去年の秋遅くに、庭の明日葉には大量のイモムシがいました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/78/09/ffc5dd20a0df62e53e9786bc7a3cf77d.jpg)
「キアゲハ母さん・・・何でこんなに遅くタマゴを産んだの?」
色んな事情はあるのでしょうが、10月になってから100匹近いキアゲハの幼虫が
明日葉の上で葉をかじっている状態になりました。
この時期に幼虫なら、この子たちはみんなサナギで越冬するでしょう。
部屋に保護したいけど数が多すぎます。
2021年10月8日の朝。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/46/02/3c50257dcb2b6ac275fafb5a25f71742.jpg)
それが、日を追うごとにどんどん幼虫の数が減っていきました。
最初はどこかでサナギになっているのかと思ったのですが
見るたびに、減り方が凄まじいのです。
鳥に食べられているのか?それともアシナガバチ?
あっという間に5匹にまで減ったので、飼育ケースに入れて部屋へ持ってきました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/46/2c/b2ddf3e36c467128a45a1049ae436df8.jpg)
10月14日、前蛹になり、みんなサナギになりました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0c/63/3469e8b3d7344f78a63618829ade9cc8.jpg)
*
キアゲハの他にも・・・
8月の終わりころ、車を運転中に
灼熱のアスファルトの上を歩いて横断している幼虫を見つけて
慌てて車を停めて拾ってきた「ピコピコさん」
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/76/ce/3583146fed91b5a7341681f413c8307d.jpg)
セスジスズメの幼虫もサナギになっていました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/79/54/e11f9995302c81f16326c86c48b7e056.jpg)
**
蛹化して2週間経ちました。
そそろろキアゲハのサナギを整理をしようと思い
飼育ケースのフタにくっ付いたサナギを見たら
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/31/19/df5713d6e65a85c0a8b3d3a1975c6f30.jpg)
5匹のうち2匹の色が変です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/23/02/43258866e6a51a299f20e1056cdf982b.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/33/5f/7e3b402b30d4ef355839653e41cbab6a.jpg)
もしかして・・ケースの中を確認したところ
寄生バエ「ブランコヤドリバエ」のサナギが転がっていました。
集めると6個もありました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/75/27/72217e0fc83f0843136e88aca959b73e.jpg)
何年か続けて蝶や蛾を育てていると、寄生生物と出会うことが何度もあり
このブランコヤドリバエは、常連さんになっています。
とりあえず、ハエのサナギは置いておいて
変色していない3匹の「サナギポケット」を作ります。
割りばしなどの枝にくっ付けるポケットよりも簡単に作れて
実際に羽化の際にも支障なく、蝶が無事に巣立ったサナギポケットです。
用意する材料はキッチンペーパーとマスキングテープだけ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7a/09/51a1cdbdaca099b646ceb9edd144f8e6.jpg)
キッチンペーパーを4等分に切って
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/42/36/368356163c2caaeb69da1f63ee3b161c.jpg)
それをまた半分に切り、二つ折りにして折り目を付けます。
サイズが合うように、この辺りは適当で大丈夫。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5e/3e/54fe5f13fcdbe89eb87427b0ffe16d2b.jpg)
サナギのお尻の毛(糸)を飼育ケースの壁面などから上手に剥がして
ペーパーにマスキングテープで貼り付けます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5f/38/004449a73d1b946317d2f3b568fb91c3.jpg)
その後はお包みみたいに巻いて、端をテープで止めたら出来上がり。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3b/09/8c4dee4af4010d7393519242012f6445.jpg)
羽化する季節(4月)までは、このようにコンパクトにまとめて管理できます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4f/f4/592f71057ad97120a40f0ca473ffbf63.jpg)
***
さて、寄生バエのサナギはどうしましょう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/46/4d/d72913757aab2394aaf5a050791d507a.jpg)
蝶が生まれると思って幼虫を育てても、思い通りにいかないこともあります。
それでも何度も寄生バエに出会うと、憎きハエめ!とは思えなくなってきて
同じ命だしね、それにハエより蝶が好きかといえば
ハエのずば抜けた飛行能力とか、知れば知れるほど興味深くて
同じくらいの好きさなので
蝶のサナギと一緒に春まで観察することにしました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/07/4e/233fd7b6ca466ece808a7f1c3af531fa.jpg)
アゲハの母と同じくらい、ハエの母も種の保存に命を懸けてタマゴを産んだのでしょう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/17/bc/b139a465466b100202a19d93e3415310.jpg)
セスジスズメのサナギも、一応土から掘り出して点検したけど
ハエが開けた穴なども無く、きれいな状態でした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4a/2b/d3249a68e532b1263bca679f5820aab3.jpg)
変色したキアゲハのサナギを割ってみると、中身が空っぽになっていました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6e/74/5c5cb926296a49410ab49cfd5a0273a1.jpg)
11月初旬から3月まで約4か月間、北向きの窓の外へケースを置いて管理しました。
時々霧吹きで水分補給をしたけど、これは飼育に必要なのかいまだに謎です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1f/8e/f2566d10025cae3d0630660c0eaf2975.jpg)
そして先日!ビックリする新たな動きがあったので
急遽、去年からのキアゲハたちの観察記録を思い出しながら書きました。
今月中には誰か羽化するのか、答えが出るでしょう(#^.^#)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/78/09/ffc5dd20a0df62e53e9786bc7a3cf77d.jpg)
「キアゲハ母さん・・・何でこんなに遅くタマゴを産んだの?」
色んな事情はあるのでしょうが、10月になってから100匹近いキアゲハの幼虫が
明日葉の上で葉をかじっている状態になりました。
この時期に幼虫なら、この子たちはみんなサナギで越冬するでしょう。
部屋に保護したいけど数が多すぎます。
2021年10月8日の朝。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/46/02/3c50257dcb2b6ac275fafb5a25f71742.jpg)
それが、日を追うごとにどんどん幼虫の数が減っていきました。
最初はどこかでサナギになっているのかと思ったのですが
見るたびに、減り方が凄まじいのです。
鳥に食べられているのか?それともアシナガバチ?
あっという間に5匹にまで減ったので、飼育ケースに入れて部屋へ持ってきました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/46/2c/b2ddf3e36c467128a45a1049ae436df8.jpg)
10月14日、前蛹になり、みんなサナギになりました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0c/63/3469e8b3d7344f78a63618829ade9cc8.jpg)
*
キアゲハの他にも・・・
8月の終わりころ、車を運転中に
灼熱のアスファルトの上を歩いて横断している幼虫を見つけて
慌てて車を停めて拾ってきた「ピコピコさん」
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/76/ce/3583146fed91b5a7341681f413c8307d.jpg)
セスジスズメの幼虫もサナギになっていました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/79/54/e11f9995302c81f16326c86c48b7e056.jpg)
**
蛹化して2週間経ちました。
そそろろキアゲハのサナギを整理をしようと思い
飼育ケースのフタにくっ付いたサナギを見たら
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/31/19/df5713d6e65a85c0a8b3d3a1975c6f30.jpg)
5匹のうち2匹の色が変です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/23/02/43258866e6a51a299f20e1056cdf982b.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/33/5f/7e3b402b30d4ef355839653e41cbab6a.jpg)
もしかして・・ケースの中を確認したところ
寄生バエ「ブランコヤドリバエ」のサナギが転がっていました。
集めると6個もありました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/75/27/72217e0fc83f0843136e88aca959b73e.jpg)
何年か続けて蝶や蛾を育てていると、寄生生物と出会うことが何度もあり
このブランコヤドリバエは、常連さんになっています。
とりあえず、ハエのサナギは置いておいて
変色していない3匹の「サナギポケット」を作ります。
割りばしなどの枝にくっ付けるポケットよりも簡単に作れて
実際に羽化の際にも支障なく、蝶が無事に巣立ったサナギポケットです。
用意する材料はキッチンペーパーとマスキングテープだけ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7a/09/51a1cdbdaca099b646ceb9edd144f8e6.jpg)
キッチンペーパーを4等分に切って
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/42/36/368356163c2caaeb69da1f63ee3b161c.jpg)
それをまた半分に切り、二つ折りにして折り目を付けます。
サイズが合うように、この辺りは適当で大丈夫。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5e/3e/54fe5f13fcdbe89eb87427b0ffe16d2b.jpg)
サナギのお尻の毛(糸)を飼育ケースの壁面などから上手に剥がして
ペーパーにマスキングテープで貼り付けます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5f/38/004449a73d1b946317d2f3b568fb91c3.jpg)
その後はお包みみたいに巻いて、端をテープで止めたら出来上がり。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3b/09/8c4dee4af4010d7393519242012f6445.jpg)
羽化する季節(4月)までは、このようにコンパクトにまとめて管理できます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4f/f4/592f71057ad97120a40f0ca473ffbf63.jpg)
***
さて、寄生バエのサナギはどうしましょう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/46/4d/d72913757aab2394aaf5a050791d507a.jpg)
蝶が生まれると思って幼虫を育てても、思い通りにいかないこともあります。
それでも何度も寄生バエに出会うと、憎きハエめ!とは思えなくなってきて
同じ命だしね、それにハエより蝶が好きかといえば
ハエのずば抜けた飛行能力とか、知れば知れるほど興味深くて
同じくらいの好きさなので
蝶のサナギと一緒に春まで観察することにしました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/07/4e/233fd7b6ca466ece808a7f1c3af531fa.jpg)
アゲハの母と同じくらい、ハエの母も種の保存に命を懸けてタマゴを産んだのでしょう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/17/bc/b139a465466b100202a19d93e3415310.jpg)
セスジスズメのサナギも、一応土から掘り出して点検したけど
ハエが開けた穴なども無く、きれいな状態でした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4a/2b/d3249a68e532b1263bca679f5820aab3.jpg)
変色したキアゲハのサナギを割ってみると、中身が空っぽになっていました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6e/74/5c5cb926296a49410ab49cfd5a0273a1.jpg)
11月初旬から3月まで約4か月間、北向きの窓の外へケースを置いて管理しました。
時々霧吹きで水分補給をしたけど、これは飼育に必要なのかいまだに謎です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1f/8e/f2566d10025cae3d0630660c0eaf2975.jpg)
そして先日!ビックリする新たな動きがあったので
急遽、去年からのキアゲハたちの観察記録を思い出しながら書きました。
今月中には誰か羽化するのか、答えが出るでしょう(#^.^#)