銀城歌劇団楽屋日記

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ハロウィンの夜に想う事☆

2015年10月31日 20時40分46秒 | 劇団楽屋日記
どもども、今日はハロウィン。でもって、家人が昨日から留守なので午後から近所のショッピングモールに夕飯を買いに行ったら周辺住民に告知があったのか、ハロウィンの仮装をした子供達が沢山買い物に来ていてアッと驚かされましたね!去年はこんな光景見られなかったのにいつの間にか…って感じ

今やすっかり日本にも定着したハロウィンですが、私個人としましてはクリスマスやバレンタインデーに比べるといまいちアングラなイメージが抜けないんだよな

今でこそハロウィン=陽気な仮装イベントみたいなイメージが定着してますが、私が初めて知った頃はホラーマニア、それこそTHE MORTALじゃないけどゴス好きな人達の間だけで盛り上がっているカルトなムーブメントみたいな印象があったんだよね。あと夜遊びスポットの「ハロウィンナイト」みたいなイベントとか

前者のイメージがある人はきっと東西2大テーマパークからのアプローチを素直に受け取った結果なんだろうけど、私の場合はサブカルチャーからのアプローチから来ているから刷り込み的にちょっと失敗しちゃったんだろうな(子供の頃にはそんなイベントなかったよ!と言う欺瞞もちょっぴり含まれていますけれど)

一応アングラのイメージとか抜きでハロウィンのイメージをもう一つ語るとなれば=デザイナーやミュージシャンと言ったクリエイティブな仕事をしている人達が六本木や原宿とかのレストランを借り切ってやっている仮装パーティーってのがあるんだよね。でもって、そこに参加している男性アーティストのほとんどは女装してるんだよな

デザイナーとかイラストレーターの自叙伝的な本を読んでますと必ず昔の仮装パーティー時の集合写真が載っていて今年3月に亡くなった耽美イラストの巨匠・金子國義氏の追悼ムックには盟友・宇野亞喜良氏らと化粧して写っている写真が掲載されていて、2人の友人である故・内藤ルネ氏の自伝にも日本髪・着物の少女に扮したルネ氏の写真が載ってるし

そこには明確に「ハロウィン」とは記されていないが、多分日本に最初にハロウィン的な物を持ち込んだのは彼らなんじゃなかろうか

それにしても気になったのは男性アーティスト達の女装率の高さと言いますか、女性アーティスト達は民族衣装とかの仮装を楽しんでいたみたいだけど男性陣は口裏を合わせたかの様に女装してるもんだから仮装パーティーの集合写真と言うよりは某番地のママさんの集合写真にも見える(!)

一般的に仮装パーティーにて男性が女装するのはウケるからと言うのが定説ですがこと芸術家達のパーティーに関しては純粋なる変身願望の匂いを嗅ぎ取ってしまうと言いますか、今でこそ女装タレントが幅を利かせ渋谷区を中心に性的マイノリティの人達の権利を認めようとする動きが活発化してますが30~40年前はまだその様な考えが許されない風潮が強かったし、唯一仮装パーティーだけが己の「女性」性を解放出来る「場」だったのではないのだろうか?

実際、女性に熱く支持されるロマンティックな世界を提示した男性アーティスト達は女性以上に女性的な美に憧れ、理解する心を持っていた人もいたしね(本で読む限りは金子氏もルネ氏も普段から女言葉で話していたみたいだし、ルネ氏の仮装は自身が描いた着物の少女とほぼ同じだったのを考えるとやっぱりそうだったのかなぁって感じ)

あ~あ、やっぱし上記の事も考えると私の中ではハロウィンはサブカルの域を出なさそうだな…(別に少数派の人達を差別している訳ではありません。不快に感じたら謝ります、御免なさい)
コメント
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