銀城歌劇団楽屋日記

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かりあげクン原画展・弐

2015年11月07日 20時50分30秒 | かりあげクン
どもども。昨日は中途半端な形で終わらせてしまいましたがとりま、昔と現在との原稿比較の感想の続きから↓

○昔の原稿では割と人物の線が均一の太さでクッキリと描かれているが、近代になると筆でサッと描いた様な強弱のあるラフなタッチに変わっている(この変化については加齢の体力的な理由で楽に量産できる描き方に変えたのか、同じく加齢で眼の見え方が変化したのかのどちらかだと思うのだが少女漫画イラストの巨匠・高橋真琴先生みたいに「老眼鏡をかけ始めたら細かい所まで見える様になっちゃって、髪の毛の一本一本まで書き込むようになってしまった」と言う人もいるしなぁ)

○ベタは全て油性マジックで塗られていて、四コマのワクはあらかじめ原稿用紙に印刷された特注の物(!?)を使用している(いずれもA4サイズで四コマ枠がタテに2列並んでいるのと、半分がカットスペースになり下段にコマが2つ×2段に並んでいるのと2種類ある)だが、印刷を補助するトンボ・外ワクetrは印刷されていませんでしたね。

○カラー原稿について。コミックスの表・裏表紙についてはB5の原寸大用紙に描かれていて、その他のカットはB6大の紙に描かれてました。よく見ると私の持っているコミックスのもあったな~↓(上段左から52、42、10、44巻表紙。下段同55、56巻、右端のは不明)

画材は主線は耐水性インク(42巻の様に太い線のはサインペン?)、彩色は水彩絵の具のようで、展示スペース前のオタクショップ内商品がほぼデジ塗りなのに対し、こちらはALL手塗りで小学校の図工の時間に描いた水彩画みたいな塗り方だったのが好対照でしたね↓(下段のは19、16巻表紙。右端のパンツ一丁のは裏表紙用のだとは思うが、巻数不明)


↑単発カットは上段左から3番目のは45巻背表紙用カットで、後は巻数不明。下段は左端巻数不明、34巻、27巻裏表紙、45巻)

最後になりますが、今回の展示は雑誌掲載時に使用した生原稿およびカラー原稿を壁一面に展示しただけの非常にシンプルな構成で原稿以外の関連資料(非売品グッズや販促用POPや表紙を飾った昔の雑誌類とか)や解説文パネルなどの展示が皆無だったので、入ってから30分もしない内に全ての展示を見終わってしまったのが少々、物足りなかったかな~

去年渋谷へ見に行った「ビックリマン原画展」も入場無料だったけど、シール原画の他に著名人からのメッセージ色紙展示やコラボ商品の展示&販売、シールの実物にシール裏のストーリーダイジェスト解説パネルやスーパーゼウスの等身大(!?)パネルと一緒に撮れる写真コーナーなど企画展示も盛り沢山で飽きさせない工夫がしてあったと言いますか、ノベルティ関係が現在JRの駅で配布しているViewカードのチラシとLINEスタンプのQRコードだけと言うのも寂しすぎるなと思ったな(展示を告知するチラシも制作していなかったみたいだし)

一応、受付の所では今回の展示を記念した缶バッヂとキーホルダーが販売されていたみたいですが最終日だから完売してましたね。グッズガチャとかあったら面白かったかも
コメント
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