風に乗って♪

自然観察が趣味の主婦です。おもしろそうな事は何でもやってみたくて、好奇心のおもむくまま暮らしています。

ヤモリが卵から出てきました!

2019年09月02日 | いきものの観察や飼育
8月5日にヤモリの卵を発見して以来、毎朝霧吹きで水分補給をするのが日課になっていました。


今朝も散歩から帰ったあと、ドジョウに餌をあげてから、次はヤモさんの卵にシュッシュしようとして
水槽の棚の下に置いてあるケースのフタを開けよるのに、しゃがみ込んだら・・・
あれ?なんか黒いものがいる・・・あ~~!!ヤモリだ!


ヤモリの卵は孵化まで2ヶ月くらいかかるらしいのですが、産卵日が分らなくて、いつ孵化するのか
毎日楽しみに待っていたけど、前兆とかまったく無かったので、突然手品のように姿をあらわしたヤモリに驚いてしまいました(^^ゞ
そっとフタを開けてみたら、あれ?なんだか私の知ってるヤモリと色が違う気がします・・・なぜ?


理由はすぐに分りました!口にくわえた白いものをモグモグと食べています。今から脱皮が始まるようです!


ヤモリの脱皮はヘビなどと違い、スルッと脱ぐのではなく、少しずつ剥がしては食べていくやり方です。
写真では上手く撮れなかったので、途中で動画に切り替えて、脱皮の様子を見ていました。
前脚は両方とも済んでいて、これから右の後ろ足の皮を剥がす場面です。


すごい!すごい!ゴム手袋を裏返しで脱ぐみたい。


ねえ、それ食べないで私に頂戴(笑)


脱皮したあとは皮膚の色が違います。


足の脱皮3本で、約20分かかりました。
だんだん本体の皮が乾いて白く浮き上がって、コワイ姿になってきました。


体の大きさが分るように、隣りにつまようじを置いてみました。
つまようじの長さは6.5cmですが、ヤモリの尻尾をのばすと、体長は5cmくらいの感じです。


それに対して、卵は約1cmでした!


この中にどうやって入っていたんだろう?昆虫みたいに、孵化後に身体が伸びるのかな?不思議です。


まだ時間がかかりそうです。
朝ごはん前で、お腹が鳴りだしたので、いったん休憩して、ご飯を食べてからまた見に来ます^^

**********************************************

洗濯物も干して、1時間後に見にいったら、残りは尻尾だけになっていました。


更に1時間後、孵化から3時間で脱皮終了!私の知っている色のヤモリになりました\(^o^)/


しっぽの付け根が膨らんでいるとオスですが、まだ小さいから分らないですね。


ヤモリの指先は複雑な形状をしています。
カエルは吸盤で壁などに貼り付きますが、ヤモリは「乾燥接着」という複雑なシステムを使っているそうです。
自然の妙としか言いようがない、すごい仕組みです!興味がある方はぜひ、「ヤモリ 乾燥接着」で検索してみてください(^^♪


可愛い顔(#^.^#)
飼ってみたいけど、チビちゃんにあげる「生餌」を用意できそうにないので、夜になったら部屋の網戸の外へ放そうと思います。
卵発見から約1ヶ月間、観察と言っても、霧吹きしていただけですが(笑)よい体験をさせて貰いました。
自然界で生き延びて、また卵を産みに来てほしいです。
ヤモちゃん、ありがとう(^^)



コメント (19)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする