないというのがありました。『ポスト・ヒューマン』という未来社会を技術的な展開を元に描いている本を以前読んだ事があったのだが、その当時は本当にそこまでなるのかなあという感想を持ちました。

しかし、それが最近話題となっている、人間は120歳まで生きれる、老化そのものは病気であるということを医学の最先端から提唱する『ライフスパンー老いなき世界ー』を読んで、改めてカーツワイルの予測する未来の一部が本当に現実的になってきていることがわかり、これは人類史的に凄い事が起きていることを改めて納得しました。

この流れは止めることはできないし、この流れを『ライフスパン』の著書のデビッド・シンクレアのようにポジティブに受けとめていくことで、これからのことを考えるにあたってその発想は大きく変わるなと感じました。

とはいえ、デジタル技術や医療技術がどれだけ発展していっても人間は人間である。と同時にそこには人間とは何か?人生とは何か?ということが常に問われてくる。この生身の人間の身体についても、これだけ医学が発展し、CTやMRIのような体の中を透過して撮影できる技術があるのに、最近喉の奥に新しい臓器が見つかったという驚きの発見がありました。また心療内科という医学の分野において、生き方や在り方を根底的に変えたことで、末期ガンの人のガンが退縮したり、何年も生き延びたりと、いわゆる奇跡的なことが今でも起き続けています。つまりは人間についてはまだまだわからない事がたくさんあるという事です。

それでもデジタル技術の発展によって、こういう事の要因も明らかにされていくのかもしれない。今、カーツワイルの『ポスト・ヒューマン』を再読し始めています。分子・原子・量子、さらにはDNAですらコンピューティングする能力があり、さらには広大な宇宙までもがコンピューティングの対象として捉えていくその発想が夢物語ではなく、実は現実味を帯びてきていることに、今の時代は本当に凄いと感じるのです。

その先にあるのは、神話や奇跡と言われる世界が解明されることなのかもしれません。ただ、それでも、デジタル技術では計れない、再現できない能力が人間にあるとの認識は変わる事はありませんが。。

テクノロジーの進化と人間とは何かという問い。新たな局面に入りつつある今の時。

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まこととうそとのはたしあい

2020-10-23 20:09:23 | Weblog


「 まこと と うそとのはたしあいー

時に、うそがまことを侮辱した。

まことは、天の高みへと行ってしまった。

うそが、湿った地上に残った。

正教徒のすべての民のもとに。

うそが、われらすべての胸の上に落ちてきた。

かくてわれらの世界にはまことがない。

あるのは、甚しい無法のみ。
」(『鳩の書』)


天の高みへと行ってしまった”まこと”を取り戻す”はたしあい”は始まってる。
世界にはびこる”うそ”を一掃する”はたしあい”。

無法の世を立て直す時。
世界に”まこと”を取り戻す時。
ひとりひとりの胸の上の”うそ”をはらい、清らかな地上にする時。

とてつもない事が起きている今。
ひとりひとりの自覚こそがこたえとなる。
”まこと”への自覚。
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