風に乗って♪

自然観察が趣味の主婦です。おもしろそうな事は何でもやってみたくて、好奇心のおもむくまま暮らしています。

ネズミモチ酒

2019年11月29日 | 作ってみた
今年も、ネズミモチの実が色付く季節になりました。
また冬がきますね(^^)

11月の初めに見に行ったときは、実はまだほんのり色づくくらいでした。


日当たりがいい所では、こんなに紫色になっていました。
トウネズミモチ(唐鼠黐)は、モクセイ科の常緑高木です。
果実は女貞子(じょていし)という生薬で、強壮作用があるそうです。


11月の半ばに、また見に行ってみたら、熟してきた果実の色が濃くなっていました。
これから年明けの2月頃まで、いろんな野鳥がこの実を食べてにやってきます。


ネズミモチの実を初めて見たとき、まず「食べられるか?」を検索したのですが(笑)
果実酒にすると、その効用が凄いとのこと!
「中を補い、五臓を案じ、精神を養い、百病を除く。
久しく服用せば、過去やかに肥え、身を軽くして老いず」
「陰を強くし、腰、膝を健やかにし、白髪を変じ、目を明にする」
「不老長寿の薬」とか「若返りの妙薬」なのだそうです。

一度作ってみたくなって、実を探にいきました。
山の中をあちこち歩きまわったけど、ポツポツとしか収穫できなくて・・・
でもその後、住宅街でネズミモチの大規模な垣根を見つけました!
地主さんの許可も得て、実を大量に収穫することができました^m^


枝から実をしごき取って、3段の干しカゴで一ヶ月ほど天日に干します。


200グラムの実を、同量のグラニュー糖と共に、1.8ℓの焼酎に浸けるらしいのですが
量ったけど、実が多すぎて・・・分量は適当です^m^砂糖も入れませんでした。


まっくろ。


明日は節分ですね、なにかの節目になるでしょうか^^


半年ほどで飲めるようになるそうです。
半年後は8月、夏の盛りですね・・・
寒い冬には想像がつかないけど、その頃には半袖なんだろうなぁ(笑)


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それから色んな事があって・・・
すべては忘却の彼方へ。

先日、ネズミモチの実が色付いて来たのを見て、お酒の事をやっと思い出ました。
押入れの中から出してきた瓶には・・・


懐かしい、まるで昨日書いたような私の字(笑)


フタを開けてみると、真っ黒な液体の中の実が白くなっていていました。


8リットルのビンが2本。


ひと瓶ぶんだけ、実を濾して、ウイスキーの空ボトルに入れました。
ブラックニッカより、黒いです(笑)


毎日お猪口に1杯飲むと良いそうです。
母にちょっと飲んでみてと、グラスに注いで渡したら、「この量は、お猪口1杯じゃあないよ」と言うので
調べてみたら、お猪口1杯は15ccで、大さじ1杯ほどだそうです。


お湯で2倍に薄めて飲みました。

味は・・・苦くて、ちょっとスッとして、漢方薬っぽい味でした。
母は「だらにすけ」の味だと言いました。
だらにすけって、なに?(笑)

果実酒をつくるとき、目当ての実を探しに行くのが一番楽しいです。
その次に楽しいのが収穫で、漬けたあとは忘れてしまうことが多いのですが・・・
出来あがったお酒を飲むと、当時のことを思い出して懐かしい気持ちになります(^^)

今年はどうしようかなぁ(^^♪

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