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読んだ本の感想と旅行の日記を書いていきます。
後、その他なんかあれば・・・

75日目:再イスタンブール2日目。-真のサバサンドを食べる-

2014-08-05 10:02:43 | 旅行
○イスタンブールのアジア側を観光する

今日はゆっくり寝ようと思ったが、結局6時間くらいの睡眠で起きてしまった。
10時半にチェックアウトし、荷物を置かせてもらい、ぶらぶらと新市街地の海側にあるスィルケジ駅に歩いていった。
11時半にスィルケジ駅の先にある船乗り場から船に乗り、ポルポラス海峡を挟んだ向こう側のアジア側と呼ばれる地区に行った。
ちなみに船は4リラでかなり安かった。そして15分くらいで向こう側には着いたと思うが、船からみるイスタンブールの街並みもまた良かった。

アジア側の「カドゥキョイ」というエリアに降り立ち、そこから1時間くらいカドゥキョイをブラブラした。
アジア側は観光名所もそこまで無いのであまり観光客はおらず、トルコの人たちが普通に生活するエリアっぽかった。
しかしアジア側もかなり発展していた。こっちは近代的な建物が多く、デパートっぽいのがあったりした。


スィルケジからアジア側のカドゥキョイに向かう船に乗る


船の上からの景色


船から見るスィルケジ周辺


船から見るアジア側


アジア側に降り立つ


アジア側の街並み


普通にきれい


道をあるいている途中に、海沿いのモスクに入ってみることにした。
モスクの建物の中に入ったらとても静かな感じになった。外の車の音とかは全く消え、別の空間に入った感じがした。
モスクの中は普通に何もなく、祭壇らしきものだけが置かれていた。
祭壇のある大きな部屋に一人、そしてその外の廊下?に一人、トルコ人が座っていて、同じように休んでいるのだろう、ゆったりした時間が流れていた。

イスラム教は偶像崇拝が禁止されているので、モスクの中は祈る場所しかないのだ。
そう考えると本当に偶像崇拝厳禁を徹底しているイスラム教はすごいと思う。
モスクの中には絵も像も何もなく、本当に祈る所だけ。
キリスト教なんかは教会に入ると彫刻や絵やなんやらばっかりあるが、イスラム教は全くなく、モスク内部はとてもシンプルである。

今まで仏教やヒンドゥー教の国を見ていたが、絶対何らかの像やモニュメントがどこかしこにあった。
イスラム教はそういうのを全く排除していて、あるのはモスクとしょっちゅうどこからか流れてくるうるさいコーランの放送のみ。
そしてイスラム建築はとてもきれい!ステンドグラスなども使っているが、内装がとてもきれいで、何よりも曲線美が美しい。
モスクに入ってひたすら祈りを捧げるという。まさにシンプルイズザベスト!!

それもそんなに厳密な宗教ではなく、敬虔なムスリムはそれこそ全身を隠しているが、トルコ人はかなり露出のある服を着ていたりしている。
ラマダンとかの断食は辛いかと思うが、それ以外は結構色々融通が利いてる宗教なんじゃないかと思う。
宗教の中だったらイスラム教が一番性に会っているかもと思いました。別に入りたくはないですけど。
今度イスラム教について、wikipediaで色々調べてみようと思いました。

モスク内部はとても落ち着けたので、もうちょっとボーッとしたかったが、一応この後に予定があったので、すぐに外に出た。
というかイスラム教徒以外の人が居座っていいのかもちょっと気になったりもした。
その後、13時くらいにヨーロッパ側に戻ってくる。


○真のサバサンドを食べる

ヨーロッパ側に戻って来た後は、港の先にかかっている「ガラタ橋」を渡り、新市街の方面に行った。
新市街は新市街で見る所は結構あるのだが、今まで見てこなかったので、初めて新市街に入った。
まずは丘の上の方にある「ガラタ塔」という所に行った。
塔の上に登れて、そこからの景色が結構すごいらしいのだが、ここも時間があまりなかったので、登らずに周りを見て帰って来た。


ガラタ橋を渡る


ガラタ橋を渡ったあっち側


ガラタ塔周辺の街並み


その後、海の方に戻り、エミノミュ名物、真のサバサンドを食べることにした。エミノミュというのはイスタンブールの旧市街と新市街の港のエリアの辺りのことです。
サバサンドは一週間前のイスタンブールに滞在時に食べたのだが、後で宿の人に話を聞くと、本当においしいサバサンド屋があるらしい。
それがガラタ橋を渡った新市街の方面にあるとのこと。
前回、サバサンドを食べた時は、こんな味ね、ふーん。と言ったような感想だったが、真のサバサンドは本当においしいらしく、宿に住み込みで働いていた日本人の方(女性)はなんと毎日食べに行っているらしい(笑)

そこまでうまいなら是非とも食べに行かなければと思い、最終日に何とかと思い行ってみたのだった。
目印としては、海沿いの公園に屋台を出していて、オレンジのTシャツを着たおじさんが作っているとのことだったので、ちょっと色々歩いた後、比較的早めに見つけることができた。
そんなんですぐに頼んだ。最初9リラと言われたが、宿の人に7リラで食べれるよと言われていたので、7リラにまけてと言ったらあっさり値段が下がった(笑)

こっちのサバサンドは、なんと!まずはパンを鉄板につけてちょっと焼いていた。その後、スパイスをパンにふりかけ、サバをそこに挟んだ。そしてレタス、玉ねぎ、トマト、そして唐辛子?らしきものも挟み、最後にレモンのドレッシングみたいなものを振りかけて完成。
以前に頼んだものとの作り方の違いに驚いた。以前はパンにレタスと玉ねぎを入れサバをぽんと挟んだだけ。これで6リラだった。前回とは月とスッポンだった。
そしてここは韓国人御用達のお店らしく、韓国語で書かれた宣伝用のおしぼりが置いてあった。


真のサバサンド屋さん。色々入っているものが違う


サバサンドを作るおっちゃん


海方面を見てサバサンドを食べる


そしていざ!海沿いのイスに座って食べてみた。そしたら
ゥンまああ~いっ!!
っこれはああ~~~っ この味わあぁ~っ
『ハーモニー』っつーんですかあ~~~~
『味の調和』っつーんですかあ~っ
てな感じだった。

何よりも効いていたのはスパイスっっ!!これが前回はちょっとあったパンとサバのミスマッチ感をとてもうまく消しているっっっっ!!!
ということで(もう疲れた)、前回はサバサンドを食べた時には普通に白米の方が食べたくなったのだが、今回はそれが無く、サバサンドとして本当においしく食べることが出来た。
スパイスがしっかりパンとサバのおいしさをつなげているのであった!

例えるならっっ!例えるならっっっ!
3人じゃなければ成立しないPerfume!
・・・・・・・・・つうーーっ感じっスよお~~っ
って、もうちょっとだけ頑張ってみた。

そんなんで、かなりおいしく食べることができた。
なので、イスタンブールに来たら、旧市街の方のそこら辺にあるサバサンドを食べてはいけません。
橋を渡って新市街方面に行き、そこから左の道の海沿いを歩いていき、魚屋さんが並ぶ道を通り過ぎた公園の所にいる、オレンジ色のTシャツを着た人がやっている屋台のサバサンドを食べるべし!!とのことでした。


○途中で変な兄ちゃんに絡まれる

その後はガラタ橋の下のレストラン街を横切って旧市街側に帰ろうと思ったが、そこでちょっと怖い目にあった。
レストランの横を歩いている途中にトルコ人のウェイターらしき兄ちゃんに帽子を取られ、帽子にほつれがあったので直してもらって返してもらった。
その後、「Where are you from?」と聞いて来たので、普通に「Japanese」と返した。ちなみに歩きながらそのやり取りをしていたのだが、その兄ちゃんが自分を日本人と知るなり、歩く先にいた他のウェイターらしき人に、「日本人が来たぞ、お前対応しろ」みたいなサインを出していた。

そしたら先にいたウェイターが軽く道を塞ぎながら、パスポート見せろみたいなことを言って来た。
自分は相手にせずそのまま歩いてたら、止まれ、俺はポリスだ。パスポートを見せろと結構付いて来た。
「お前はポリスじゃない、ウェイターだろ!」と思ったが、怖くてそんなことは言える訳がなかった。
立ち止まると後ろの人も追いついて来そうだったので、そのまま速度を緩めず歩いていた。
もうちょっと食いつかれたら走って逃げようと思ったが、そこまでは行かずにどうやら諦めたようだ。

そんなんで、イスタンブールの白昼堂々、結構怖い思いをした。
何より怖かったのは集団で何かをしようとしてきたということだった。
こいつらは日本人をカモにして何をしようとしているんだろうと思った。
念のため後で自分の荷物も確認してみたが、どうやら何もされていないらしかった。

イスタンブールには実は路上で声をかけてくる人たちが何人もいる。
とりわけそれはスルタンアフメット地区に多い。
大抵は日本語で話かけてくる。それはそれで自分は相手にしていないのだが、それでも路上で声をかけてくる人は何かときっかけを作って話そうとしてくる。例えば写真を撮ってと言って来たり、タバコの火ない?といったきっかけを作り、そこから会話をスタートさせるのだ。

んで日本人と会話をして仲良くなり、一緒に飲もうとか言って店に連れて行き、そこでぼったくりの店に行ってぼったくるという、そういった被害がイスタンブールでは多発しているらしい。
ちょっと彼らの魂胆は何なのか分からなかったが、結構アウェイっぽい場所で色々絡まれたのでイスタンブールに来て一番怖かったよ。という話でした。

今まで旅行して来て路上で何回も「Where are you from?」と聞かれたが、こちらとしてはそれを知ってどうするの?と毎回思う。
彼らはおそらく、この人は金を持っているか持っていないかを判断したいのだろう。
日本人は一般的にお金を持っている人だと思われている。これはもう世界の常識らしい。
なので、路上で話しかけてくる人は日本人かどうかを判断して、いいカモになるかどうか、まずはそれを判断しているのだと思う。

ちなみにその後の会話で、「世界一周旅行をしている」と言うと、スッと離れていくらしい。
世界一周旅行をしている人はお金がないというのも一応一般的な認識らしい。(笑)
自分はつきまとわれた時に一回、Chineseと言ったらスッと離れていった人がいた。
まあどこの国から来たの?と言われて本当のことを言うか嘘を言うかはその場で色々判断しているのだが、今回は帽子のほつれを取ってくれたこともあり、正直に日本人と答えてしまったとさ。

そんなちょっと怖いこともイスタンブールでは起こったりもするので、街並みがきれいだからと言って要注意です。


○宿に戻る

その後は宿に戻って、屋上のルーフで色々次の国に行く準備をしたりしていた。
夕方になって、以前この宿で出会ったツボイさんが今日こちらに帰って来ていたので色々話したりしていた。
その後、21時に昨日予約した「Mavi Guesthouse」に向かった。

マヴィは安いだけあって、結構まあまあな感じの宿だった。ちなみにアゴラの方が居心地がいいので、チェックアウト後も屋上で色々居座っていたのだった。ちなみにマヴィは一泊11ユーロ、31.5リラだった。イスタンブールでは一番安かった。
そんなんで、チェックインした後、最後の晩餐?とばかりにトルコアイスを食べた。
ちなみに路上で売っていたトウモロコシも買ってみたが、これはかなりまずかったので買わない方がいいです(笑)

そんなんで明日も早いので22時くらいには眠りにつきましたとさ。
明日からはなんとヨーロッパに入ります!
まず最初はイタリアのローマ!!
ヨーロッパとは言え気を抜かずに頑張っていこうと思う(^_^)b
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