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読んだ本の感想と旅行の日記を書いていきます。
後、その他なんかあれば・・・

138冊目:「バシャール スドウゲンキ」

2015-05-25 23:43:15 | 
総評:★★★★★ 面白かった!
面白い度:★★★★★ 面白い。
読みやすい度:★★★★☆ 難しい内容もあったがそれも良し。
ためになる度:★★★★★ 自分はタメになった!
また読みたい度:★★★★☆ また機会があれば


これまたブックオフで見つけたので買ってみた本。
こちらはスピリチュアル系の本でした。

帯に書いてある内容が、
「地球と生命の未来を想う『須藤元気』が米国ダリル・アンカのチャネルする意識『バシャール』とおこなった、時空を超えた対話の全記録」
と書いてある。

須藤元気がダリル・アンカさんのチャネリングした「大いなる存在」と対話した内容の本である。
須藤元気ってあの、よく分からないけど、格闘家の方で、他にも色々音楽活動とかも世界的に行っている多趣味な方なのだが、あまり顔が思い出せない。。。
でも須藤元気さんはスピリチュアル系にも見解が深いらしく、こんな本も出しちゃったりしています。

内容としては、とても面白いものでした。
対話が思ったより結構気さくで、須藤元気さんが、こんなこともさらって言っちゃっていいの?みたいなことを連発していて、ユーモアにあふれた方なんだなあと思った。てか遠慮ないなあと思った。
そんなんで、対話形式なので見やすく、さらっと読むことができました。

基本面白かった内容の抜粋となるが、下に書いていく。


・バシャール:覚えておいてください。すべての人が本来の自分自身(natural self)であるときには、自然と他の人との調和が保たれ、みんなと調和することができるのです。そのとき、この世界は完璧なタイミングのダンスになるのです。


・須藤:無限のエネルギーというのは、ゼロ・ポイント・フィールド(Zero Point Field/量子ゼロ場。何も物質がないと思われる微細な空間や真空の中にもエネルギーが溢れているという考え方。その場、フィールド)のエネルギーのことを言っているのですか。

バシャール:そうです。ただし、「ゼロ・ポイント・フィールド」というのはひとつの呼び方です。時間と空間という織物の中に足を踏み込んでいくための、ひとつの方法の呼び方として、みなさんの世界ではそのように呼ばれています。
これから私が話すことは、みなさんの世界では翻訳が難しいかもしれませんが、私たちの社会で行われている表現で説明します。

この概念は全般的に、次のように3つに区分することができます。
1、プライム・レイディエント(prime rediant/原初の光)、あるいはプライム・パーティクル(prime particle/原初の粒子)
2、それよりも低い周波数で、アイドロニック・フルーイド(eidolonic fluid/現代英語ではeidolic fluid)、つまり、スピリチュアルな流動体のレベル
3、それ以下の周波数で、物理的な現実のもとになる電磁的な流動体(electro magnetic fluid)、そして、物理的な現実

順番に説明しましょう。
まず、プライム・レイディエント(prime rediant/原初の光)というものがあります。これは「大いなるすべて(All that is/森羅万象)」の源です。プライム・パーティクル(prime particle/原初の粒子)と言い換えることもできます。
次に、このプライム・パーティクルが振動することによって、アイドロンというものができます。アイドロンとはスピリットのことです。このアイドロンの流動的なものをアイドロニック・フルーイド(eidolonic fluid)と呼びます。アイドロンとはスピリットのことですから、これはスピリチュアルな流動体と言い換えることもできます。人間の言葉で言うと、エクトプラズム(Ectoplasm 霊能者などが、霊・スピリットの姿を物質化、視覚化させたりする際に関与するとされる半物質、または、ある種のエネルギー状態のもの)のようなものです。
このアイドロニック・フルーイドが活動して、アイドロニック・フィールド(eidolonic field)というひとつの場をつくります。これはスピリットレベルのリアリティのようなものです。

さらに、このアイドロンから電磁的な流動体(electro-magnetic fluid)ができます。この電磁的な流動体が、空間と時間のある、この物理的な現実の基になるのです。
この電磁的な流動体のフィールドが、無限のエネルギーに関わる部分です。
みなさんがこの電磁場の周波数と一致することができれば、あるいは、このフィールドの周波数に一致できる機械をつくれれば、その周波数を物理的な現実において電気的・電磁的なエネルギーに変換することができます。そのとき、そのエネルギーは無尽蔵に存在することになるのです。


・バシャール:このたったひとつの粒子は、どのようにして宇宙のあらゆるものをつくっているのか。それは次のようなことです。
この粒子が無限のスピードで動きまわると、その軌跡が幾何学的なパターンになります。
幾何学的なパターンが形成されたとき、その粒子が自分の足あとに交差することがあるのですが、そのようにして同じところを何度も走ると、そこがはっきりとした、固定された形になってきます。

先ほどの3区分を思い出してください。
まずプライム・パーティクル(原初の粒子)。これがこの「たったひとつの粒子」です。プライム・パーティクルは無限の周波数で振動しています。
このたったひとつの粒子がどのようなパターンで移動するかによって、固体化の程度が、非常にゆるやかな稀薄なものから、非常にしっかりとした固体に至るまで変わってきます。密度の濃い物質へとどんどん結晶化されていくのです。

その固体化の程度がある程度のレベルになると、2番のスピリチュアルな流動体になります。これは光のひとつの形であり、光の密集したものであり、そこからスピリチュアルな形が生まれます。
このスピリチュアルな流動体にはさまざまな密度のものがありますが、通常、33万3000回/秒から99万9000回/秒の間で振動しています。99万9000回/秒以上の振動になると、単に純粋な光のエネルギーです。この純粋な光も3区分ではこの2番に入ります。

そして、スピリチュアルな流動体がより結晶化してくると、密度が濃くなり、最後には物質になります。このスピリチュアルな流動体は33万3000回/秒以下の周波数で振動すると物質になりはじめるのです。

くりかえしますが、みなさんに理解していただきたいのは、「実際に存在しているのは”プライム・パーティクル”のみであり、それが無限大のスピードで動きまわることによってさまざまな形のものが生まれてくることで、一見あたかもたくさんの粒子があるように見えている」ということ。たったひとつしかないプライム・パーティクルが動きまわることによって、この宇宙の中のあらゆる物質、物体ができているのです。
その粒子がものすごく速いスピードで動いている状態をイメージしてみてください。ものすごく速く動いているから、それは同時にテーブルであり、同時にあなたの体なのです。

須藤:たから、僕らは壁をすり抜けて向こう側に行ける可能性はゼロパーセントではないのですね。

バシャール:そうです!波動を合わせることが理解できれば何のバリアもありません。全部同じものでできているから、それは可能なのです。シャーマンはこの方法で動物のいろいろなものに自分の形を変えています。彼らは実際に形を変えるわけではありません。自分が常に同時に動物でもあることを理解し、その形で現れるだけなのです。


・須藤:ということは、大脳の前頭葉のおしゃべりと止めること、つまり顕在意識の内的対話を止めることですか。

バシャール:その一部を、です。だからこそ、ハイヤーマインドをフィジカルマインドのバランスをとることが大事なのです。2つのマインドのコミュニケーションがとれていて、なおかつ、それぞれが適切な仕事をしているとき、エネルギーが調和しているので、簡単に周波数をシフトさせて、自分の望む形をつくりだすことができるのです。
この2つのマインドのバランスがとれているかどうか、わかる方法があります。
それはシンクロニシティの現象です。シンクロニシティは、「2つのマインドが調和してきましたよ」「バランスがとれていますよ」というサインなのです。
ただ、あなたが現実をどのように定義しているか、どんな信念(英語原文は”belief”で、ネガティブな意味にもポジティブな意味にもなるニュートラルな言葉。信念/観念の両方の意味がこの言葉の中にある。本書ではすべて「信念」と表記する)を持っているかによって、あなたの経験が変わります。
ですから、そこはあなたのおっしゃるとおりです。


・バシャール:さて、いわゆるゼロ・ポイント・エネルギー、真空にアクセスするというアイデアは、次のような形で行われます。
このエネルギーを利用するもっとも効率の良い方法は、「ウェイブガイド」と呼ばれる装置を利用する方法です。
みなさんは、自然界がある比率、具体的には1対1.618という黄金比(もっとも美しとされる比。五角形の中や歴史的建造物、美術品、準結晶の中、植物の葉の並び方や巻き貝の中など自然界にも見つけることができる)によってつくられていることを理解していますね。
「ウェイブガイド」というのは、伝導性のある物質を使って、その黄金比の寸法でつくった、ある種の空洞の管(チューブ)、または、ある種の室(空間)です。
そこにわずかな電気的エネルギーを加えて振動させると、その装置の中に共鳴場ができて、より高いレベルのエネルギーと調和します。そして、それを適切に増幅させると、ゼロ・ポイント・エネルギーへの扉のカギが開き、エネルギーが装置、空洞管の中を通って集まってくる、というものです。

これを音楽的に考えてみましょう。パイプオルガンを思い浮かべてください。
パイプオルガンは、パイプの中を空気が動くと、パイプが共鳴して音が出ますね。それぞれの音は、パイプの寸法、つまり、長さと直径によってつくられます。
これと同じように、共鳴装置(管、または室、または空洞)をある特定の比率(黄金比)の直径と長さでつくると、そこに電気を流したとき、特定の振動数で振動しはじめます。それがより高い振動数のカギを開け、まるで音叉のように調和的な共鳴を発生させます。そして、そのより高い振動数が共鳴して増幅したエネルギーとなって管の中を流れ込んでくる。そういうアイデアです。
これはすべて共鳴の話です。素材、長さ、直径にもとづいた、その特定の振動数が、より高次のエネルギーの扉を開くカギなのです。


・バシャール:つまり、あなた自身が文字どおり情熱に従って生きている、良いお手本になることが重要なのです。それによって、人々はあなたを見て、「自分の情熱に従って生きると、いろんな違いが生まれるんだな」とわかり、「自分も情熱に従って生きてみようかな。そうしたら世界が変わるかもしれないな」という気持ちになることができます。
あなたが飽き飽きしているというのはつまり、地球上の多くの人々がワクワクや情熱については話をしているけれども、実際にそれを生きていない、ということです。実際にそれを生きることによって違いが生まれてくるのです。


では、実際に情熱に従って生きるにはどうすればいいか。
そのポイントは、怖れを手放すことです。そして、人々には怖れを手放すための助けが必要です。怖れを手放すことによって、情熱に従って行動をするためのステップを実際に踏み出すことができるのです。
そして、ステップを踏み出すことによって、人生に大きな違いが生まれてきます。話しているだけでは何も変わらないのです。
もちろん、「情熱に従って生きる」というメッセージが、みなさんにとってシンプルすぎるように聞こえるのは私たちにもわかっています。

「あまりにもシンプルなことはパワフルではないのではないか」
「単純すぎることはパワフルだと思えない」
みなさんにはそんなふうに考えるところがあります。それは人間の持っている問題のひとつです。

しかし、シンプルなことが効果的なのではありません。人間がシンプルなことに複雑さを持ち込んでしまうから、効果的でなくなってしまうのです。
「情熱に従って生きる」ということをシンプルに行動してみたとき、とてもパワフルな結果が生まれます。でも、行動してみないかぎり結果は出てきません。そのくらいシンプルなことなのです。私が保証します。
もしそのシンプルなことがうまくいかないように見えているとしたら、そこに何らかの信念や定義が持ち込まれています。本来はシンプルなものなのに、それによってわざわざ複雑にしてしまっている。だから、うまくいかなくなってしまうのです。
情熱に関して、みなさんにぜひ理解してほしいことがあります。それは「情熱を感じている状態こそ、その人本来のパワフルな自分自身を表現しているのだ。本来の自分のエネルギーを肉体に翻訳して表しているのだ」ということです。


・バシャール:「その人が持っている信念や定義によって、その人がつくりだす現実が変わる」ということです。
ですから、その人がどんな信念を持ち、どんなことを信じていて、どんな思い込みを持っているのかを明確にしてあげる。そして、その信念や思い込みをちょっと変えてもらうのです。そうすれば、具体的に現実が変わることを体験するでしょう。
なぜなら、物理的な現実とは、あなたが「これが現実である」と思っている一番強い定義に従っているだけ、定義の産物だからです。わかりますか。

須藤:要するに、信念エネルギーと物理現実はイコールということですね。

バシャール:もちろんそうです。それはすでにご存知ですね。
これは波動、周波数の問題です。
たとえば、蒸気や水、氷。これらの本質は同じですが、周波数が違うのです。
エネルギーは蒸気のようなもの。物理的現実は氷のようなもの、でも、すべて水によってできています。
現実に関する定義を変えるというのは、ちょうど氷を溶かして水になり、それが蒸発して蒸気になり、そこで何かを変えることによって、また凍らせたときに、元とは違う形の氷になる。そんな感じです。定義を変えることが、実際の現実を変えるためのメカニズムなのです。


・バシャール:人々が人生でいろいろな出来事を経験したとき、私たちがまず提案しているのは、ニュートラル(中立的)な状態に入る、ということです。ニュートラルな状態に入ると、現実を変えやすくなります。ニュートラルな状態に入り、自分自身がその経験についてどのような信念を持っているのか、どんなことを信じているのかを自問してみるのです。

須藤:要するに、僕らの見ている世界というのはひとつの見解にしかすぎない、ということを理解するといいのですね。

バシャール:そうです。何かの出来事に対して感情的な反応をしているとき、私たちは次のような質問を自分自身にすることを提案しています。
「この出来事によってこのような感情的な反応が出てくるということは、私はこの出来事に関してどのような信念を持っているのだろうか。どんな信念を持っているからこんな感情になるのだろう」
この質問をすることによって、自分がどのような信念を持っているのか、自分は現実をどのように定義しているのかがわかってきます。なぜなら、感情的経験であれ、肉体的・物理的経験であれ、その経験をするということは何らかの信念を持っているからなのです。何らかの感情的反応があるといことは、何かに関して、ある定義を自分がすでに持っているからなのです。
ですから、その出来事に関して自分はどんな感情的反応をしているのか、感情はどのように動いているのかを見ることが、自分が持っている信念を探る第一歩になります。

「自分にはどんな信念があるのか」と自問することによって、論理的なマインド、フィジカルマインドを使うことができます。フィジカルマインドは、自分がどんな信念や定義をもっているのかを探すような作業が得意なのです。
自分が持っている信念や定義がわかったら、それらは中立化されます。そうしたら、今度は自分の選択する信念や定義に変えることができるのです。

須藤:その信念を知ることによって初めて、その信念の体系を捨てたニュートラルな状態になり、ニュートラルになれるということは、今この瞬間を生きることができるということですか。

バシャール:そうです。自分の持っている信念や定義がわかれば、自動的にニュートラルになります。信念や定義があなたに対してパワーを持つのは、自覚せずにそれを持っているときだけなのです。


以上。
久しぶりに超長い引用だった。でもすごく面白い内容を知れた気がします。
特に「ゼロ・ポイント・フィールド」に関するくだりが良かった。
忘れないようにちょいちょい見返したいと思います。

そんなんで以上⭐︎
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