博士が就職すると480万円も、もらえるってさ

ワーキングプアといいます。働けば働くほど貧乏になるんだそうです。高学歴プアというのもあります。大学院をでても就職がなくて貧乏になる人が多いんだそうです。この二つの貧乏物語には違いがあるんじゃないかと思うんですよね。まあ、学歴があまり高くない人間が言うのも変ですが、大学院に行くってぇのは学問が好きだからじゃないんですかね。貧乏でもいいから、こういう学問を修めたいって思うからこそ、大学院に行くもんじゃないんでしょうか。少なくともあたしはそう思って、大学院に行く人を尊敬していました。あたしゃ、行けなかったですからね。だから、就職を有利にするから行くんだなんてのは邪道だと思ってます。

そう思っていたら、なんと、政府が高学歴プアの人たちを雇った企業に480万円の補助をだすってぇんですよ。なんで、こんな高学歴に人にまで税金をださにゃ行かんのかなって思うんですけどね。学歴によって政府が依怙贔屓しちゃいかんと思いますよ。

そこまでやるなら、大学院までを義務教育にしたらいい。それが無理なら、すくなくとも大学院までの学費はただにしたらいいんじゃないか。そうしたら、差がつかなくなって就職を有利にするために大学院に行くなんて邪念を持った人たちが減るんじゃないかと思いますよ。地方分権も言いけれど、その前に、全国どこでも同じ高度な教育を受けられるようにして欲しいと思います。今みたいに、すべての金と人材がほんの一握りの大学に集中するというのは終わりにして欲しいのです。